1.冬に車のバッテリーが上がりやすいのはなぜ?

バッテリーがもっとも安定する温度はおよそ25℃前後とされています。冬になって気温が大幅に下がると、バッテリーにとってマイナスの条件が重なりバッテリー上がりが起きやすくなってしまうのです。
● 気温が下がるとバッテリー内部の反応が鈍くなり性能が落ちる
● エンジンオイルが硬くなり始動に必要な電力自体も増える
● 暖房やシートヒーターなど電力を使う装備も増える
詳しく見ていきましょう。
①気温が下がるとバッテリー内部の化学反応が鈍くなる
車のバッテリーは、内部の鉛と希硫酸が化学反応を起こして電気を蓄えたり放出したりしています。
この化学反応は温度の影響を強く受け、気温が下がるほど反応の速度が鈍くなる仕組みです。バッテリーにとっての適温「およそ25℃」から外気温が下がるほど、電気を取り出す力も充電される力も弱くなります。真冬の早朝など気温が大きく下がるタイミングは、とくに注意が必要です。
参考:JAF Mate Online「JAFにおまかせ!バッテリー上がりの防止法」
②エンジン始動時に必要な電力自体も増える
気温が下がるとエンジンオイルの粘度が高くなり、エンジン内部の抵抗が大きくなります。
この重くなったエンジンを回すために、エンジンをかけるセルモーターは夏場よりも大きな力を必要とします。つまり冬は「バッテリーの性能が落ちているにもかかわらず、始動に必要な電力はむしろ増える」という、二重に不利な状況なのです。
③暖房やシートヒーターなど電装品の使用量も増える
冬は暖房やシートヒーター、リアガラスの熱線など、電力を消費する電装品の使用が一気に増えます。
とくに渋滞中や信号待ちで停車している時間が長いと、電気の消費量が発電に追いつかなくなることも。夏場のエアコンと同様、冬の暖房もバッテリーへの負担になっている点を意識しましょう。
合わせて読みたい:ポータブル電源で車のバッテリー上がりを対策!操作方法やジャンプスターターとの違いまとめ
2.冬、車に何日乗らないとバッテリーが上がりやすくなる?

「冬に、車に乗らずどれくらい放置すると危険なのか」は、バッテリーの状態によって変わります。
● 新品バッテリー|2週間〜1ヶ月程度は大きな心配をしなくてよい
● 劣化・古いバッテリー|1週間程度の放置でも上がることがある
同じ乗らない期間でも、バッテリーの状態によってリスクが違います。それぞれ詳しく見ていきましょう。
新品バッテリーなら2週間〜1ヶ月程度が目安
新品に近い状態のバッテリーなら2週間から1ヶ月程度乗らなくても、すぐにバッテリーが上がってしまうことはめったにありません。
ただし、これはあくまで目安です。自然放電は気温が低いほど進みやすいので、冬に常に氷点下になるような寒冷地なら1週間程度でもリスクがあると考えておきましょう。
長期出張や旅行で車を動かさない予定があるなら、出発前に20~30分程度の走行充電や、もしくはバッテリー充電器による充電をしておくと安心です。
劣化・古いバッテリーは1週間程度でも危険な場合がある
すでに寿命が近づいているバッテリーは自然放電のスピードが速いです。さらに、劣化によってバッテリー容量そのものも減っています。わずか1週間程度車に乗らないだけでも、バッテリーが上がってしまうことがあるでしょう。
たとえば「最近セルの回りが弱い気がする」と感じているなら、冬の間だけでも走る頻度を上げて、バッテリーを走行充電する機会を増やすことをおすすめします。
合わせて読みたい記事:バッテリー上がりはジャンプスターターで解決!正しいつなぎ方と注意点まとめ
3.冬の車のバッテリー上がりを防ぐ対策

冬の車のバッテリー上がりを防ぐ対策の基本は、バッテリーに定期的に電気を戻してあげることです。
● 週1回30分程度、または2週間に1回1時間以上走行する
● エンジン始動時のセルの回り方で弱りをチェックする
● 長期間乗らない場合はマイナス端子を外しておく
● 交換目安(2〜3年)を過ぎているバッテリーは早めに点検する
4つの対策を、順番に見ていきます。
①週1回30分程度、または2週間に1回1時間以上走行する
車のバッテリーは、走行中にオルタネーターが発電した電気を蓄えて充電状態を保っています。
近所への買い物など短距離の運転ばかりでは、走っている時間が短すぎて十分に充電できません。最低でも週に1回30分程度、難しければ2週間に1回1時間程度のまとまった距離を走る習慣をつけましょう。
②エンジン始動時の音(セルの回り方)で弱りをチェックする
エンジンをかけるときの「キュルキュル」という音は、バッテリーの状態を知る手がかりになります。以下のような変化があれば、バッテリーが弱っているサインです。
● いつもより回転が弱々しい
● エンジンがかかるまでの、音が鳴っている時間が長くなった
日常的に「キュルキュル音」を意識して聞いておけば、突然のバッテリー上がりを事前に予防できます。
③長期間乗らない場合はマイナス端子を外しておく
数週間以上車に乗らない予定があるなら、バッテリーのマイナス端子を外しておくのもひとつの方法です。
車は停止中でもわずかに電力を使い続けています。マイナス端子を外しておけば、待機中の電力消費を最小限に抑えることが可能です。
ただし、マイナス端子を外すとナビやオーディオの設定がリセットされてしまう点に注意してください。
④交換目安(2〜3年)を過ぎているバッテリーは早めに点検する
車のバッテリーの寿命は、一般的に2〜3年程度が目安とされています。見かけ上は問題なさそうに見えても、2〜3年使ったバッテリーは内部の性能が低下しているケースが少なくありません。
冬を迎える前のタイミングで、カー用品店やディーラーでバッテリーの電圧をチェックしてもらい、必要であれば早めに交換しておきましょう。
関連記事:ポータブル電源で車のバッテリーを充電する方法!必要な道具と全手順を解説
4.Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で冬車中泊のバッテリー上がり対策に!

バッテリー上がりのリスクが高い冬に備えて、Jackery(ジャクリ)の「ポータブル電源」を用意しておきませんか。ポータブル電源とは、持ち運べる大容量のバッテリー(蓄電池)のこと。専用のケーブルでポータブル電源と車のバッテリーをつなげば、40〜60Ahバッテリーでは15〜20分、60〜100Ahバッテリーでは30〜40分で充電された後、自動車が起動できます。
また、ポータブル電源は下記ように、バッテリーの維持以外にもさまざまなシーンで活躍します。
● 家で停電が起きても照明や冷蔵庫、電気毛布などの家電を動かせる
● 雪道での立ち往生など、車を長時間動かせない状況でも電気毛布で暖を取れる
● キャンプ・車中泊などのアウトドアで暖房や調理家電が使える
なかでも、Jackery(ジャクリ)は日本国内のポータブル電源市場で7年連続年間売上・販売台数No.1を獲得しているブランド。マイナス10~20℃の環境でも使える設計で、冬にも安定して動作します。冬場のバッテリー上がりや突然の停電が不安な方は、1台用意しておくと安心です。
5.冬の車のバッテリーに関するよくある質問
冬の車のバッテリーについて、よくある質問と回答をまとめました。
①冬、アイドリングでも車のバッテリーを十分に充電できる?
充電はされますが、効率はよくありません。
アイドリング中はエンジンの回転数が低く、発電量も限られます。冬は暖房や電装品を使う分消費する電力も多いため、アイドリングだけでは追いつきません。バッテリーをしっかり回復させたいなら、実際に走る時間を作りましょう。
②冬は前兆もなく突然バッテリーが上がることもある?
アイドリングストップ車や充電制御車は、セルの回りが弱くなるといった分かりやすい前兆が出にくく、ある日突然バッテリーが上がる。バッテリーの状態を見ながら、充電のタイミングを細かく調整する仕組みを持っているためです。
年式が新しい車ほど油断しがちですが、冬場はとくに定期的な電圧チェックを習慣にしましょう。
③冬にバッテリーを温めると復活する?
確実に復活する方法とは言えません。
60℃程度のお湯をかけて冷えたバッテリーを温める応急処置が知られていますが、急な温度差でバッテリーケースが割れたり、内部が傷んだりするおそれがあります。試すとしても、温めた蒸しタオルや使い捨てカイロをバッテリーに当てるなどの方法がおすすめです。
関連記事:バイクのバッテリー上がりでやってはいけないことは?対処法・防ぐ対策
まとめ
冬にバッテリーが上がりやすいのは、気温の低下で化学反応が鈍くなるうえ、始動や暖房に必要な電力そのものが増えるためです。週1回程度の走行やこまめな点検を習慣にすれば、多くのトラブルは防げます。
長期間車に乗れない予定があるなら、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源で定期的に充電しておくと安心です。いつでもバッテリーを充電できる備えとして、1台用意しておきましょう。