車中泊の収納アイデア11選!100均グッズの活用法や収納ボックスの選び方も解説

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車中泊を快適な時間にするには、車内の限られたスペースを活かす収納アイデアが重要です。車内に荷物が散乱したり、休憩スペースが狭かったりすれば、せっかくの車中泊の旅がストレスを感じる時間になりかねません。

 

本記事では、車中泊の収納アイデアを解説します。100均グッズの活用法や収納ボックスの選び方も掲載しているので、愛車にぴったりの収納アイデアが見つかるはずです。これから車中泊を始める方や、収納方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

目次
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1.車中泊を快適にする収納のアイデア11選

車中泊を快適にする収納のアイデア

車中泊を快適に楽しむには、限られたスペースを有効活用する収納アイデアが欠かせません。用途別に荷物を整理し、コンパクトなアイテムを選べば、車内が整頓されて探し物の時間が減ります。車中泊に役立つ収納アイデアは、以下のとおりです。

用途別に収納ボックスを整理する

収納ボックスは必需品や生活用品など、用途別に整理しておくのがおすすめです。使うシーンごとに荷物をまとめておけば、必要なものを一度に取り出せるため、出し入れがスムーズになり、探し物のストレスが減らせます。 

例えば、寝具ボックスにはシュラフ・マット・枕を入れ、調理ボックスにはバーナー・クッカー・食器類を入れておくと良いでしょう。用途別にボックスを分けておくと「夕食の準備をしたいから調理ボックスを出そう」と目的に合わせてスムーズに行動できます。

コンパクトなアイテムで統一する

車中泊で使うアイテムは、できるだけコンパクトなもので統一するのが重要です。収納ボックスや棚のサイズを統一すれば、狭い車内で荷物の収納と就寝スペースを両立でき、車内環境を無駄なく、より効率的に使えます。 

スタッキング(入れ子収納)できたり、折りたたみができたりするアイテムであれば、必要な場面以外ではコンパクトに収納できるのでおすすめです。

圧縮袋を活用する

車中泊の荷物をコンパクトにまとめるには、圧縮袋を活用しましょう。布団やウェア類など、かさばる荷物は車内スペースの圧迫につながります。圧縮袋を使えば、収納効率が上がり、手軽に車内スペースを確保できます。

特に、掃除機を使わずに手や足で簡単に空気を抜ける圧縮袋はおすすめです。衣類をコンパクトにまとめられ、車内がすっきり片付くでしょう。

布団・衣装用ケースを活用する

布団や衣類を収納するための「布団・衣装用ケース」を活用すれば、快適な車内空間を確保できます。ケースを利用せず、布団や衣類はそのまま車内に置いておくと、移動中に散乱したり、汚れたりする可能性があり、注意が必要です。

布団・衣装用ケースに入れておけば、使わない間はよりコンパクトにまとめられ、食事中に汚してしまうリスクも減らせます。車内外へ持ち運ぶ際もケースにまとめておけば、出入れがスムーズに行えるでしょう。

床下収納を作る

車中泊の快適性を高めるなら、床下を収納スペースとして活用するのが効果的です。限られた空間を無駄なく使え、荷物整理がしやすくなるでしょう。例えば、車種専用のベッドキットを導入すれば、床をフラットに保ちながら就寝スペースと収納スペースを両立できます。

床下収納を作れば、荷物を人目につかない場所にしまえて、車内を広く使えます。ただし、床が高くなった結果、天井が低くなり、荷物の出し入れが難しくなる点は注意が必要です。床下収納を作る際はメリットとデメリットのどちらも検討した上で導入しましょう。

ネット式天井収納を活用する

ネット式天井収納は、車内のアシストグリップやサイドバーに荷物収納用のネットを固定し、デッドスペースである天井空間を収納スペースに変える方法です。

ネット式天井収納を活用すれば、床スペースを広く使いながら、サンシェードや薄手のブランケットなどの比較的大きな物や軽量な物をすっきり収納できます。ただし、天井の高さが低い車では圧迫感が強くなり、快適性が損なわれるため、車高の確認が必須です。

ハンギングバーを取り付ける

ハンギングバーは、車中泊において物の吊り下げや収納に役立つアイテムです。突っ張り棒のような形状で、アシストグリップやコートフックに引っかけるだけで簡単に設置でき、車内空間の活用範囲が広がります。

例えば、シェラカップを吊るしたり、フックを取り付けて小物を整理したりできます。ハンギングバーを2本組み合わせれば、釣り竿やスキー板などの長尺物も載せられます。頻回に使うアイテムをすぐに使えるため、利便性と収納性を確保するのに役立つアイテムです。

車外にルーフラックを設置する

車中泊の荷物を効率的に積載したい場合は、車外にルーフラックを設置するのが効果的です。ルーフラックは金属製のフレーム状キャリアで、テントやクーラーボックスなどの大型な荷物を車外に固定し、安全に積載できます。

荷物の形状に合わせて自由に配置できるため、スペースを無駄なく使えて、アウトドアや長期旅行にも最適です。ただし、荷物が外に露出するため、雨対策や盗難防止の工夫が必要です。使用時はタイダウンベルトでしっかり固定しましょう。

車外にルーフボックスを設置する

車内の収納スペース不足を解決するには、車外にルーフボックスを設置するのが効果的です。ルーフボックスは車両の屋根に取り付ける大型収納ボックスで、車内に収まりきらないアウトドア用品や、使用頻度の低い衣類などを収納するのに向いています。

ルーフボックスはルーフラックと違って蓋が閉まるため、雨で濡らしたくない荷物を収納できる点で優れています。ただし、ルーフボックスを装着すると車両の全高が高くなるため、立体駐車場を利用する際は、高さ制限を忘れずに確認しましょう。

有孔ボードを取り付ける

車内に有孔ボードを取り付けて収納スペースを確保する方法があります。有孔ボードは、収納したいものに合わせて自由に配置を調整できるため、使い方や自分の好みに合わせてカスタマイズできる点で魅力です。

100均を利用すれば、有孔ボード用のフックや小物入れなど、DIYに必要なパーツが手軽に手に入ります。ただし、取り付け方によっては有孔ボードから落下する可能性があるため、固定方法の確認や耐荷重を守るなど、安全面への配慮が欠かせません。

テーブルになる収納ボックスを活用する

テーブルになる収納ボックスを活用すれば、車中泊の快適性を落とさず、荷物を減らせます。ハードタイプの収納ボックスは調理台や食事用のテーブルとしても使えるため、別途テーブルを積む必要がなくなり、車内スペースを有効に使えます。

テーブル兼用タイプの収納ボックスを選ぶ際は、安定性と耐荷重の確認が重要です。他にも、耐荷重に優れた収納ボックスなら、椅子や踏み台としても活用できます。

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2.車中泊で活躍する収納ボックスの選び方3選

愛車に合う収納ボックスを選べば、荷物整理がはかどり、車内スペースを最大限に活用できます。しかし、収納ボックスは様々なタイプがあり、選び方に悩む人が少なくありません。車中泊で活躍する収納ボックスの選び方は、以下のとおりです。

ラゲッジスペースのサイズに合っている

収納ボックスを導入する際は、ラゲッジスペースのサイズに合っているかを事前に確認しておきましょう。収納ボックスのサイズや設置場所を考えず購入すれば、車内の動線を塞いだり、動きの邪魔になったりする場合があります。

特に、ハードタイプや折りたたみできないコンテナの場合は、無駄なスペースが生じやすいでしょう。購入前に車内の寸法を測り、収納量と設置場所をイメージして選べば、車内スペースを有効に使え、快適な車中泊につながります。

未使用時にコンパクトに折りたためる

車中泊では、未使用時に折りたためる収納ボックスがおすすめです。使わないときは折りたたんでコンパクトにできるため、車内スペースを有効に活用できます。ボックス内の中身をしっかり守りつつ、使わないときは小さく収納できる点が魅力です。

ただし、折りたたみ式の収納ボックスは、ハードコンテナほどの強度はなく、ソフトコンテナよりも重くてかさばります。軽さや強度など、どちらかの機能を重視する人には向きません。自分の使い方に合ったタイプを選ぶのが重要です。

スタッキングできる

収納ボックスは、スタッキング(入れ子収納)できるタイプを選ぶのがおすすめです。複数のボックスを安定して重ねられる設計なら、車内の縦空間を効率よく使えます。

他にも、同じデザインの収納ボックスで統一すれば、見た目が整理され、重ねた上部をテーブルや椅子としても活用できます。

3.100均グッズでできる車中泊の収納アイデア3選

100均グッズでできる車中泊の収納アイデア

予算をかけずに車内収納を工夫したいなら、100均グッズの活用がおすすめです。100均のアイテムであれば、低コストで収納グッズを揃えられ、手軽に車内環境を整えられます。

身近な100均グッズを活用してできる車中泊向け収納アイデアを紹介します。予算を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。

コンテナを積み重ねる

100均で手に入る小型コンテナボックスを積み重ねて使えば、限られた車内スペースを有効に活用できます。他にも、側面の留め具で蓋をロックできるバックル付きコンテナは、重ねても崩れにくく、食品や衣類の整理に最適です。

100均のコンテナを利用すれば、費用を抑えて、手頃な価格で必要な数を揃えられます。汚れたり、壊れたりしても、気軽に買い替えられるコスパの高さも魅力です。

デザインボードで壁面収納を作る

100均グッズを使って車内の壁面収納をDIYすれば、低コストで車内をすっきり整理し、快適な空間がつくれます。ダイソーやセリアにはデザインボードの他にも、専用フックが豊富に揃っており、上手く活用すれば小物もすっきり収納できます。

ただし、取り付け方によってはボードが落下する可能性があるため、設置時の強度や固定方法に十分注意してください。

突っ張り棒で天井収納を作る

100均の突っ張り棒を使えば、車内に天井収納スペースをDIYできます。両側の壁面に2本の突っ張り棒を平行に設置し、その上にネットを渡すだけで簡易的な棚が完成します。衣類やタオルなど軽い荷物を収納でき、床を広く使える点が魅力です。

ネットのたるみが気になる場合はマグネットフックで補強すると安定します。ただし、設置面が弱いと棒が外れるおそれがあるため、固定位置と強度を事前に確認しましょう。

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4.【DIY】車中泊を快適に!収納棚の作り方

車中泊を快適に楽しむには、収納棚をDIYするのがおすすめです。収納棚をDIYすれば荷物の量や使い方に合わせて自由に設計でき、限られた車内スペースを最大限活用できます。

収納棚をDIYする際には事前に収納予定の物品を想定し、寸法に合わせて棚の間隔を決めておきましょう。加工しやすい木材や、組み替えが簡単なイレクターパイプを使えば、サイズ調整がしやすく、無駄のない空間づくりが可能です。

5.車中泊の電気供給源「ポータブル電源」とは

車中泊の電気供給源「ポータブル電源」とは

長期間の車中泊旅において、車内に搭載している電源だけでは電力が足りなくなる恐れがあります。そんなとき頼りになるのが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、バッテリーに電気を貯めておき、コンセントのない場所でも電子機器を動かせる機器を指します。

車中泊でポータブル電源を常備するメリットは、以下のとおりです。

電気ケトルや電子レンジを使い、車内で火を使わずに加熱調理できる

ポータブル冷蔵庫を常備し、食材や飲み物を保存しておける

ポータブルエアコンやヒーターで車内の気温を快適に保てる

LEDランタンを点灯し、夜の暗闇を照らせる

スマホやPCをいつでも充電し、連絡や情報収集が行える

車内のバッテリーだけで家電を使い続けると、バッテリー上がりのリスクが高まります。バッテリー上がりになると、エンジンを始動できません。ポータブル電源なら車両バッテリーとは独立して稼働するため、いつでも安心して電気を使えます。

車中泊で使うポータブル電源は、創業から13年間で世界販売台数500万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。業界最大級の軽量コンパクト設計を誇るため、車内のラゲッジスペースや助手席の足元などに収納し、手軽に取り出せます。

急速充電に対応していることで、使いたいときにすぐ利用できる点も魅力です。自然放電を最小限に抑える技術により、満充電で保管すれば1年後にも約95%の電力を維持できます。高い安全性と耐久性を誇り、アウトドアや長期旅行の相棒として長く活躍するでしょう。

車中泊を快適にするポータブル電源特集はこちら

6.車中泊の収納アイデアに関するよくある質問

車中泊を楽しむには、車種に合った収納方法の工夫が欠かせません。例えば、ハイエースと軽自動車では車内スペースに差があるため、収納に必要なアイデアが異なります。車種別に限られたスペースを無駄なく使う収納アイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ハイエースの車中泊で役立つ収納のアイデアは?

ハイエースで役立つ収納のアイデアは以下のとおりです。

ベッドキット下にコンテナを収納し、就寝スペースと荷物置き場を両立する

天井ネットやラックで軽い荷物を収納し、インナーバーに衣類やタオルをかける

ハイエース専用のボックスやラックを使い、側面や座席下の空間を有効活用する

重い荷物は床に固定し、軽い物は上部ネットへ収納して安定性を保つ

ハイエースは広い空間が魅力ですが、油断すると荷物で散らかりやすい点には注意が必要です。車内スペースの上下・左右を上手にバランスよく使い分けて整理できれば、より快適で機能的な車中泊空間を実現できるでしょう。

軽自動車の車中泊で役立つ収納のアイデアは?

軽自動車で役立つ収納のアイデアは以下のとおりです。

助手席下やシート背面などの隙間を活かして、小物や日用品を整理する

突っ張り棒やハンギングネットを使って、天井付近に軽い荷物を収納する

リアハッチ裏やドアポケットにメッシュポーチを取り付け、小物を整理する

ルーフキャリアやヒッチキャリアで、テントや寝袋など軽い荷物を車外に積む

軽自動車は車内がコンパクトな分、限られた空間をどう使うかが重要です。座席下や背面などの隙間、頭上、車外のスペースをバランスよく使い分ければ、狭さを感じにくく、快適な車中泊空間が実現できます。

まとめ

車中泊を快適にするには、限られたスペースを有効活用する収納アイデアが欠かせません。本記事を参考に、愛車や旅行のスタイル、目的に合った収納方法を見つけ、快適でストレスのない車中泊を楽しんでください。

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