ポータブル電源で電動チェーンソーを動かす条件と選び方をわかりやすく解説

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ポータブル電源のコンセント口さえあれば、必ず電動チェーンソーが動くわけではありません。電動チェーンソーは消費電力が大きく、さらに起動時に定格の何倍もの電流が瞬間的に流れるため、出力が不足していると電源が落ちてしまいます。
目安として「定格出力2,000W以上・瞬間最大出力4,000W以上」のモデルなら、一般的な電動チェーンソーを動かせます。この記事では、選び方の3つのポイントと、実際に電動チェーンソーを動かすおすすめモデルを解説します。

目次
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1.電動チェーンソー用ポータブル電源の選び方

電動チェーンソーをポータブル電源で動かすには、「定格出力」「瞬間最大出力」「容量」の3点を順番に確認することが必要です。どれかひとつでも不足していると、動かない・途中で止まるトラブルが起きます。

  • 本体の銘板で消費電力を確認し、目安としてその1.5倍以上の定格出力を持つモデルを選ぶ。たとえば消費電力1,300Wのチェーンソーなら定格2,000W以上が目安
  • 起動時に定格消費電力の3倍程度の突入電流が一瞬流れるため、瞬間最大出力が突入電流を上回るかどうかを確認する
  • 連続して何時間作業するかをもとに必要な容量を逆算し、余裕のあるモデルを選ぶ

以下でそれぞれの確認方法をくわしく説明します。

①チェーンソーの銘板で消費電力を確認してから必要な定格出力を決める

AC式電動チェーンソーの消費電力は機種によって異なりますが、小型の軽作業向けで700〜900W、標準的な庭木・薪割り向けで1,000〜1,300W程度が一般的です。本体の銘板、つまり側面や底面に貼られたシールに「消費電力:1200W」などと記載されています。

チェーンソーの消費電力が、ポータブル電源のパワーを示す「定格出力」を超えると、過負荷保護の機能が作動して出力が止まってしまいます。余裕を持たせるために「消費電力の1.5倍以上」を目安に定格出力を選ぶとよいでしょう。

チェーンソーの消費電力 目安のポータブル電源の定格出力
〜900W 1,500W以上
1,000〜1,300W 2,000W以上
 1,300〜1,500W 2,500W以上

照明やほかの電動工具と同時に使う場合は合計の消費電力を計算して、定格出力の範囲に収まるか計算してみてください。

②起動時の突入電流に対応する瞬間最大出力も合わせて確認する

電動チェーンソーの起動時には、定格消費電力の最大3倍ほどの「突入電流」が一瞬流れます。

たとえば消費電力1,000Wのチェーンソーでは、起動時に最大3,000W相当の電流が瞬間的に流れる可能性があるのです。ポータブル電源の「瞬間最大出力」がこの突入電流を下回ると、起動した瞬間に電源が落ちます。

突入電流はスペックに記載がないことが多く、実際の数値の確認も難しいので、以下を目安にしてみてください。

  • 消費電力1,000W以下のチェーンソーには、瞬間最大出力3,000W以上のモデル
  • 消費電力1,500Wのチェーンソーには、瞬間最大出力4,500W以上のモデル

定格出力の条件を満たしていても瞬間最大出力が不足すると起動できないため、必ず両方を確認しましょう。

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③連続作業時間から必要な容量(Wh)を逆算して選ぶ

容量は「どれだけの電力を蓄えているか」を示す数値で、Wh(ワットアワー)という単位で表します。想定する連続作業時間から、必要なポータブル電源の容量の目安を計算しましょう。

  • 必要な容量(Wh)=消費電力(W)×作業時間(h)÷0.8

 たとえば消費電力1,200Wのチェーンソーを1時間使う場合は、次のように計算できます。

  • 1,200W×1h÷0.8=1,500Wh

ただし、記載されている容量は同じでも、実際の稼働時間はメーカー・機種により差が出る場合があります。Jackeryではポータブル電源の製品ページに、消費電力を入力すると稼働時間の目安を確認できるシミュレーターを用意しています。ポータブル電源選びにご活用ください。

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2.電動チェーンソーを動かせるポータブル電源3選

電動チェーンソーに必要な定格出力・瞬間最大出力の条件を満たしており、屋外作業に向いたJackeryのポータブル電源を3機種ピックアップしました。

全モデルが熱に強く長寿命の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しており、暑い夏の屋外作業でも安心して使えます。以下で各機種の詳細を解説するので、使い方に合った1台を選びましょう。

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①Jackery ポータブル電源 2000 New

(画像をクリックすると商品ページが直接開きます)

Jackery ポータブル電源 2000 Newは、定格出力2,200W・瞬間最大出力4,400Wで、消費電力1,000W以下の小型チェーンソーをしっかり動かせます。容量2,042Whで、1,000Wのチェーンソーを1.6時間ほど連続して使用可能。庭木の枝払いや薪の簡単な切り出し作業を1回こなすのに十分な容量です。

さらに、定番のクラシックカラーに加え、上品で洗練された新色の「サンドゴールド」と「パールホワイト」が新たに登場。アウトドアやお庭の雰囲気に合わせて、お好みのスタイルをお選びいただけます。

最速66分で80%の急速充電にも対応しているので、作業の合間の再充電もスピーディー。快適な作業をしっかりサポートします。

製品スペック詳細 Jackery ポータブル電源 2000 New
容量 2,042Wh
定格出力 2,200W(瞬間最大4,400W)
充電速度 ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間)
ソーラーパネル充電:6時間(400W入力時)
シガーソケット充電:24時間
Drive Charger 600Wによる走行充電:約5.6時間
出力ポート数 AC出力×3
USB-A×1(最大18W)
USB-C×2(それぞれ最大100W、30W)
DC出力×1:12V⎓10A
家電への稼働
時間目安(例)
ブロワー(400W-700W):約3.5時間
電気ドリル(150-300W):約8時間
ウッドチッパー(800-1800W):約2時間
スマホ(29W):約79回
電気ケトル(850W):約1.5時間
充放電サイクル数 6000回
※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持
サイズ&重量 約330×221×242 mm(約14.5 kg)

②Jackery ポータブル電源 3000 New

(画像をクリックすると商品ページが直接開きます)

Jackery ポータブル電源 3000 Newは、定格出力3,000W・瞬間最大出力6,000Wで、消費電力1,300W前後の標準的なチェーンソーを動かせつモデルです。容量も3,072Whと大きく、1,200Wのチェーンソーを2時間ほど使えます。両手でないと持ち上げられない27kgの重さがネックですが、専用のキャリーカートを使えば転がして移動可能。どこでも快適な作業が可能です。

製品スペック詳細 Jackery ポータブル電源3000New
容量 3,072Wh
定格出力 3,000W (瞬間最大6,000W)
充電速度 ACコンセント充電:2.5時間
ソーラーパネル充電:5.5時間(800W入力時)
シガーソケット充電:35時間40分
Drive Charger 600Wによる走行充電:約5.6時間
出力ポート数 AC出力×4(最大20A)、AC出力×1(最大30A)
USB-A×2(最大18W)
USB-C×2(それぞれ最大100W、30W)
DC出力×1:12V⎓10A
家電への稼働
時間目安(例)
ブロワー(400W-700W):約3.5時間
電気ドリル(150W-300W):約9時間
ウッドチッパー(800W-1800W):約3時間
電子レンジ(1160W):約2時間
ルームエアコン(900W):約2時間
電気毛布(55W):約30時間
スマホ(29W):約108回
充放電サイクル数 約4,000回
※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持
サイズ&重量 約416×325×305 mm (約27 kg)


③Jackery ポータブル電源 3600 Plus

Jackery 3600 Plus スマートディスプレイ搭載 バッテリー残量・入出力電力をリアルタイム表示

(画像をクリックすると商品ページが直接開きます)

Jackery ポータブル電源 3600 Plusは、容量3,584Whと非常に大きく、3モデルの中でもっとも長時間作業に向いたモデル。しかも、拡張バッテリーで最大21,500Whまで容量を増やせるのがポイントです。丸一日の作業もしっかりサポートします。

定格出力も3,000Wと大きいので、「チェーンソーと丸ノコ・照明を一緒に使いたい」などのニーズにも対応。消費電力3,000W以内に収まる組み合わせなら問題ありません。重さ35kgと比較的重いモデルですが、本体にキャスターと伸縮ハンドルが搭載されており、ひとりでも移動させやすい設計になっています。

製品スペック詳細 Jackery ポータブル電源 3600 Plus
容量 3584Wh(単体で最大21.5kWhまで拡張可能)
定格出力 3000W(瞬間最大6000W)(50hz/60hz両方対応)
充電速度 ACコンセント充電:3時間
ソーラーパネル充電:6.5時間(800W入力時)
シガーソケット充電:40時間
ハイブリッド充電(AC+ソーラー充電):最速1.8時間
出力ポート数 AC出力×5
USB-A×2(最大18W)
USB-C×2(それぞれ最大100W)
家電への稼働
時間目安(例)
電動ドリル(400W-800W):約5.8時間
草刈機(1100-2200W):約3.6時間
高圧洗浄ガン(1400W):約2.5時間
電子レンジ(960~1160W):約2.6時間
冷蔵庫(570Wh/24h):4~5日間
電気ケトル(850w):3.6時間
炊飯器(330W):7.5時間
スマホ(29W):約130回
電気バーベキューグリル(1600-1700W):1.8時間
エアコン(900W):約3.3時間
充放電サイクル数 6,000回
※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持
サイズ&重量 約 375 × 317 × 229 mm(約35kg)


3.ポータブル電源と電動チェーンソーに関するよくある質問

ポータブル電源と電動チェーンソーに関するよくある質問と、その回答をまとめました。

①バッテリー式チェーンソーの充電にもポータブル電源は使える?

バッテリー式チェーンソーの充電器は一般的に100〜200W程度の消費電力なので、ポータブル電源のUSBポートまたはAC出力から充電できます。山の中や電源のない場所での作業では、ポータブル電源をバッテリーの充電ステーションとして使いましょう。

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②丸ノコなど他の電動工具も同じ基準でポータブル電源を選べる?

丸ノコなど他の電動工具も、チェーンソーと同じように「定格出力」「瞬間最大出力」「容量」の3点を確認してポータブル電源を選びましょう。

ただし、工具によって消費電力や突入電流の大きさが違います。使いたい工具の銘板で消費電力を確認し、十分な定格出力・瞬間最大出力のあるポータブル電源を選んでください。

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③自作のポータブル電源で電動チェーンソーを動かしても大丈夫?

インターネット上には自作ポータブル電源の情報がありますが、電動チェーンソーへの使用は推奨できません。自作品は過負荷保護や短絡保護などの安全機能が市販品のように整っていないためです。突入電流が大きいチェーンソーを使うと、発熱・発火などのリスクがあります。

安全のため、第三者機関の安全認証も取得しているJackeryのような市販品を購入するのがおすすめです。

まとめ

電動チェーンソーをポータブル電源で動かすには、定格出力・瞬間最大出力の2点を確認してください。チェーンソーの消費電力を上回る定格出力がなければ止まってしまいます。

また、作業時間に見合った十分な容量があるかもポイントです。Jackeryのポータブル電源製品ページのシミュレーターでは、チェーンソーの消費電力を入力するだけで、機種ごとの稼働時間の目安が確認できます。作業量に合った1台を選びましょう。

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