車中泊におすすめのポータブル電源4選|必要性や使い道・選び方のポイントを紹介!

近年のアウトドアブームに伴い、レジャー目的でポータブル電源を購入する方も増えています。ポータブル電源はテント泊のキャンプだけでなく、車中泊のオートキャンプでも活躍するでしょう。オートキャンプなら車から電源が取れますが、ポータブル電源ならバッテリー上りを気にせず電化製品を使用できます。

この記事では、ポータブル電源のメリットや購入時の注意点、車中泊におすすめのポータブル電源をご紹介します。ポータブル電源を活用して、快適な車中泊を実現しましょう。

車中泊でポータブル電源は必要?使い道は?

蓄電池の一種であるポータブル電源は、災害時の非常用電源として注目を集めています。近年では使用用途が拡大し、アウトドアでの活用も一般的です。例えば、キャンプにポータブル電源を持っていけば、扇風機やヒーターが使えるためより快適に過ごすことができるでしょう。

ここではポータブル電源の概要からモバイルバッテリーとの違い、車中泊でのポータブル電源活用方法などをご紹介します。

①ポータブル電源とは?

ポータブル電源とは、持ち運ぶことが可能な大容量蓄電池です。従来の蓄電池は、産業用蓄電システムや車のバッテリーとしての用途が一般的でした。近年では、小型軽量で持ち運びのしやすいポータブル電源が登場し、災害時の非常用電源として注目を集めています。

一方で、アウトドアブームの高まりによって、ポータブル電源を緊急時以外に使用する動きも活発です。ポータブル電源の用途は拡大しており、有効活用することで日常の生活をより快適にできるでしょう。

②モバイルバッテリーとの違い

持ち運ぶことができる蓄電池というと、スマートフォン向けのモバイルバッテリーを想像される方も多いことでしょう。モバイルバッテリーは比較的小型軽量で、電力容量も少なめです。

出力の大きさと出力端子にも違いがあり、一般的なモバイルバッテリーにはUSB出力しかありませんが、ポータブル電源にはAC出力が搭載されています。出力ワット数についても、モバイルバッテリーは最大でも30W程度ですが、ポータブル電源は100Wから1,000Wを超えるものまで、用途に合わせて選択することが可能です。

モバイルバッテリーは主にスマートフォン向けに作られていますが、ポータブル電源はより幅広い電化製品に電力を供給することができます。

 

ポータブル電源

モバイルバッテリー

本体サイズ

大きい

小さい

重さ

重い

軽い

容量

大容量

小容量

出力電力

高出力

低出力

出力端子

AC出力、USB出力、シガーソケット

USB出力

③車中泊にポータブル電源を活用するメリット

ポータブル電源は比較的高出力なため、大きな電力を必要とする電化製品などに電力を供給することができます。さらに、ポータブル電源は充電することで繰り返し利用できる点もメリットといえるでしょう。充電方法は、一般的な家庭用コンセントからの充電に加え、車のシガーソケットや、製品によってはソーラー充電ができるものもあります。

出力の大きなポータブル電源であれば、さまざまな電化製品を使用することが可能です。オートキャンプなら車から電源を取ることもできますが、シガーソケットは出力が限られ、バッテリー上りに気を付けなければなりません。ポータブル電源であれば自由に電化製品が使用できるため、車中泊やキャンプがより豊かで快適なものとなることでしょう。

【ポータブル電源のメリット】
・大きな電力を必要とする電化製品などが使用できる
・さまざまな方法でポータブル電源を充電できる
・車中泊やキャンプがより豊かで快適なものになる

④車中泊でのポータブル電源の使い道

車中泊であれば車のエアコンやシガーソケットが使えるため、ポータブル電源は必要ないと思われるかもしれません。しかし、車のエアコンを長時間つけておくとバッテリー上りを引き起こす可能性があります。

シガーソケットは最大出力が120Wなため、使用できる電化製品が限られます。ポータブル電源を活用することで、より幅広い電化製品が使用できます。車中泊ポータブル電源・車中泊バッテリーの主な使い道をご紹介します。

車中泊でのポータブル電源の使い道

  • ・ライト
  • ・小型炊飯器
  • ・小型冷蔵庫
  • ・電気ポット
  • ・コーヒーメーカー
  • ・クッキングヒーター
  • ・小型扇風機
  • ・電気毛布
  • ・小型テレビ
  • ・ラジオ
  • ・パソコン
  • ・スマートフォン
  • ・携帯型ゲーム機
  • など

車中泊ポータブル電源を選ぶときの注意点

ポータブル電源は、多数の製品が販売されており性能もさまざまです。製品ごとにバッテリー容量や最大出力が異なるため、使用用途に合わせて最適なものを選択しましょう。車中泊電源を選ぶ際のポイントは下記のとおりです。

【ポータブル電源の選び方】
・認定マークのある安全性の高いものを選ぶ
・使用する電化製品に適した容量を選ぶ
・出力波形を確認する
・電源以外の便利な機能を確認する

一つずつご紹介します。

①防災安全協会推奨マークのある安全性の高いものを選ぶ

日本国内で販売されているポータブル電源には、安全性の指標となる認定マークが付与されている場合があります。品質が悪く安全性の低いものは、火災や感電につながりかねません。認定マークを確認し、安全性の高い製品を選びましょう。なかでも、防災製品等推奨品マークとPSEマークは安全性の目安となります。購入を検討している製品に、これらのマークが付与されているかを確認してみましょう。

・防災製品等推奨品マーク

一般社団法人防災安全協会による防災製品等推奨品マークを確認しましょう。防災製品等推奨品マークとは、災害時に役立つ防災製品に付与されるマークです。推奨を受ける際に製品の安全性や耐久性が審査されるため、推奨品マークを取得した製品は一定以上の品質が保証されます。

・PSEマーク

続いて、電気用品安全法に基づくPSEマークを確認してください。電気を動力とする製品は、品質に問題があったり使い方を誤ったりすると感電や火災の原因となるため、電気用品として区別し電気用品安全法による規制の対象となります。経済産業省によって指定された対象製品は、PSEマークを取得しないと製造・輸入・販売ができません。

例えば、ACアダプターが付属する製品やモバイルバッテリーを販売するにはPSEマークの取得が必須となっています。一方で、AC出力を持つポータブル電源は厳密には蓄電池に該当しないため、規制の対象外です。経済産業省のFAQには下記のとおり明記されています。

モバイルバッテリーに関するFAQ

Q.4 交流100Vも出力できる、いわゆるポータブル電源の扱いは?

A.4 蓄電池の出力は原理上直流に限られており、交流が出力できるポータブル電源は蓄電池に該当しないため、モバイルバッテリーとして扱わず、非対象。

実際に、ポータブル電源製品でも充電にACアダプターを必要とせずに使い勝手の良い上位モデルにはPSEマークがありません。電化製品でも規制の対象でない製品もあるため、確認する際は十分注意しましょう。

②使いたい家電によって容量を選ぶ

ポータブル電源は、250Wh程度から1,500Whを超えるものまで、さまざまなバッテリー容量のものが販売されています。使用用途に合わせて最適な容量の車中泊ポータブル電源を選択することが重要です。なお、電化製品の使用可能時間は下記の計算式で求めることができます。

【電化製品の使用可能時間の計算方法】

ポータブル電源の電気容量(Wh:ワットアワー)÷ 電化製品の消費電力(W:ワット)

車中泊で活躍する電化製品について、1,000Whのポータブル電源でどのくらい使えるのかを下記の表にまとめました。ポータブル電源を購入する際の参考にしてください。

電化製品

消費電力

使用可能時間・回数

スマートフォン

18W

約55回

パソコン

30W

約33回

小型テレビ

60W

約16時間

ライト

5W

約200時間

小型冷蔵庫

60W

約16時間

小型扇風機

20W

約50時間

電気毛布

55W

約18時間

1泊程度の車中泊や災害時の非常用であれば、1,000Wh程度のポータブル電源で十分でしょう。容量が大きくなれば使用可能時間や回数は増えますが、その分値段は高くサイズも大きくなるため、用途に合わせて最適な容量のものを選択することが大切です

③出力波形

ポータブル電源を購入する際は、出力波形も確認しましょう。出力波形とは、ポータブル電源に蓄えられた直流(DC)を交流(AC)に変換するためのインバーターから出力される電気の波形です。

出力波形には正弦波と矩形波の2種類があり、電化製品によって対応する波形が異なります。異なる波形で使用すると故障の原因となるため、使いたい電化製品の波形を必ず確認しましょう。なお、一般的な家電製品は正弦波を前提に設計されているため、正弦波のポータブル電源を購入しておくと安心です。

④電源以外の便利な機能

製品によっては、電源としての機能以外に便利な機能を持ったポータブル電源もあります。例えば、ソーラー充電機能を持ったポータブル電源であれば、車中泊で連泊する場合でも太陽光で充電できるため安心でしょう。さらに、ライト機能を備えたポータブル電源なら、車中泊に照明機器を別途持っていく必要がないため便利です。これらの機能は、アウトドアだけでなく災害時にも適しています。近年では、ポータブル電源は電源機能のほかに以下のような便利な機能が備わっています。

【その他便利機能】

  • ・ソーラー充電
  • ・カーチャージ機能
  • ・パススルー充電
  • ・ライト機能
  • ・スマホアプリによるリモート操作
  • ・防水機能
    など

車中泊におすすめのポータブル電源4選!

最後に、車中泊で電気毛布などを使用する際におすすめのポータブル電源をご紹介します。こちらで紹介するポータブル電源は、いずれもPSEマークを取得済みで高い安全性を実現しています。ポータブル電源の容量によって使用できる用途が変わってくるため、最適なポータブル電源を選択しましょう。

①100~500Whのポータブル電源

100~500Whのポータブル電源は、コンパクトでお手頃な製品が多数販売されています。この容量のポータブル電源では、スマートフォンの充電を5~27回程度、電気毛布を2~9時間程度使用することが可能です。なるべくコストを抑えたい方、最低限のことができれば良い方は、このクラスのポータブル電源を選択すると良いでしょう。

・Jackery ポータブル電源 240

Jackery ポータブル電源 240」は240Wh(67,200mAh)の容量を持ち、スマートフォンの充電を約14回、電気毛布を4時間程度使用することが可能です。家電製品が使用できるAC出力と、車載冷蔵庫などが使用可能なシガーソケットをそれぞれ1口ずつ備えています。

さらに、USB出力を2口備えており、合計4口を同時に使用することが可能です。正弦波インバーターを搭載しているため、さまざまな電化製品を安心安全に使用することができるでしょう。豊富な出力を備えながら重量は約3.1kgと軽量で、気軽に持ち運ぶことができます。

充電方法は、ACアダプターによる家庭用コンセントからの充電に加え、車のシガーソケットや、別売りのソーラーパネルを利用したソーラー充電も可能です。なお、本製品は防災製品等推奨品マークとPSEマークを取得しており、高い安全性を実現しています。

安全性に関する記載・マーク

あり(防災製品等推奨品マーク、PSEマーク)

バッテリー容量

241.9Wh(67,200mAh)

定格出力

200W

対応周波数

60Hz

出力形状

AC出力、シガーソケット、
USB-A(2口)

その他の機能

ソーラー充電

大きさ

230×133×167mm
(横×奥行×高さ)

重さ

3.1kg

「Jackery ポータブル電源 240」は、1泊程度の車中泊であれば十分な機能性を持つポータブル電源です。必要な機能を備えながら小型軽量でお値段も控え目なため、コストを抑えてポータブル電源を購入したい方におすすめです。

②600~900Whのポータブル電源

600~900Whのポータブル電源は、車中泊に必要十分な機能性を備えています。この容量のポータブル電源では、スマートフォンの充電を33~50回程度、電気毛布を10~16時間程度使用することが可能です。余裕をもって使用したい方は、このクラスのポータブル電源が適しています。

・Jackery ポータブル電源 708

Jackery ポータブル電源 708」は708Wh(191,400mAh)の容量を持ち、スマートフォンの充電は約40回、電気毛布は12時間程度使用することが可能です。出力端子は正弦波のAC出力を2口、シガーソケットを1口、USB-Aを2口、USB-Cを1口備えており、最大6台の機器に同時給電できます。

USB-C端子は最大60WのPower Deliveryに、USB-Aの1ポートはQuick Charge3.0に対応しているため、スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどを急速充電可能です。充電方法は3つあり、ACアダプターによる充電、車のシガーソケット、ソーラー充電から選択できます。防災製品等推奨品マークとPSEマークを取得しており、高い安全性を実現しています。

安全性に関する記載・マーク

あり(防災製品等推奨品マーク、PSEマーク)

バッテリー容量

708Wh(191,400mAh)

定格出力

500W

対応周波数

60Hz

出力形状

AC出力(2口)、
シガーソケット、
USB-A(2口)、
USB-C

その他の機能

ソーラー充電

大きさ

299.7×191.5×190.5mm
(横×奥行×高さ)

重さ

6.8kg

「Jackery ポータブル電源 708」は、2~3日の車中泊に対応可能な機能性を備えています。スマートフォンは約40回充電可能で、電気毛布は一晩以上使用できるため、余裕をもって車中泊したい方におすすめです。本製品は車中泊をより一層快適なものにしてくれるでしょう。

③1000Wh~のポータブル電源

1,000Wh以上の超大容量ポータブル電源は、値段は高価ですが機能性が高くほとんどの電化製品に電力を供給することが可能です。スマートフォンの充電であれば55回程度、電気毛布は18時間程度使用することができます。このクラスのポータブル電源は出力も高く、炊飯器やオーブントースター、ヒーターやクーラーなども使用できるため、車中泊だけでなく災害時にも活躍できます

・Jackery ポータブル電源 1500

Jackery ポータブル電源 1500」は1534.68Wh(426300mAh)の大容量を備えており、スマートフォンの充電は約85回、電気毛布は28時間程度使用することができます。さらに、1800Wの定格出力に対応しているため、ファンヒーターやポータブルクーラーなど、多くの電力を必要とする電化製品を使用することも可能です。

出力端子は正弦波のAC出力を3口、シガーソケットを1口、USB-Aを2口、USB-Cを1口備えており、最大7台の機器に同時給電できます。USB-C端子は最大60WのPower Deliveryに、USB-Aの1ポートはQuick Charge3.0に対応しているため、スマートフォンなどを急速充電可能です。充電方法は、ACアダプターによる充電、車のシガーソケット、ソーラー充電から選択できます。防災製品等推奨品マークやPSEマークももちろん取得済みで、安全性も折り紙つきです。

安全性に関する記載・マーク

あり(防災製品等推奨品マーク、PSEマーク)

バッテリー容量

1,534.68Wh
(426,300mAh)

定格出力

1,800W

対応周波数

60Hz

出力形状

AC出力(3口)、
シガーソケット、
USB-A(2口)、
USB-C

その他の機能

ソーラー充電

大きさ

355×265×253mm
(横×奥行×高さ)

重さ

16kg

「Jackery ポータブル電源 1500」は、3~6日の車中泊に余裕をもって対応可能な性能を備えています。定格出力も大きいため、さまざまな電化製品が使用可能です。ヒーターやクーラー、電子レンジや炊飯器なども使用できるため、車内泊がより豊かで快適なものとなるでしょう。レジャーだけでなく防災用としても活用できるため、コストはかかりますが幅広い用途でポータブル電源を使用したい方にはおすすめです。

まとめ

ポータブル電源についてご紹介しました。今までポータブル電源は、災害時の非常用電源としての印象が強いものでした。しかし、アウトドアブームの高まりによって、レジャーや車中泊でポータブル電源を活用する動きも活発になっています。バッテリー容量や出力電力に応じて、さまざまな製品が販売されていますが、使用用途に合わせて選択することが重要です。

例えば、1泊程度の車中泊には500Wh程度の製品が最適でしょう。1,000Whを超えるような大容量モデルなら、災害時も安心です。当記事でご紹介したおすすめ製品も参考に、用途に合った最適な一台を選択してください。

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