1.オフグリッド蓄電池の選択肢は「据付型」「ポータブル電源」「自作」の3つ
オフグリッドで使う蓄電池には、主に以下3つの選択肢があります。
- 据付型|業者に依頼して家に据え付けるタイプで、初期費用は高いが大容量
- ポータブル電源|設置工事がいらない買ってすぐ使えるタイプで、初期費用も安め
- 自作|部品を揃えて自分で組み立て。知識と時間がかかり事故のリスクもある
順番に詳しく見ていきましょう。最後には、3つのタイプの価格や容量なども比較していきます。
①据付型|業者に依頼して家に据え付ける、初期費用は高いが大容量

据付型は、専門業者に依頼して家の外壁や庭に固定する、家庭用蓄電池の定番スタイルです。容量は5kWh前後から17kWh程度まで幅広く、本体・工事費込みで少なくとも100万円はかかります。
大容量で家全体の電気をまかなえる反面、工事に日数がかかり、賃貸住宅では設置できないのがデメリットです。腰を据えて本格的なオフグリッド生活を目指す人向けの選択肢で、気軽に試すのには向きません。
②ポータブル電源|買ってすぐ使える、工事も不要

ポータブル電源は設置工事がいらない、届いたその日から使い始められる蓄電池です。賃貸住宅でも導入できます。
容量は数百Whの小型モデルから、5,000Whを超える大容量モデルまで幅広くそろっています。デフォルトで据付型ほどの大容量を持つ機種はほとんどありませんが、持ち運べる手軽さと、必要に応じて台数を増やせる柔軟さが魅力です。
また最近では、拡張バッテリーで柔軟に容量を増やせるタイプのポータブル電源も登場しています。当社Jackery(ジャクリ)の「Jackery ポータブル電源 5000 Plus」もそのひとつで、デフォルト5040Whの容量を拡張バッテリーで最大30240Whまで増やすことが可能です。
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③自作|部品を揃えて自分で組み立てる、知識と時間がかかり発火などのリスクもある

自作は、バッテリーやインバーターといった部品を個別に購入し、自分で配線して組み立てる方法です。うまく構成できれば、初期費用をもっとも抑えられる可能性があります。
一方で、電圧や電流の知識がないまま作業をすると、発火や感電のリスクが避けられません。また、バッテリーを30V以上にする場合や家庭内の配線につなぐ場合は、電気工事士の資格も必要です。費用を抑えられる可能性がある分、知識と時間、そして安全管理の負担がある選択肢といえます。
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④3タイプの価格・容量・手軽さを表で比較!
3タイプの蓄電池の違いを、価格・容量・手軽さの観点でまとめました。
| タイプ | 本体価格の目安 | 容量の目安 | 手軽さ |
| 据付型 | 150万〜250万円程度 | 5kWh〜17kWh程度 | 工事が必要で日数がかかる |
| ポータブル電源 | 数万円〜50万円程度 | 数百Wh〜5,000Wh超 | 届いたその日から使える |
| 自作 | 数万円〜 | 構成しだい | 知識と時間、資格が必要 |
はじめから住宅全体をまかないたいなら据付型、手軽に始めたいならポータブル電源がおすすめです。また、費用を抑えつつ自分で組み立てたい場合や、電気工事士の資格を持っているなら自作も選択肢に入ってきます。
2.オフグリッドに必要な蓄電池の容量の決め方とおすすめ
必要な蓄電池の容量は、次の3ステップで決められます。
- 使いたい家電の消費電力を洗い出す|1台ずつのワット数を確認する
- 「容量(Wh)×0.8÷消費電力(W)=稼働時間」で必要な容量を計算する|0.8は変換ロスを見込んだ係数
- 用途別のおすすめ容量目安を一覧でチェック!|キャンプから本格オフグリッドまで幅がある
順番に見ていきましょう。
①使いたい家電の消費電力を洗い出す

最初に、オフグリッドで使いたい家電の消費電力(W)を1台ずつ確認します。家電の背面や取扱説明書に消費電力(W)の表示があるので、個別にチェックしメモしていきましょう。
このあと「動かせる時間」を決める「容量(Wh)」について解説しますが、その前に「蓄電池の定格出力(W)が、使いたい家電の消費電力(W)を上回っている」という前提をクリアしなければいけません。「定格出力<消費電力」になると動かせない、または止まってしまうので必ず確認してください。
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②「容量(Wh)=消費電力(W)×稼働時間(h)÷0.8」で必要な容量を計算する

必要な蓄電池の容量目安は、次の計算式を使えばわかります。
蓄電池容量(Wh)=家電の消費電力(W)×稼働時間(h)÷0.8
0.8の数字は、蓄電池が直流の電気を交流に変換する際に発生するロスを見込んだ係数です。たとえば50Wの電気毛布を8時間使いたいなら、「50W×8h÷0.8=500Wh」が必要な容量の目安になります。
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③用途別のおすすめ容量目安を一覧でチェック!

用途別の蓄電池のおすすめ容量目安を一覧にまとめました。ただし、あくまで目安であり、実際の電気の使用状況によって必要な容量が変わる点にはご注意ください。
| 用途 | 容量の目安 |
| 冷蔵庫・照明・スマホなど最低限の消費をまかなう | 1,000〜2,000Wh |
| 調理家電なども含めた家電を複数・長時間使う | 2,000〜5,000Wh |
| 家の電気の大半をまかなう | 最低5,000Wh |
また、この目安は1人暮らしレベルの家電使用を想定しています。家族の人数が増えれば、それだけより多くの容量が必要です。具体的な容量は、前述の「蓄電池容量(Wh)=家電の消費電力(W)×稼働時間(h)÷0.8」の計算に当てはめて算出しましょう。
3.オフグリッド用の蓄電池には手軽で使いやすい「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源
オフグリッドの蓄電池は、工事も資格も不要で届いたその日から充電・使用を始められるポータブル電源がおすすめです。日本国内のポータブル電源市場で売上・販売台数No.1を誇るJackery(ジャクリ)から、用途に応じた3モデルをピックアップしました。
- Jackery ポータブル電源 2000 New|軽量で日常使いから持ち出し用途までこなす1台
- Jackery ポータブル電源 3600 Plus|複数の家電を長時間動かしたい人に
- Jackery ポータブル電源 5000 Plus|据置型蓄電池に迫る大容量で本格的なオフグリッドに
また、Jackery(ジャクリ)では専用の持ち運べるソーラーパネルもご用意しています。ポータブル電源とセットで購入すれば互換性の心配なく使えるので、ソーラーパネルの導入がお済みでなければそちらもチェックしてみてください。
3モデルをそれぞれ詳しく紹介するので、予算や想定する使い道にあった1台を見つけましょう。
①Jackery ポータブル電源 2000 New|軽量で日常使いから持ち出し用途までこなす1台

Jackery ポータブル電源 2000 Newは、容量2042Wh・定格出力2200Wを備えた持ち運びやすい中堅モデルです。本体重量は約17.9kgで、大人ならラクラク片手で持ち運びできるのがメリット。使いたい部屋に動かして、こまめに電気代を節約できます。キャンプなどのアウトドア用電源としても活躍するので、最初の1台として扱いやすい用途の広い1台です。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 2000 New |
| 容量 | 2,042Wh |
| 定格出力 | 2,200W (瞬間最大4,400W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間) ソーラーパネル充電:6時間(400W入力時) シガーソケット充電:24時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約5.6時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*3 USB-A*1(最大18W) USB-C*2(それぞれ最大100W、30W) DC出力*1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(15W-520W):約2-3日間 電子ケトル(850W):約2時間 炊飯器(330W):約5.5時間 IHコンロ(2300W):約45分間 |
| 充放電サイクル数 |
約4,000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 |
2,000Whクラスで業界最軽量・最小: 約335*264*292 mm (約17.9 kg) |
| UPS機能搭載 | 20ms以内 |
| 参考価格 | 209,800円(セール時は15万円以下になる場合あり) |
②Jackery ポータブル電源 3600 Plus|複数の家電を長時間動かしたい人に

Jackery ポータブル電源 3600 Plusは、3584Whの大容量を備えたハイスペックモデル。さらに別売りの拡張バッテリーで、容量を最大21,500Whまで増やせます。まずは使ってみて、将来的に必要に応じて容量を増やしていきたい…という方にピッタリです。
定格出力は3000Wで、電子レンジと炊飯器の同時使用など負荷の大きい使い方もOK。たとえば「キッチンのオフグリッドにチャレンジしたい」という方にピッタリです。唯一のネックはポータブル電源ながら重量35kgと重い点ですが、本体にキャスターと伸縮ハンドルを標準搭載しているので、持ち上げずに転がして移動できます。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 3600 Plus |
| 容量 | 3584Wh(単体で最大21.5kWhまで拡張可能) |
| 定格出力 | 3000W(瞬間最大6000W)(50hz/60hz両方対応) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:3時間 ソーラーパネル充電:6.5時間(800W入力時) シガーソケット充電:40時間 ハイブリッド充電(AC+ソーラー充電):最速1.8時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約7時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*5 USB-A*2(最大18W) USB-C*2(それぞれ最大100W) |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(570W):約4-5日間 冷蔵庫(15W-520W):冷蔵約6時間/保温約82時間 電子ケトル(850W):約3.6時間 炊飯器(330W):約7.5時間 |
| 充放電サイクル数 |
6,000回 ※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 約 375 * 317 * 229 mm(約35kg) |
| UPS機能搭載 | 10ms以内 |
| 参考価格 | 359,800円(セール時は25万円以下になる場合あり) |
③Jackery ポータブル電源 5000 Plus|据置型蓄電池に迫る大容量で本格的なオフグリッドに

Jackery ポータブル電源 5000 Plusは、容量5040Wh・定格出力6000Wの最上位モデルです。そのままでも据付型の蓄電池に負けない容量ですが、なんと拡張バッテリーで最大30,240Whまで容量を拡張できます。市場で販売されている一般的な据付型蓄電池の容量は「17kWh(17,000Wh)」程度までなので、もはやそれを余裕で超える1台にも変身します。
また、別売の分電盤キットを使えば、自宅の分電盤に接続して家全体のコンセントに電気を送ることも可能です。本格的なオフグリッド生活を目指す人は、まず本体のみでスモールスタートしてみて、次は拡張バッテリー、次は分電盤キット…とスケールアップしていくとよいでしょう。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源5000Plus |
| 容量 | 5,040Wh(最大30,240Whまで拡張可能) |
| 定格出力 | 6,000W (瞬間最大12,000W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:4.1時間 ソーラーパネル400W入力:約17.5時間 ソーラーパネル 1200W 入力:約5.5時間 ハイブリッド充電:1.4時間 PV高圧充電(最大4000W):約1.5時間 PV低圧充電(最大1200W):約5時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*4(最大20A) USB-A*2(最大18W) USB-C*2(最大100W) DC出力*1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(15W-520W):冷蔵約8時間/保温約110時間 電子ケトル(850W):約5時間 炊飯器(330W):約10時間 IHコンロ(2300W):約1.9時間 |
| 充放電サイクル数 |
4,000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 420*390*635mm(60kg) |
| UPS機能搭載 |
バックアップUPS機能:20ms以内 オンラインUPSモード:0ms対応 |
| 参考価格 | 799,000円(セール時は50万円以下になる場合あり) |
まとめ
オフグリッドの蓄電池には、大容量で本格的な「据付型」、手軽に導入できる「ポータブル電源」、費用を抑えられる代わりにリスクが高い「自作」の3つの選択肢があります。必要な容量は、使いたい家電の消費電力と稼働時間から計算してみましょう。
手軽にオフグリッドを始めたいなら、工事や資格の心配がないポータブル電源がおすすめです。日本国内のポータブル電源市場で7年連続年間売上No.1の実績を誇る「Jackery(ジャクリ)」の豊富なラインナップから、予算・用途に合った1台を選んでみましょう。