1.冬の防災グッズは寒さ・感染症対策がポイント!

冬の災害時には、「寒さや体調不良にどう備えればいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。停電による冷え込みや感染症の流行など、冬ならではのリスクに対応することが冬の災害に備えるポイントです。
以下で冬の災害時の低体温症・凍傷の危険性や感染症対策のポイント、さらに地域ごとに必要な防災グッズの選び方をわかりやすく解説します。
①冬の災害時には低体温症・凍傷のリスクが高い
冬の災害では停電や断水によって暖房が使えず、体温がどんどん奪われていきます。とくに高齢者や子どもは体温調節が苦手なので、以下のリスクが高まりやすいです。
● 低体温症:体温が異常に下がってしまった状態
● 凍傷:皮膚に極度の低温にさらされることで凍結し、組織が損傷すること
長時間の寒さは命に関わるため、事前にしっかりと対策しておきましょう。室内でも窓や床から冷気が入り込みやすいので、冬の防災でカーテンやマットで冷気を遮断するなどの工夫をするのも寒さから体を守るポイントです。
②感染症対策も忘れずに
冬は空気が乾燥し、インフルエンザやノロウイルスといった感染症が流行しやすい季節です。また災害で暖房が使えなくなると体が冷えて免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
さらに避難所などでは人が密集するため、インフルエンザやノロウイルスの集団感染が起こる可能性も高いです。冬の防災でマスクや消毒液などの衛生用品を備えるとともに、咳エチケットや手洗いを徹底して感染拡大を防ぎましょう。
③地域性を意識して防災グッズを用意しよう
冬の防災対策は、住んでいる地域の気候や環境に合わせた準備が欠かせません。雪の多い地域ではスコップやスノーブーツ、寒冷地では保温性の高い衣類や携帯ストーブなどが役立ちます。
一方で温暖な地域でも、朝晩の冷え込みや停電時の寒さに備えて毛布や防寒着を用意しておくのがポイントです。地域の気候特性を踏まえた冬の防災グッズの備えが、非常時に家族の命を守る大きな力となります。
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2.冬の災害に備える基本の備蓄リスト・グッズ

冬の災害は停電や断水が長引くことも多く、普段以上の備えが必要です。特に寒い冬に以下の4種類の防災グッズを確保するのが命を守るポイントとなります。
● 水・食料
● 照明器具
● 日用品
● 非常用電源
以下でそれぞれ詳しく解説していくので、家族構成に合わせて準備していきましょう。
①水・食料の備蓄|最低3日分が目安
冬の災害時にもっとも備えておきたいのが、「水」と「食料」です。水と食料を備蓄する際のポイントは以下のとおりです。
● 飲料水は1人あたり1日3リットルが目安
● 最低3日分〜1週間分を備蓄する
● 温かく食べやすいレトルトや缶詰を用意する
冬は冷えた体を温められるスープやおかゆなど、温かい食事が取れるものを備蓄するのがおすすめです。ローリングストック(※)で日常的に消費・補充を行い、常に新鮮な食料を確保しましょう。
※ローリングストック:定期的に古いものを消費し、使った分を買い足すことで常に一定の備蓄量を維持する方法
②照明器具|懐中電灯・LEDランタンなど
冬の防災では、日照時間が短く、夜間を安心して過ごせる環境を整える必要があります。暗闇では転倒やケガの危険もあるため、冬の防災グッズとして以下のような照明器具を用意しておくと安心です。
● LEDランタン
● ヘッドライト
● 懐中電灯
● ろうそく
光量を調整できるLEDタイプは省エネで長持ちし、避難所や車中泊でも活躍します。ろうそくは転倒や火災の危険性があるため、安全を確認しながら取り扱うようにしてください。家族の人数分のライトを備えておくと、冬の災害時にも安心して過ごせます。
③日用品|簡易トイレ・ウェットティッシュなど
断水時はトイレや手洗いができなくなるため、衛生面の備えが大きなポイントとなります。とくに冬場は感染症のリスクも高まるため、以下のような防災グッズで衛生環境の悪化を防ぎましょう。
● 簡易トイレ
● ウェットティッシュ
● 除菌シート
● アルコールスプレー
● マスク
● ティッシュ
● トイレットペーパー
衛生用品を多めに備えておくと、ストレスや不快感が軽減され災害時の生活をより快適に保てます。女性の場合は、災害時に不足しやすい生理用品も用意しておくと安心です。
④非常用電源|ポータブル電源がおすすめ
冬の災害時に停電が発生すると、暖房器具による寒さ対策や調理家電による温かい料理が命を守る大きなポイントとなります。そんな時におすすめなのが、災害時など電気の使えない環境でも家電への電力供給ができる「ポータブル電源」です。
【冬の防災にポータブル電源がおすすめな理由】
● 電気毛布などの防寒家電が使える
● スマホやタブレットの充電ができるので連絡手段・最新の災害情報が途絶えない
● 電気ケトルやホットプレートを使って温かい料理が食べられる
・LEDライトを点灯させ、夜の灯りを確保できる
● ソーラーパネル対応モデルなら停電が長期化しても繰り返し充電して使える
冬の災害対策として揃えるポータブル電源は、創業から14年間で世界販売台数600万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品がおすすめです。
業界トップクラスの軽量コンパクトな「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源なら、避難が必要になったときでもサッと取り出して持ち運べます。電気ケトルでお湯を沸かして暖かい飲み物を飲んだり、ポータブルヒーターで暖をとったりと、災害時にも非常に心強いアイテムです。
3.冬の災害時の寒さ対策におすすめの防災グッズリスト

冬の停電や避難生活では、体温を保つための防寒対策が欠かせません。以下で冬の災害時の寒さ対策に備えておきたい防災グッズを紹介していくので、暖房が使えない状況でも寒さを凌ぐ準備を整えましょう。
①防寒着|ダウンジャケット・フリースなど
冬の災害時は室内でも急激に冷え込み、体温が下がりやすくなります。暖房が使えない状況では、以下のような防寒着で重ね着をしてしっかり保温するのがポイントです。
● ダウンジャケット
● フリース
● 防風パーカー
さらに発熱インナーやウインドブレーカーを重ねると、屋内外問わず快適に過ごせるのでおすすめです。また避難時の服装は、動きやすく着脱しやすいものを意識して選びましょう。
②防寒小物・保温アイテム|カイロ・手袋・厚手の靴下など
手足や首などの末端を温めると、全身の体感温度が上がるので冬の災害時の寒さを防ぐのに効果的です。冬の災害時の寒さを和らげるために、以下のような防寒グッズを備えておきましょう。
● カイロ
● 手袋
● 厚手の靴下
● ネックウォーマー
● ニット帽
● 耳あて
● マフラー
これらの冬の防災グッズは軽量で持ち運びやすく、避難所や車中泊でも快適さを保てます。家族の人数や使用シーンに合わせて複数セットを準備しておくと安心です。
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③防寒シート|アルミ保温シート・レジャーシートなど
暖房が使えない災害時には、冬の防災グッズとして体温を逃さないアルミ保温シート(エマージェンシーシート)が欠かせません。以下のようなタイプがあるので、用途に合わせて選びましょう。
● 身体全体を包むシングルタイプ
● 寝具の上から掛けられるブランケットタイプ
● 寝袋のように使えるバッグ型タイプ
● 断熱・保温効果が高い両面アルミタイプ
さらに、床冷えを防ぐには厚手のレジャーシートを下に敷くのがおすすめです。保温シートと併用することで冷気の侵入を防ぎ、避難所や車中泊でも暖かく過ごせます。
④寝具・就寝時用防寒アイテム|エアーマット・寝袋・ブランケットなど
就寝時は体温が下がりやすく、床冷えによる体調不良も起こりやすいです。冬の夜を安全に過ごすために、以下の寝具・防災グッズを備えておきましょう。
● エアーマット
● 寝袋(冬用)
● ブランケット
● 毛布
● 湯たんぽ
エアーマットや寝袋を重ねて使えば地面からの冷気を遮断し、保温効果を高められます。とくに避難所などでは暖房が十分でない場合も多く、断熱性の高いマットや寝袋が必須です。軽量・コンパクトに収納できるタイプなら、持ち運びも簡単で非常時にも使いやすいでしょう。
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4.冬の感染対策用の防災グッズリスト
冬の災害時は暖房不足や乾燥によって体調を崩しやすく、とくに避難所では感染症が広がるリスクも高まります。寒さ対策だけでなく、感染症対策もしっかりと行いましょう。
ここでは、冬の防災で備えておきたい感染症対策グッズを紹介します。家族の人数や持病に合わせて必要なものを用意しましょう。
①感染症予防グッズ|マスク・除菌シートなど
冬の災害時は避難所などで人との距離が近くなり、感染症のリスクが一気に高まります。冬の防災で以下のような感染予防グッズを用意して、感染症リスクを軽減していきましょう。
● 不織布マスク
● 除菌シート
● ティッシュ
● ペーパータオル
● 使い捨て手袋
マスクや除菌シートは、家族全員分を多めに備蓄しておくと安心です。とくにマスクはサイズや形状を家族に合わせて選ぶと、長時間の着用でも快適に過ごせます。
②衛生・消毒用品|手指消毒液・除菌スプレーなど
断水時には手洗いができず、衛生状態が悪化しやすくなります。とくに避難所では多くの人が集まるため、感染拡大を防ぐ冬の防災グッズとして以下のような衛生・消毒用品を常備しておきましょう。
● 手指用アルコール消毒液
● 除菌スプレー
● ペーパータオル
● ゴミ袋
衛生用品は、まとめて防災バッグに入れておくと便利です。使用期限を定期的に確認し、古いものは新しいものに入れ替えておくと非常時にも安心して使えます。
③医薬品・常備薬|風邪薬・胃薬・解熱鎮痛薬など
冬の避難生活では寒さやストレス、食生活の変化から体調を崩す人が多くなります。とくに高齢者や子どもは免疫力が下がりやすいため、冬の防災グッズには以下のような医薬品を事前に準備しておきましょう。
● 風邪薬
● 胃薬
● 解熱鎮痛薬
● 絆創膏
● 包帯
● 消毒液
持病のある方は処方薬を多めに用意し、服用スケジュールをメモしておくと安心です。家族ごとに必要な薬をリスト化しておくと、いざというときに慌てず対応できます。薬は防災バッグにまとめ、定期的に使用期限を確認して入れ替えておきましょう。
5.北海道など雪の多い地域の冬の防災グッズ

北海道や東北などの雪国では、冬の災害時に「雪」への備えがポイントになります。ここでは、除雪や防寒など雪国ならではの冬の防災グッズを紹介します。雪害に強い備えを整え、厳しい冬を安全に乗り越えましょう。
①除雪グッズ|雪かき用スコップ・スノーブラシなど
雪の多い地域では、大雪によって家の出入り口や車が雪で覆われて外出や救援が困難になる場合があります。安全な生活を維持するためにも、冬の防災で以下のような除雪グッズを備えておきましょう。
● 雪かき用スコップ
● スノーブラシ
● 解氷スプレー
● スノーダンプ
除雪グッズは、軽量で耐久性のあるものを選ぶのがコツです。屋根やベランダの雪下ろし用具も用意しておくと、積雪時のトラブルを最小限に抑えられます。
②雪道用グッズ|雪用長靴・雪用チェーンなど
雪や氷で滑りやすくなる冬道では、安全に移動するための雪道グッズが欠かせません。外出時や車の運転時には、次のようなアイテムを備えておくと安心です。
● 雪用長靴
● 滑り止めスパイク
● 雪用チェーン
● 解氷剤(融雪剤)
滑って転倒すると大けがにつながる危険もあるため、靴底のグリップ力や装着のしやすさを確認して選びましょう。車にはスリップ防止のチェーンや除雪用のスコップを常備しておくのが理想です。
③暖房器具|ポータブルヒーター・電気毛布など
雪の多い地域では停電時の寒さ対策が命に関わります。冬の防災で以下のような暖房グッズを備えて、冬の災害時にも暖をとれるようにしておきましょう。
● ポータブルヒーター
● 電気毛布
● カセットガスストーブ
● 使い捨てカイロ
燃料を使うストーブは、一酸化炭素中毒を防ぐために換気を十分に行いましょう。Jackeryポータブル電源を用意しておけば、ポータブルヒーターや電気毛布など安全に使える暖房器具を給電できるのでおすすめです。暖房器具以外にも電気ケトルや電子レンジなどの調理家電で温かい料理も食べられるので、災害時のお助けアイテムとして備えておきましょう。
関連記事:暖房なしで冬を乗り切るグッズを紹介!節約と健康を両立する対策8選
6.冬の停電時におすすめの非常用電源2選

冬の災害時に停電で暖房が使えなくなると、体温の低下による健康被害の危険があります。そんなときに役立つのが「ポータブル電源」です。
ポータブル電源とは、電源のない場所でも家電に給電ができる大容量バッテリーで、避難所や自宅での防災対策に役立ちます。中でも軽量コンパクトで持ち運びやすい「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源は、持ち運びやすく災害時にも使いやすいと人気を集めるアイテムです。
● 約4000回サイクルの充放電サイクルで、毎日使用しても10年以上長持ち
● 最大25%と業界トップクラスの変換効率を誇るソーラーパネルで効率よくソーラー発電ができる
● 約30dB以下と静音性が高く、夜間や避難所でも気兼ねなく使える
● 100%充電した状態で1年間放置しても自然放電がわずか5%と非常に少ないから、長期保管していても非常時にすぐ使える
たとえば停電中でも電気毛布で体を温めたり、LEDライトで夜間の明かりを確保したりと寒い季節の暮らしを支えてくれます。いつ起こるかわからない災害だからこそ、「Jackery」のポータブル電源で家族の安全を守りましょう。
冬防災の寒さ対策や停電対策におすすめの非常用電源を見ていきましょう。
7.冬の防災グッズに関するよくある質問
ここでは、冬の防災グッズに関するよくある質問にお答えしていきます。
①冬の防災グッズで本当に必要なものはなんですか?
冬は「寒さ」「停電」「断水」への備えがポイントとなるので、以下のようなアイテムを最低限そろえておきましょう。
● 保温性の高い防寒着や毛布
● 懐中電灯やLEDランタンなどの照明器具
● 水・レトルト食品・カップ麺などの食料
● ポータブル電源
とくにポータブル電源は、暖房器具や照明を確保する上で非常に役立ちます。「Jackery」のポータブル電源のように軽量コンパクトで持ち運びやすいモデルであれば、避難が必要になった場合にも持ち運びやすくて非常に便利です。
②防寒シートの効果的な使い方は?
災害時の体温保持に有効な防寒シート(エマージェンシーシート)は、以下のポイントを意識して使用するとより効果的です。
● 体に密着させて外気を遮断する
● 毛布や寝袋の上にかけて保温力をアップ
● 床との間に敷いて地面からの冷気を遮断
また家族の人数に合わせて複数枚を備えておくと、避難所や車中泊でも快適に過ごせます。
③冬の災害時に車で避難する場合、必要な防災グッズは?
冬に車中避難を想定する場合は、以下のような防災グッズを備えておきましょう。
● ブランケット
● 寝袋
● 防寒着
● カイロ
● 電気毛布
● ポータブルヒーター
長時間エンジンをかけ続けると、バッテリー上がりのリスクがあります。ポータブルヒーターなどの家電を車内で使うなら、「Jackery(ジャクリ)」のようにコンパクト設計で場所を取らないポータブル電源を活用するのがおすすめです。
関連記事:車中泊も安心!サブバッテリーシステムより手軽なポータブル電源で電力不足を解消
④冬の避難所生活用に備えておくべき防災グッズは?
避難所では暖房が十分でない場合も多いため、以下のような冬の防災グッズを備えておきましょう。
● ダウンジャケット
● フリースなどの防寒着
● アルミ保温シート
● 毛布
● エアーマット
● マスク
● 除菌シート
● LEDランタン
● 電気毛布
とくに冬の夜は冷え込みが厳しいため、電気毛布などの暖房器具があると便利です。「Jackery」のように軽量コンパクトで持ち運びやすいポータブル電源もあわせて用意して、寒い避難所でも暖がとれる環境を整えましょう。
まとめ
冬の災害では、停電による暖房停止や断水など命に関わる事態が起こりやすくなります。寒さをしのぐためには、防寒着や保温シートなどの冬ならではの防災グッズに加えて非常用電源の備えが欠かせません。
例えば「Jackery」のポータブル電源なら、電気毛布で暖をとったり電気ケトルで温かい飲み物をいれたりと災害時の寒さを凌ぐことができます。いざという時に後悔しないためにも、「Jackery」のポータブル電源を備えて寒さに負けない環境を整えておきましょう。