鹿児島の停電情報と対策ガイド|過去の大規模停電事例から学ぶ備え方

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台風シーズンになるたびに、鹿児島では大規模な停電が繰り返されています。2020年以降だけでも、数千〜20万戸規模の停電が少なくとも4回発生。「どうせまた来る」と分かっていても、実際に停電すると対応に追われ、生活もおびやかされます。

この記事では過去の大規模停電事例や鹿児島で停電が起きやすい理由、今からできる備えをまとめました。しっかり確認して、次の停電に備えましょう。

目次
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1.鹿児島で起きた過去の大規模停電事例

冒頭で触れたように、鹿児島県内では2020年以降だけで数千戸以上の大規模停電が少なくとも4回発生しています。まずは鹿児島で過去に起きた主な停電事例を確認して、どの程度の停電リスクがあるのか見ていきましょう。

20209月台風10号による停電

202096日から7日にかけて、台風10号が大型で非常に強い勢力のまま九州の西側を通過しました。南西諸島から九州全域で記録的な暴風が吹き荒れ、飛来物や倒木による高圧線の断線が各地で相次ぎ、九州全体では最大約475,910戸が停電しました。

この台風は鹿児島の西側を通過したため比較的早期に停電が復旧しましたが、もし直撃コースを取っていれば被害の規模はさらに大きくなっていたでしょう。

参考:九州電力「台風10号に伴う停電復旧対応の振り返り」

20229月台風14号による停電

台風14号は2022918日夕方、鹿児島市付近に上陸しました。上陸時の中心気圧は935hPaと非常に低く、近年でも強い勢力の台風でした。屋久島で最大瞬間風速50.9メートルを観測し、九州地方全域で最大約35万戸が停電しています。 

台風はゆっくりと北上しながら九州を縦断したため、暴風域が長時間にわたって鹿児島にとどまり続けました。土砂崩れで作業車が入れない地域も出て、高圧配電線の完全復旧まで上陸から約3日かかっています。 

参考:気象庁「令和 4 年台風第 14 号による暴風、大雨等」

参考:経済産業省「令和4年台風第14号・15号の振り返り」

20238月台風6号による停電

台風6号は20238月、沖縄に2度接近しながら東シナ海をゆっくりと進み、89日に九州の西の海上を北上しました。鹿児島に直撃こそしなかったものの、種子島・屋久島地方で線状降水帯が発生し、730日から810日にかけての総雨量が九州南部の一部で1,000ミリを超えています。 

鹿児島県では約4,360戸が停電し、垂水市・錦江町・南大隅町では土砂崩れや浸水で作業車が侵入できない箇所が残りました。台風が直撃しなくても大雨・土砂崩れだけで停電が起きるのが鹿児島の特徴のひとつです。

参考:内閣府防災情報「令和5年台風第6号による被害状況等について」

20248月台風10号による停電

2024829日朝、台風10号が鹿児島県薩摩川内市付近に上陸。枕崎市で最大瞬間風速51.5メートルを観測するなど記録的な暴風となり、鹿児島市で約22,450戸、南さつま市で約12,330戸など、県全体では最大約20万戸超が停電しました。 

台風の移動速度が非常に遅く、鹿児島・宮崎・大分県で線状降水帯が発生するなど大雨の被害も重なっています。 

参考:日本経済新聞「台風10号、九州全域で停電広がる 鹿児島で20万戸超」

参考:MBC南日本放送「停電は県内30市町村の11万戸超 九電が復旧作業進めるも見込み立たず 台風10号影響 鹿児島県(30日午前6時)」

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2.鹿児島で停電が起きやすい原因

鹿児島は台風・大雨・地形・火山という複数の条件が重なることで、停電の発生頻度と復旧の長さが他の地域より大きくなっています。以下で停電が起きやすい原因を詳しく見ていきましょう。

台風による電線の断線が発生しやすい

鹿児島は台風の上陸・接近が特に多い地域です。2022年の台風14号は中心気圧935hPaで鹿児島市を直撃し、2000年以降の上陸台風の中でももっとも強い部類に入ります。暴風が電線や電柱を直撃すると広範囲で断線が起き、台風通過後は各地で一斉に点検・復旧作業が必要です。

加えて鹿児島は山間部や離島が多く、台風後の土砂崩れや道路損壊で作業車が侵入できない地域が毎回のように発生します。2022年・2024年の事例はともに高圧配電線の完全復旧まで多くの地域で3日前後、山間部や離島ではそれ以上かかっており、地形の条件が復旧の遅れに直結しています。

落雷や大雨による設備故障が起きやすい

鹿児島市の年間降水量は全国平均を大きく上回り、夏季は積乱雲が発達しやすい環境が続きます。落雷による変電所や電柱への直撃、大雨による地盤軟化で電柱が傾くなどの設備故障が起きやすい気候条件です。 

台風が直撃しない年も油断はできません。2023年の台風6号は鹿児島に上陸せず九州の西の海上を北上しましたが、種子島・屋久島地方で大雨となり、県内で約4,360戸が停電しました。台風の進路がズレても大雨だけで数万戸規模の停電が起きるのが、鹿児島の実情といえるでしょう。

桜島の火山灰が電力設備に影響する可能性がある

桜島は断続的に噴火活動を続けており、広範囲に火山灰が降灰します。火山灰は湿気を含むと導電性を帯び、電力設備の絶縁部品に付着すると放電を引き起こしかねません。

台風や大雨が重なると、降灰した状態で暴風雨にさらされる状況となり、設備被害が広がるリスクも出てきます。台風・大雨・火山灰という3つの要因が重なりやすいのは鹿児島ならではです。

3.鹿児島の停電に備えてやっておくべき対策

「停電してから考える」では遅いのが鹿児島の台風停電です。過去の事例では、台風上陸から数時間で数十万戸が停電し、そのまま数日間続くケースが繰り返されています。台風シーズン前の今が備えどきです。以下で対策を詳しく紹介します。

非常用電源を備えておく

懐中電灯や乾電池だけでは、冷暖房・調理家電を動かしたり、スマホを充電したりすることはできません。数日におよぶ停電を乗り切るには、電力をしっかり確保できる非常用電源が必要です。非常用電源には主に2種類あります。

ガソリン・ガス式の発電機:出力が大きく長時間の使用が可能。ただし排気ガスが出るため屋外専用で、室内・屋内駐車場では使えない。燃料の備蓄と定期的な交換も必要

バッテリー型のポータブル電源:室内で静かに使える。持ち運びも容易。燃料が不要で、ソーラーパネルと組み合わせれば停電中でも充電を続けられる 

マンションや住宅密集地では発電機の設置・騒音の問題があるため、ポータブル電源のほうが扱いやすいでしょう。


台風シーズン前に懐中電灯・電池・水を備蓄する

鹿児島の台風シーズンは6月から10月ごろです。台風接近の情報が出ると、スーパーやドラッグストアの棚から懐中電灯・電池・飲料水が一気になくなります。停電が長引いて「備えておけばよかった」と後悔しないよう、台風シーズン前に以下を確認しましょう。

懐中電灯・LEDランタン:11個を目安に。電池のストックも一緒に確保

乾電池・モバイルバッテリー:スマートフォンの充電を確保するために必須

飲料水:113リットルを目安に、最低3日分を備蓄

カセットコンロとガスボンベ:IHや電子レンジが使えなくなる場合の調理手段として

手回し充電ラジオ:停電中の情報収集の主力。スマホ回線が混雑する状況でも使える

毎年5月ごろのうちに電池の残量や賞味期限を見直す習慣をつけると、シーズン入りしても慌てずに済みます。

冷蔵庫の保冷剤の数や食品の保存方法を確認する

鹿児島の過去の停電事例では、復旧まで3日以上かかるケースが何度も発生しています。冷蔵庫・冷凍庫の食品を守るには、事前の準備が欠かせません。 

大きめの保冷剤を冷凍庫に常備しておく。停電時はドアを開ける回数を減らすほど食品が長持ちする

停電前に冷凍庫を最低温度に設定しておくと、内部温度が下がりやすくなる

常温保存できる缶詰・レトルト食品を最低3日分ストックしておく

「停電になる前」の一手間が、食材の廃棄を大きく減らします。

マンションでは断水リスクも想定して準備する

マンションや高層住宅は電動ポンプで水を屋上の貯水タンクへ汲み上げる仕組みが多く、停電が続くと断水になります。鹿児島の大規模停電では、停電と断水が同時に起きた地域も多いです。 

台風接近前に浴槽へ水を溜めておく。トイレの水洗など生活用水として活用できる

飲料水とは別に、大容量ペットボトルや給水タンクを備えておく

電動ポンプの停電時対応について、管理会社や管理組合に事前確認しておく

集合住宅では停電時の給水・排水の対応を把握しておくと、焦らずに動けるでしょう。

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4.鹿児島は停電リスク大!Jackeryポータブル電源があれば停電中も家電使用OK

鹿児島の台風シーズンは89月が中心です。停電が長引く間も気温30度超の真夏日が続くことが多く、エアコンはもちろん扇風機すら動かせない状況では、熱中症のリスクが一気に高まります。高齢の家族や乳幼児がいる世帯にとっては、停電そのものが命に関わる事態になりかねません。 

またこれまで見てきたとおり、山間部や離島では復旧まで1週間以上かかるケースも出ています。モバイルバッテリーや乾電池だけでは対応しきれない状況が、鹿児島では実際に繰り返されているのです。 

そこで大容量のポータブル電源があれば、停電中でも以下のように使えます。

扇風機やエアコンを動かして熱中症リスクを下げる

電子レンジやケトルを使って調理ができる

スマートフォン・ラジオを長時間充電し続けて連絡や避難情報取得の手段が途切れない

夜間の照明を確保して足元の安全を守れる

冷蔵庫を動かして食材を守れる

Jackeryのポータブル電源は長期保管時の自然放電率が低い設計で、フル充電の状態から1年間放置しても充電が510%ほどしか減りません。「いざ使おうとしたら電池が切れていた」というトラブルになりにくいのがポイントです。また、Jackery7年連続で日本国内の売上高・販売台数1位を記録している、実績ある安心のブランドです。 

ソーラーパネルとの接続にも対応しており、繰り返し充電すれば長期間の停電に対応できます。ポータブル電源があるかないかでは、安心感が段違いです。台風による停電が多い鹿児島の方こそ、ポータブル電源で対策しておきましょう。


5.鹿児島で停電が復旧しないときの対処法

停電が長引くほど、スマートフォンのバッテリーが減り、食料・水への不安も増していきます。実際に停電が起きてから慌てないよう、対処の手順をあらかじめ把握しておきましょう。

九州電力に復旧見込み時間を確認する

九州電力送配電のホームページでは、停電エリアと復旧見込み時刻をリアルタイムで確認可能です。スマートフォンのアプリ「九州停電情報提供アプリ」でも同様の情報を確認できます。プッシュ通知設定をオンにしておけば、復旧情報を自動で受け取れます。

復旧の見込みが大幅に延びる場合は、避難所や親戚宅への移動も考えましょう。

長期停電に備えて避難所情報を確認する

停電中はスマートフォンのバッテリーが貴重です。ふだんから家族で最寄りの避難所を確認しておくと、停電中でもスムーズに動けるでしょう。鹿児島市では「かごしま防災ポータル」からリアルタイムの避難所開設情報を確認できます。基本は在宅避難を続けながら、避難所で充電や情報収集をするのも選択肢のひとつです。

信号機停電時の交通ルールを守る

大規模停電時には信号機が停止するケースが出てきます。信号が止まってしまった交差点での交通ルールは以下のとおりです。 

状況

ルール

信号機が完全に消灯している

必ず一時停止して左右を確認してから通行

信号機が黄色点滅している

徐行して左右を確認して通行

信号機が赤色点滅している

必ず一時停止して左右を確認してから通行

 

信号が消えていても「一時停止義務がなくなる」わけではありません。徐行・一時停止を徹底してください。

6.鹿児島の停電に関するよくある質問

鹿児島の停電に関するよくある質問と回答をまとめました。

鹿児島の停電情報をリアルタイムで調べる方法は?

停電情報の確認方法は以下のとおりです。

九州電力送配電のホームページ:停電エリアと復旧見込みを地図とリストで確認できる

九州停電情報提供アプリ:スマートフォン向け公式アプリ。プッシュ通知で復旧情報を受け取れる

Yahoo!天気・災害の停電情報:鹿児島県の停電状況を地域別に確認できる

台風接近が予想される場合は、事前にアプリをインストールし、通知設定をオンにしておきましょう。

停電はどのくらいの期間で直りますか?

鹿児島の過去の事例をもとにした停電復旧までの目安は以下のとおりです。 

停電の規模・原因

復旧の目安

落雷・機器故障による局所的な停電

数時間〜半日程度

台風通過による広域停電

13日程度

土砂崩れなど侵入困難な地域の停電

1週間以上になる場合も

 

過去の鹿児島では、山間部・離島の一部で1週間以上かかったケースも出ています。「12日で直る」と決めつけず、数日分の備えを前提にして対策しましょう。

7.まとめ

鹿児島は2020年以降だけで4回の大規模停電が発生しており、復旧まで数日かかるケースが何度も発生しています。台風の直撃だけでなく、大雨・線状降水帯・土砂崩れが原因で大規模停電を引き起こすことも。台風シーズン前に懐中電灯・電池・水・食料の備蓄を確認しておきましょう。

鹿児島では「毎年台風が来る」「停電が数日続く」が繰り返されています。ガス・ガソリン式発電機と違い室内で静かに使えるポータブル電源は、マンションをはじめとする家庭用の停電対策におすすめです。今年こそ台風シーズン前に備えを見直し、Jackeryのポータブル電源を含む非常用電源の準備も進めておきましょう。

 

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