Jackeryポータブル電源の温度範囲は?極寒地から真夏まで安全に使う方法

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Jackeryポータブル電源を安全に長く使うためには、温度管理がポイントです。真夏の車内に放置したり、氷点下の環境で充電したりすると、バッテリーの劣化や故障につながることも…。
この記事では、Jackeryポータブル電源の動作・保管・充電温度の目安や保管のポイントを解説します。極寒地や猛暑日になる地域に住んでいる方はとくに、安全な使用のためにもしっかりチェックしておきましょう。

 

目次
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1.Jackeryポータブル電源の温度範囲|動作・保管・充電の適正温度

Jackeryポータブル電源には「動作温度」「保管温度」「充電温度」の3つの温度範囲が設定されています。この範囲内で使用・保管すれば、バッテリーを最良の状態に保つことが可能です。以下で詳しく見ていきましょう。

・動作温度は-10〜45℃前後

動作温度とは、ポータブル電源から家電などに電力を供給できる温度範囲のこと。Jackeryの主要モデルの動作温度は以下のとおりです。

モデル 動作温度
100 Plus -10℃〜40℃
240 New -10℃〜45℃
300 D -15℃〜45℃
500 New -20℃〜45℃
600 New -20℃〜45℃
1000 New -10℃〜45℃
1000 Plus -10℃〜45℃
1500 New -20℃〜45℃
1500 Ultra -15℃〜45℃
2000 New -10℃〜45℃
2000 Plus -10℃〜45℃
3000 New -15℃〜45℃
5000 Plus -15℃〜45℃

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したPlusシリーズやNewシリーズは、45℃まで使用できます(※100Plusのみ40℃まで)。500 New、600 New、1500 Newは-20℃から、3000 Newや1500 Ultraは-15℃からの動作にも対応しており、寒冷地での使用に強い設計です。

なお、表に掲載のない旧モデル(1000、1000 Proなど)は最高40℃までの対応となっているため、真夏の屋外使用には注意しましょう。

・保管温度は-20〜45℃前後

保管温度は、ポータブル電源を使用せずに置いておける温度範囲です。長期保管の場合は、保管期間によって推奨温度が異なります。

保管期間 推奨保管温度
1ヶ月以内 -20℃〜45℃
3ヶ月以内 0℃〜45℃
1年程度 0℃〜25℃

バッテリーの劣化を抑えるには16℃〜25℃程度の、いわゆる「室温」での保管が理想的。また、保管時は80%程度まで充電しておき、2〜3ヶ月に1回は残量をチェックしましょう。

・充電温度は0〜45℃前後

充電温度は、ポータブル電源に電力を補充できる温度範囲です。

モデルタイプ 充電温度
Newシリーズ・Plusシリーズ(リン酸鉄)※100 Plusを除く 0℃〜45℃
旧モデル(三元系)および100Plus 0℃〜40℃

全モデル共通で、0℃を下回る環境では充電できません。氷点下の屋外で使用した後は、室内に持ち込んで本体が温まってから充電しましょう。

2.温度が高い環境でJackeryを使用・保管するときの注意点

高温環境におけるJackeryポータブル電源使用イメージ

夏場やエアコンのない場所での使用時は、高温によるトラブルを防ぐためのポイントがあります。故障を防ぐためにも、しっかり確認しておきましょう。

・直射日光を避けて風通しの良い場所に置く

ポータブル電源は精密機器です。直射日光が当たると本体温度が急上昇し、バッテリーに負担がかかります。屋外で使用するときは、日陰やテントの中、タープの下など、直射日光を防げる場所に設置してください。

また、本体の吸排気口を塞がないことも大事です。ポータブル電源は内部の熱を逃がすためにファンが回ることがあります。壁や荷物で囲んでしまうと熱がこもりやすくなるため、周囲に10cm程度の空間を確保しましょう。

・車内は高温になるため長時間放置しない

真夏の閉め切った車内は、短時間で50℃以上に達します。ダッシュボード付近は70℃を超えることも珍しくありません。

高温によるトラブルが起きやすいため、Jackeryでは車内へのポータブル電源の放置は避けるよう推奨しています。移動中でエアコンが効いているときは問題ありませんが、駐車後は車内に置きっぱなしにせず、室内に持ち込んでください。

・40℃を超える環境では使用を控える

環境温度が動作温度の上限を超えると、温度保護機能が作動して充電や出力が停止します。とくに旧モデル(1000、1000 Proなど)は40℃までの対応のため、猛暑日の屋外使用には向きません。

Plusシリーズ・Newシリーズはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、45℃の高温環境でも動作するよう設計されています。真夏の屋外使用が多い方は、New・Plusシリーズを選ぶと安心です。

3.温度が低い環境でJackeryを使用・保管するときの注意点

寒冷地におけるJackeryポータブル電源使用イメージ

冬場の屋外やスキー場、雪山キャンプなど、寒冷地での使用時に知っておきたいポイントを紹介します。

・極寒地では出力性能が低下する可能性がある

リチウムイオン電池は低温環境で化学反応が鈍くなり、取り出せる電力が減少します。バッテリー内部の電解液が冷えて粘度が上がることで、イオンの移動速度が遅くなるためです。気温が下がるほど実際に使える容量が減る傾向があり、「思ったより早くバッテリーが減った」と感じることがあるかもしれません。

なお、ほとんどの機種が「-10℃」までの動作となっていますが、3000 Newは-15℃まで対応します。ただし、-15℃〜-10℃の環境ではAC出力が2000Wに制限されるため、極端な低温下では本来の性能を発揮しにくいと覚えておきましょう。

・0℃以下では充電できない

全モデル共通で、0℃を下回る環境では充電ができません。Jackeryのポータブル電源には温度保護機能が搭載されており、0℃以下では自動的に充電を停止する仕組みです。バッテリーを守るための機能なので、無理に充電しようとせず、本体が温まるのを待ちましょう。

なお、冬場のキャンプや車中泊で使用する場合は、出発前にフル充電しておくのが基本です。現地で追加充電したい場合は、日中の気温が上がる時間帯を狙うか、車内など暖かい場所で充電してください。

ちなみに、DGBELL社による研究によれば、低温環境では小さな電流を与えたほうが充電量が多くなることがわかっています。ソーラーパネルやシガーソケットなど、電流量が小さい充電方法も検討しましょう。

参考:DGBELL「リチウムイオン電池の低温試験」

・使用前に室温に戻してから充電する

氷点下の環境で使った後、すぐに充電するのはNGです。バッテリー内部が冷えたまま充電すると、前述の「リチウムデンドライト」が発生して電池セルにダメージを与える可能性があります。

目安として室内に持ち込んでから1〜2時間ほど置き、本体が室温に馴染んでから充電を開始してください。急いでいる場合でも、最低30分程度は待ってから充電することをおすすめします。ディスプレイの「温度計マーク」が消えているのを確認してから充電を始めましょう。

・断熱ケースや毛布で保温する

寒冷地での使用時は、ポータブル電源を断熱材で包んで保温すると効果的です。毛布やブランケットで覆うだけでも、本体温度の低下をある程度防げます。

ただし、使用中は内部で発熱するため、吸排気口を完全に塞いでしまうと熱がこもって逆効果です。ファンの音がする部分は開けておき、側面や底面を覆うようにしましょう。

4.Jackeryヒーティングキャリーバッグを使えば-40℃の極寒環境でもOK!

Jackeryヒーティングキャリーバッグ製品紹介イメージ

Jackeryでは、極寒地でもポータブル電源を使えるようにするヒーティングキャリーバッグを販売しています。対応機種と製品サイズは以下のとおりです。

サイズ 対応機種
Mサイズ 1000 Pro、1000 Plus、1000 New、2000 New
Lサイズ 3000 New

ヒーティングキャリーバッグは、高密度の「EPE素材」で外部の冷気を遮断し、30WのUSB給電式ヒーターで内部を温める仕組みです。-40℃の過酷な環境でも11時間以上の動作が、-20℃の環境なら60時間以上の連続使用が可能になります。

また、ファスナーを閉じた状態で使える防水・防塵仕様のため、雪山や雨天時のキャンプでも安心です。フロントカバーのみを開けばケースに入れたまま機器を接続できるので、取り出す手間もかかりません。

冬のキャンプや車中泊、雪山での撮影など、寒冷地でポータブル電源を頻繁に使う方は、ポータブル電源とセットで用意しておきましょう。

5.Jackeryの温度計マークが表示されたときの対処法

Jackeryポータブル電源のディスプレイに温度計マークが表示されたら、温度保護機能が作動した合図です。高温または低温が原因で入力や出力が停止している状態なので、以下の手順で対処しましょう。

・高温アラートの場合は電源を切って涼しい場所に置く

本体が熱くなりすぎて温度計マークが表示されたときは、まず接続している機器のプラグを抜いてください。その後、電源をオフにして日陰や室内など涼しい場所に移動させます。

直射日光が当たらない風通しの良い場所で、本体温度が下がるのを待ちましょう。扇風機の風を当てると冷却を早められます。結露防止のため、直接保冷剤などで冷やすことはしないでください。

・低温アラートの場合は温かい場所に移動する

低温が原因で温度計マークが出たときは、ポータブル電源を暖かい室内や車内に移動させます。直接ストーブやヒーターに近づけるのは避け、自然に温まるのを待ってください。

毛布やブランケットで覆うと保温効果が高まり、回復が早くなります。

・アラート解除後に再使用する

本体温度が正常範囲に戻ると、温度計マークが消えて通常どおり使えるようになります。ただし、温度保護機能が解除されるまでには1〜2時間程度かかることがあります。

マークが消えてもすぐに極端な温度環境では使用せず、少し様子を見てから本格的に稼働させましょう。

6.季節・シーン別のJackeryの使い方

季節・シーン別Jackeryポータブル電源活用方法

季節や使用シーンによっては、より高温・低温になりやすくバッテリーのトラブルを起こしてしまうリスクが上がります。以下の季節・シーンに応じた温度管理のポイントを確認し、安全にポータブル電源を使いましょう。

●夏のキャンプ:炎天下に置きっぱなしにせず、タープの下やテント内の日陰に設置する。日陰に置いて延長ケーブルで接続するのがベスト

●冬のキャンプ:夜間は気温が大きく下がるため、就寝時はテント内に入れて毛布や寝袋で覆っておく。ヒーティングキャリーバッグがあれば、氷点下の環境でも安定して使用可能

●車中泊(夏):駐車中の車内に放置せず、必ず持ち出すか日よけで車内温度の上昇を防ぐ。車内を離れる場合も窓を少しだけ開けておく

●車中泊(冬):エンジン停止後に車内が急速に冷えるため、本体を毛布で包むなどの対策がおすすめ

●自宅での保管・使用:窓際など直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くは避ける。リビングの棚や廊下の収納スペースなど、室温が安定していて風通しの良い場所が理想的

使用環境に合わせて置き場所や保温対策を工夫すれば、バッテリーへの負担を減らしてポータブル電源を長く使い続けられます。結果として寿命が長くなり「コスパ」も良くなるので、ポータブル電源に負担をかけない温度環境で使えるよう意識してみてください。

7.Jackeryの温度に関するよくある質問

Jackeryの温度に関するよくある質問と、その回答をまとめました。

・ソーラーパネルの使用可能温度は?

Jackeryのソーラーパネルは、以下のとおりポータブル電源本体よりも広い温度範囲で使用できます。

モデル 動作温度
SolarSaga Airシリーズ -20℃~65℃
SolarSaga 100 -20℃~65℃
SolarSaga 200 -20℃~65℃
SolarSaga 100 Light -40°C~85°C
SolarSaga 100 Prime -40℃〜85℃

SolarSaga 100 Light・Primeは-40℃〜85℃と非常に幅広い温度範囲に対応しており、過酷な環境での使用にも耐えることが可能です。

● 温度が原因で故障することはある?

動作温度の範囲外で長時間使用したり、極端な高温・低温環境で放置したりすると、バッテリーが劣化して故障につながる可能性があります。

とくに高温下での過充電や、低温下での強制充電はバッテリーへのダメージが大きいです。温度保護機能が作動したときは無理に使い続けないようにしましょう。

● 冬場にバッテリー残量が急に減るのはなぜ?

リチウムイオン電池は低温になると化学反応の効率が下がり、実際に使える電力が減少します。あくまで一時的な現象で、バッテリーが温まれば通常の容量に戻るため安心してください。

満充電にしていたはずなのに使い始めたら残量表示が減っていた場合は、本体を室温に戻してから再度確認してみましょう。残量表示が回復することがあります。

まとめ

Jackeryのリン酸鉄リチウムイオン電池を採用する「Plusシリーズ」や「Newシリーズ」は最高45℃まで対応しているため、夏場の屋外使用にも向いています。冬場の寒冷地で使う機会が多い方は、ヒーティングキャリーバッグを活用すると-40℃の環境でも安心です。

使用環境の温度に合わせた対策で、ポータブル電源を長く、安全に使いましょう。

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