九州で地震が多いのはなぜ?過去の被害事例と今後の発生リスクを解説

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「九州は地震がやばい」とネットで見かけ、大地震が発生する可能性を不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
九州は複数のプレートと活断層帯が集中しており、これまでにも大きな地震が繰り返し発生してきた地域です。
本記事では九州で地震が多い理由や過去の被害事例、今後想定されている地震リスクと防災対策を解説します。
正しい知識を身につけ、できることから地震への備えを始めましょう。

目次
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1.九州で地震が多いのはなぜ?

九州で地震が多い理由には、日本列島特有のプレート構造や九州に集中する活断層の存在が関係しています。また、日向灘やトカラ列島周辺は、もともと地震活動が活発な海域です。

九州で地震が多い主な理由は、以下の3つです。

  • 九州周辺では複数のプレートが影響し合っている
  • 九州には活断層帯が数多く分布している
  • 日向灘やトカラ列島周辺では地震活動が活発になりやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

①九州周辺では複数のプレートが影響し合っている

九州で地震が多い理由の一つは、周辺で複数のプレートが接しているためです。九州の東側から南東沖にかけて南海トラフが伸びており、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下へ沈み込んでいます。

引用元:九州大学総合研究博物館

この沈み込みによって、プレート同士の境界にはひずみが少しずつ蓄積されます。ひずみが限界を超えると、プレートが跳ね上がるように動き、地震が発生する仕組みです。

九州はこのプレート境界に近い位置にあるため、日向灘周辺を中心に地震活動が起きやすい地域といえます。プレートの動きは今も続いており、今後も地震発生のリスクを抱えている点を押さえておきましょう。

②九州には活断層帯が数多く分布している

九州では、陸地に活断層帯が数多く分布しています。活断層とは、過去に繰り返しズレを起こし、今後も動く可能性がある断層です。

九州には布田川断層帯や日奈久断層帯など、規模の大きな活断層帯が複数確認されています。

引用元:地震調査研究推進本部 

これらの活断層がズレ動くと、震源が浅い内陸型地震が発生します。2016年の熊本地震は布田川断層帯の活動によって引き起こされ、震度7の揺れを2回観測しました。

内陸型地震は震源が浅いため、局地的に激しい揺れをもたらす特徴があります。九州に住む人は、自宅周辺の活断層やハザードマップを確認し、災害への備えを見直してみてください。

③日向灘やトカラ列島周辺では地震活動が活発になりやすい

日向灘やトカラ列島周辺は、九州のなかでも地震が多く発生する海域です。それぞれの海域で地震が多く発生する理由や特徴を、以下の表で確認してみましょう。

地域 地震が多い主な理由 特徴
日向灘 フィリピン海プレートが沈み込んでいるため 繰り返し地震が発生しており、南海トラフ地震との関連も注目されている
トカラ列島周辺 海底の地殻変動や火山活動の影響 群発地震が発生しやすく、数日から数週間にわたり揺れが続く場合がある

トカラ列島周辺では、海底の地殻変動や火山活動の影響により、「群発地震」がたびたび発生しています。群発地震とは、大きな本震があるわけではなく、同じような規模の地震が数日から数週間にわたって続く現象です。

ただし、地震が続いても必ず大地震の前触れとは限りません。過度に心配しすぎず、気象庁などが発表する正確な情報を確認しながら、日頃から防災対策を進めることが大切です。

参考:地震調査研究推進本部|トカラ列島近海の地震活動の評価


2.九州の主な地震一覧|過去の被害と特徴を解説

九州では過去に規模の大きい地震が繰り返し発生してきました。ここでは代表的な4つの地震を取り上げ、発生状況や被害の特徴を解説します。

  • 日向灘地震(2024年):南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表された地震
  • 熊本地震(2016年):震度7を2回観測し、九州最大級の被害をもたらした地震
  • 福岡県西方沖地震(2005年):福岡市や玄界島に被害が出た地震
  • 鹿児島県北西部地震(1997年):余震が長期間続いた地震

ここからは、それぞれの地震の特徴や被害について解説します。

①日向灘地震(2024年):南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表された地震

項目 内容
発生日時 2024年8月8日16時42分頃
最大震度 震度6弱(宮崎県日南市)
マグニチュード M7.1(速報値)
主な被害 津波注意報が愛媛県・高知県・大分県・宮崎県・鹿児島県東部・種子島や屋久島地方に発表された
特徴 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表された

2024年の日向灘地震は、震源の深さ約30kmと浅く、宮崎県沿岸を中心に強い揺れをもたらしました。この地震で注目されたのが、気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報です。

地震発生直後に「調査中」の情報が出され、専門家による検討を経て「巨大地震注意」が発表されました。

制度が始まって以来、初めて「巨大地震注意」が出されたケースで、南海トラフ巨大地震との関わりが注目されています。日向灘周辺では、今後も地震活動に注意していく必要があります。

参考:気象庁|令和6年8月8日16時43分頃の日向灘の地震について

②熊本地震(2016年):震度7を2回観測し、九州最大級の被害をもたらした地震

項目 内容
発生日時 ・前震:2016年4月14日21時26分・本震:4月16日1時25分
最大震度 震度7(益城町宮園、西原村小森)
マグニチュード ・前震6.5・本震7.3
主な被害 ・死者211名・負傷者約2,700名・住宅被害約21万棟
特徴 震度7の揺れを2回観測、余震も長期間頻発

熊本地震は、地面の下にある活断層がズレ動いたことで起きた内陸型地震です。前震と本震の2度にわたって震度7を観測した点が、この地震の特徴といえます。

通常の地震では本震のあとに余震が続きますが、熊本地震では前震から2日後により規模の大きい本震が発生しました。

被害額は熊本県と大分県を合わせて最大約4.6兆円にのぼり、水道の復旧までに3ヶ月ほどかかった地域もあります。九州でも、内陸型地震の危険性を改めて認識させた地震といえるでしょう。

参考:内閣府|2016年(平成28年)熊本地震

③福岡県西方沖地震(2005年):M7.0の揺れで福岡市や玄界島に大きな被害が発生

項目 内容
発生日時 2005年3月20日10時53分
最大震度 震度6弱(福岡市、前原市、佐賀県みやき町)
マグニチュード M7.0
主な被害 ・死者1名・負傷者1,204名・住家全壊144棟
特徴 福岡市西区の玄界島で住家被害が集中

福岡県西方沖地震は、福岡市の沖合を震源とし、街なかにも強い揺れが伝わった地震です。

震源に近かった玄界島や志賀島では、家屋が倒れたり崖が崩れたりする被害が目立ちました。

とくに玄界島は住家の被害が大きく、多くの島民がしばらく避難生活を送る事態となっています。

地震のあと津波注意報も出されましたが、実際の津波は観測されず、約1時間で解除されました。都市に近い海の近くで起きる地震の怖さを、あらためて感じさせる事例です。

参考:福岡管区気象台|福岡県西方沖の地震とは?

④鹿児島県北西部地震(1997年):余震が続き建物損壊やがけ崩れの被害が拡大

項目 内容
発生日時 1997年3月26日17時31分頃
最大震度 震度5強(阿久根市、川内市、宮之城町)
マグニチュード M6.2
主な被害 負傷者36名、建物被害約2,400棟
特徴 5月にもM6.1の地震が発生し、被害が拡大

鹿児島県北西部地震は、地表から浅いところで起きた内陸直下型地震です。

発生直後から余震が途切れず続き、道路が通れなくなったり崖が崩れたりする被害が各地で起きています。

さらに5月13日にはM6.1の地震があらためて発生し、けが人や住宅被害が積み重なっていきました。最終的な被害額は約88億円まで膨らんでいます。余震が長引くと、被害も少しずつ広がっていくことがよくわかる事例です。

参考:鹿児島大学 理学部|1997年鹿児島県北西部地震

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3.九州で大地震はいつ起こる?今後警戒が必要な地震を解説

九州では、今後30年以内に大きな地震が発生する可能性が高いと予測されています。ここでは、とくに注意しておきたい3つのポイントを見ていきましょう。

  • 日向灘でM7.1前後の地震が30年以内に発生する確率は70~80%とされている
  • 日向灘地震は南海トラフ巨大地震の引き金になりうるとして注視されている
  • 警固断層帯(福岡市直下)は政府が「Sランク」に指定する高リスク断層として指摘されている

以下でそれぞれ詳しく解説します。

①日向灘でM7.1前後の地震が30年以内に発生する確率は70~80%

日向灘では、「ひとまわり小さいプレート間地震」と呼ばれる地震の発生が想定されています。特徴を以下の表にまとめました。

項目 内容
想定される地震 日向灘の「ひとまわり小さいプレート間地震」
地震の規模 M7.1前後
30年以内の発生確率 70~80%
発生間隔の目安 平均20~27年に1回

この確率は、過去の発生記録をもとに統計的に計算されたもので、必ず期間内に起きると決まっているわけではありません。あくまで「起きやすさの目安」として捉えるとよいでしょう。

数字だけを見ると、将来の話に思えるかもしれません。普段から家具を固定したり、備蓄を用意したりしておけば、いざというときの安心につながります。

参考:地震調査研究推進本部|日向灘

②日向灘地震は南海トラフ巨大地震の引き金になりうるとして注視されている

日向灘で発生する地震は、南海トラフ巨大地震との関連性が注目されています。その理由や現在の見解を表にまとめました。

項目 内容
日向灘の位置 南海トラフの西端に位置する海域
地震が起こる仕組み フィリピン海プレートの沈み込みによって発生
注目される理由 地震活動が南海トラフ全体に影響を及ぼす可能性がある
実際の事例 2024年8月の日向灘地震で「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表
現時点での見解 日向灘の地震が必ず南海トラフ巨大地震につながるわけではない

日向灘は南海トラフと同じプレートの動きによって地震が発生するため、地震活動の変化が継続して注目されています。

ただし、日向灘で地震が発生したからといって、必ず南海トラフ巨大地震につながるわけではありません。正しい情報を確認しながら、日頃から地震への備えを進めてください。

参考:内閣府|令和6年8月8日に発生した日向灘を震源とする地震に伴う南海トラフ地震臨時情報の発表を踏まえた政府の対応等について

③警固断層帯(福岡市直下)は政府が「Sランク」に指定する高リスク断層

福岡市の地下には、政府が高リスクと位置づける警固(けご)断層帯があります。

引用元:福岡県防災ホームページ

警固断層帯は、福岡市の中心部を北西−南東方向に走る活断層帯です。政府の地震調査委員会は、活断層で発生する地震の30年以内の発生確率をランク分けしており、確率3%以上を「Sランク」としています。

福岡市という九州最大級の都市の直下を通っているため、地震が起きた場合はビルの倒壊や交通網の寸断など、都市ならではの被害が想定されます。

福岡市内や周辺に住んでいる人は、建物の耐震性を確認し、家族で避難ルートを共有しておきましょう。

参考:地震調査研究推進本部|長期評価結果一覧

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4.九州で地震が起きる前に備えておきたい防災対策

地震はいつ起こるか正確に予測できないため、日頃からの備えが欠かせません。特別な準備ではなく、日常生活のなかでできる対策を始めましょう。主な対策は以下のとおりです。

  • 地震で家具や家電が倒れないように固定しておく
  • 非常用持ち出し袋と3日分以上の備蓄品を準備する
  • 停電に備えてポータブル電源を準備する

ここでは、3つの対策を詳しく解説します。

①地震で家具や家電が倒れないように固定しておく

地震のときに、家のなかで心配なのは家具や家電の転倒です。揺れが強いと、固定していない棚やタンスは簡単に倒れます。

倒れた家具の下敷きになったり、割れたガラスでけがをしたりする例は、過去の地震でも数多く報告されてきました。具体的には、以下のような対策が効果的です。

  • 本棚やタンスは、L字金具や突っ張り棒で壁や天井に固定する
  • 食器棚には、扉が開かないようにストッパーを取り付ける
  • 窓ガラスや食器棚のガラス面には、飛散防止フィルムを貼る
  • 寝室には、背の高い家具をできるだけ置かない

とくに寝ている間は、揺れに気づいてから動くまでに時間がかかります。まずは就寝スペースの安全を確保しておくことが大切です。

②非常用持ち出し袋と3日分以上の備蓄品を準備する

避難時に何を持ち出せばよいか迷わないよう、非常用持ち出し袋は事前に用意しておきましょう。

災害の直後は物資の流通が止まり、支援物資が届くまで数日かかる場合があります。そのため、最低でも3日分、可能であれば1週間分の備蓄が推奨されています。

非常用持ち出し袋に準備するものは、以下のとおりです。

  • 飲料水(1人1日3リットルが目安)
  • 非常食(缶詰やレトルト食品など、火を使わず食べられるもの)
  • 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池
  • 常備薬、救急セット、衛生用品

家族に乳幼児や高齢者がいる場合は、ミルクやおむつ、介護用品といった個別の備えも忘れずに用意しましょう。家族構成に合わせて中身を見直しておくと、避難生活への備えにつながります。

③停電に備えてポータブル電源を準備する

地震のあとに続く停電への備えとして、ポータブル電源が役立ちます。ポータブル電源とは、大容量のバッテリーを内蔵した持ち運び可能な蓄電機器です。コンセントがない場所でも、家電製品を動かせる点が特徴です。

停電が起きたとき、ポータブル電源があれば以下のような場面で活用できます。

  • スマートフォンの充電で、家族との連絡や情報収集を続けられる
  • 照明器具をつなぎ、夜間でも部屋を明るく保てる
  • 小型の冷蔵庫を動かし、食料の傷みを防げる
  • エアコンや扇風機を使い、夏場の暑さによる体調不良を防げる

停電がいつまで続くかは、地震発生時には分かりません。電源を確保できるという安心感があれば、不安な状況でも慌てずに行動しやすくなります。

関連人気記事:防災対策は日ごろの備えから!家庭でできること10選


5.九州で地震に備えるならJackeryのポータブル電源がおすすめ!

地震の停電に備えて非常電源を選ぶなら、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。

Jackery(ジャクリ)は、日本国内のポータブル電源・ポータブルソーラーパネル市場で高い支持を集めるブランドです。2019年から2025年まで、売上高・販売台数ともに7年連続でNo.1を獲得しています。Jackeryの特徴は以下のとおりです。

  • 世界累計700万台以上の販売実績
  • 最大5年の無料保証や日本語サポートが充実
  • ソーラーパネルのエネルギー変換効率は最大25%と業界最高峰
  • 業界トップクラスの軽量とコンパクト

ソーラーパネルのエネルギー変換効率は最大25%と業界最高峰で、停電が長引いても太陽光で電力を確保し続けられます。工事不要でケーブルをつなぐだけの手軽さも魅力です。

九州で地震への備えを進めるなら、実績豊富なJackery(ジャクリ)のポータブル電源を準備しておきましょう。

まとめ

九州は複数のプレートや活断層帯の影響で、地震が起こりやすい地域です。熊本地震や福岡県西方沖地震など、過去にも規模の大きい被害が発生してきました。

また、日向灘や警固断層帯では、今後30年以内の地震発生リスクも指摘されています。家具の固定や3日分以上の備蓄品を用意し、停電への備えもあわせて進めてください。

Jackeryのポータブル電源を備えておけば、停電時でもスマートフォンや照明などに電力を供給できます。災害時の安心につながる防災アイテムとして、備えておきましょう。

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