1.大阪に台風が来るのはいつ?接近しやすい時期を解説
大阪の台風シーズンや特徴は、以下のとおりです。
● 大阪の台風シーズンは7〜10月で、夏から秋にかけて強風雨や大雨の被害が出やすい
● 気象庁の平年値では近畿地方への台風接近数は8〜9月がピーク
● 台風の進路次第では大阪への影響がゼロの年もあるが、油断せずに毎年シーズン前から備えるのがポイント
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。事前に備えておくことが台風から身を守る鍵となるので、まずは大阪の台風の特徴を知って対策していきましょう。
大阪の台風シーズンは7月〜10月が中心
大阪では、7月〜10月頃に台風の影響を受ける可能性が高まります。夏から秋にかけては日本周辺で台風が発生しやすく、進路によっては大阪でも強風や大雨による被害が発生することも多いです。
気象庁の平年値(1991〜2020年)によると、近畿地方への台風接近数は9月が最多で、次いで8月・10月と続きます。万が一に備えて台風シーズン前から、備蓄や防災用品を準備しておきましょう。
参考:気象庁|台風の平年値
最も警戒したいのは8月〜9月
気象庁の平均値によると、近畿地方への台風接近数は9月がピークとなっており、8月と合わせたこの2ヶ月間がとくに警戒が必要な時期です。
また、9月頃は台風と秋雨前線が重なりやすく、前線に暖かく湿った空気が流れ込むことで雨量がさらに増えるケースもあります。8〜9月はとくに気象情報をこまめに確認し、台風の進路や雨の予想を把握しておくと安心です。
参考:気象庁|台風の平年値
参考:気象庁|秋雨前線と台風による大雨―2006年9月の事例
台風の進路によっては大阪に被害が出ない年もある
台風が発生した場合でも、進路によっては大阪に影響が出ない年もあります。気象庁の統計によると2000年など、近畿地方への台風接近数がゼロだった年も過去に存在しています。
一方で、2004年や2019年のように年間5件以上接近した年もあり、その差は大きいです。「今年は大丈夫」と油断せず、毎年シーズン前に備えるようにしておきましょう。
2.大阪で被害が大きかった過去の台風事例
大阪では、以下のように過去にも台風による深刻な被害が繰り返されてきました。
● 2018年台風21号:関西空港が孤立し、記録的な高潮・暴風被害が発生
● 2004年台風23号:大阪府南部に上陸し、近畿各地で浸水・冠水被害が発生
● 1961年第二室戸台風:大阪港に最高潮位3.0mの高潮をもたらし、大阪市の約31㎢が浸水
● 1950年ジェーン台風:大阪府内で死者240人を含む計21,471人が被害を受けた大災害
以下で、それぞれの台風の特徴や被害の概要を詳しく解説します。
2018年台風21号|関西空港が孤立した歴史的被害
2018年に発生した「台風21号」は非常に強い勢力で徳島県南部に上陸し、大阪でも記録的な暴風と高潮が発生した台風です。高潮の影響で関西国際空港では滑走路が浸水して閉鎖され、連絡橋へのタンカー衝突も重なって最大約8,000人が孤立状態となりました。
大阪港では過去最高潮位329cmを記録し、第二室戸台風を超える歴史的な高潮と記録されています。近畿地方では死者11名、広域にわたる停電や建物被害が発生し、現代の大阪における台風被害の深刻さを改めて示した事例です。
2004年の台風23号|大阪府内で浸水・冠水被害が発生
2004年の「台風23号」は大型の強い勢力で高知県に上陸した後、18時ごろに大阪府南部に再上陸しました。台風と前線の影響で近畿地方の総降水量は300mmを超え、河川の増水・氾濫による広範囲の浸水害が発生したと記録されています。
全国では死者95名、床上浸水13,341棟・床下浸水41,006棟に及ぶ甚大な被害となりました。10月という遅い時期に大阪府へ直接上陸した点は、台風シーズンが9月で終わらないことを示す典型的な事例といえます。
1961年の第二室戸台風|大阪に甚大な高潮被害をもたらした台風
1961年の「第二室戸台風」は超大型・猛烈な勢力で室戸岬に上陸し、大阪港に3.0mの高潮を引き起こしました。大阪市の約31㎢が浸水し、床上浸水56,000戸・床下浸水60,000戸に及ぶ甚大な被害を記録しています。
戦後最大の勢力を誇る台風でしたが、伊勢湾台風の教訓を活かした早期避難やテレビによる情報伝達が功を奏し、高潮による犠牲者はわずか4名に抑えられました。
参考:国土交通省|昭和36年(1961年)第二室戸台風 詳細解説
1950年のジェーン台風|死者240人含む計21,471人の高潮被害を出した大台風
1950年の「ジェーン台風」は、満潮時刻と台風の大阪湾通過がほぼ一致したことや地盤沈下の進行が重なり、大阪港での最高潮位はO.P.上4.37mに達した大型台風です。大阪では179カ所の堤防が決壊し、浸水家屋は271,738戸に上っています。
最終的に死者240人、傷者21,215人、行方不明者16人、計21,471人が被害を受ける大災害となりました。大阪市の約30%が浸水し、半壊家屋60,708戸・流失家屋1,017戸など住宅被害も壊滅的な規模だったと記録されています。
参考:国土交通省|昭和25年(1950年)ジェーン台風 詳細解説
3.台風接近前に確認したい大阪の防災情報
台風が接近する前に、防災情報を事前に確認しておくのが身を守る鍵となります。いざという時に慌てないように、以下の3つのポイントを平時から把握しておきましょう。
● 気象庁の台風情報で進路や強さをこまめに確認する
● 自治体の避難情報で避難指示や勧告の発令状況を把握する
● ハザードマップで自宅周辺の浸水・土砂災害リスクを確認する
以下で、それぞれの確認方法を詳しく解説していきます。
気象庁の台風情報を活用する
台風が発生した際は、気象庁が提供している台風情報を定期的にチェックしましょう。気象庁の台風情報では、以下のような情報がリアルタイムで確認できます。
● 台風の現在位置
● 進路予想
● 強さ
● 暴風域の範囲
とくに注目したいのが、「暴風警戒域」の情報です。台風本体が直撃しない場合でも、暴風域に入ると危険な状況になるため、進路だけでなく影響範囲を広く確認しておきましょう。
自治体の避難情報を確認する
台風接近時には、大阪府や各市区町村から避難指示・高齢者等避難などの避難情報が発令される場合があります。発令された際は速やかに行動できるよう、事前に自分が住む地域の避難情報の確認方法を把握しておきましょう。
避難情報はテレビやラジオのほか、以下のような方法で確認できます。
● 各自治体の公式サイト
● 防災アプリ
● 緊急速報メール
また大阪府では、「おおさか防災ネット」で府内全域の気象警報や避難情報をまとめて確認できます。停電時に備えて、複数の情報収集手段を確保しておきましょう。
ハザードマップで危険区域を確認する
「ハザードマップ」とは、洪水・高潮・土砂災害などのリスクがある区域を地図上に示したものです。自宅や職場周辺にどのようなリスクがあるかを事前に把握しておけば、台風接近時に適切な避難行動をとれるようになります。
国土交通省が提供する「ハザードマップポータルサイト」では、住所を入力するだけで全国のハザードマップを簡単に確認可能です。大阪は低地や河川沿いの地域が多く、浸水リスクや高潮リスクが高いエリアも多いため、自宅から最寄りの避難場所までのルートも合わせて確認しておきましょう。
4.大阪で台風に備えるためにやるべきこと
台風の被害を最小限に抑えるには、事前の備えがポイントになります。とくに大阪で台風に備えるなら、以下の4つを準備しておくと安心です。
● 非常食や飲料水は最低3日分、できれば1週間分備蓄する
● 避難時に必要なものをまとめた避難用持ち出しバッグを準備して玄関付近に置いておく
● 最寄りの避難場所と浸水リスクの低い安全な避難経路を家族で事前に確認しておく
● 停電が数日間に及ぶ可能性も考えてスマホや生活家電に給電できるポータブル電源を備えておく
以下でそれぞれ詳しく解説していくので、台風シーズンが到来する前に準備を進めていきましょう。
非常食や飲料水を備蓄する
台風による大規模な停電や浸水が発生した場合、スーパーやコンビニへのアクセスが困難になる場合があります。以下のようなものを最低でも3日分、できれば1週間分備蓄しておきましょう。
● 飲料水:1人あたり1日3リットルが目安
● 主食:カップ麺・缶詰・レトルトご飯など
● 副食:缶詰(魚・肉・豆類)・レトルト食品・栄養補助食品など
● 乳幼児・高齢者がいる場合:粉ミルク・介護食・アレルギー対応食品など
備蓄品は購入したままにせず、定期的に消費して新しいものに入れ替える「ローリングストック」の習慣をつけておきましょう。
参考:政府広報オンライン|【防災特集】ACTION01 災害に事前に備える
避難用持ち出しバッグを用意する
避難時に素早く行動できるよう、必要なものをまとめた持ち出しバッグを事前に準備しておきましょう。首相官邸では、避難用持ち出しバッグの中身は以下を推奨しています。
● 飲料水・非常食(1〜3日分)
● 救急セット・常備薬・処方薬
● 懐中電灯・予備電池
● モバイルバッテリー・充電ケーブル
● 現金・通帳・保険証などの貴重品のコピー
● 雨具・着替え・タオル
年齢や性別によって必要な中身が異なるため、家族1人につき1つずつ用意しておくと安心です。バッグはすぐに持ち出せる玄関付近に置いておき、家族全員がどこにあるか把握しておきましょう。
参考:首相官邸
避難場所と避難経路を確認する
台風が接近してから避難場所を調べるのでは遅い場合があります。日頃から自宅から最寄りの避難場所と、そこまでの安全なルートを確認しておくと安心です。
避難場所は市区町村ごとに指定されており、大阪府内の避難場所は各市区町村の公式サイトや「おおさか防災ネット」で確認できます。また避難経路を選ぶ際は、河川沿いや低地など浸水リスクの高い道を避けるのがポイントです。夜間や大雨のなかでも安全に移動できるルートを家族で事前に話し合って確認しておきましょう。
参考:おおさか防災ネット
非常用電源(ポータブル電源)を確保する

台風による大規模停電は、数日間に及ぶ場合もあります。スマホやテレビで情報収集ができなくなると避難情報の入手が困難になるため、非常用電源の確保は現代の台風対策において欠かせない備えのひとつといえるでしょう。
災害時の非常用電源としてとくにおすすめなのが、持ち運び可能な大容量バッテリー「ポータブル電源」です。ポータブル電源があれば、スマホの充電はもちろん、照明の確保や冷暖房器具、調理家電まで生活に必要な家電に給電できるようになります。台風シーズン前にフル充電の状態で保管しておくと、万が一の時にも安心です。
5.Jackery(ジャクリ)ポータブル電源で台風の停電時にも安心の暮らしを

台風による停電は、いつ・どのくらいの期間続くのか予測できません。そんなときに非常に頼りになるのが、「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源です。
● 業界トップクラスの軽量・コンパクト設計で持ち運びやすいから、いざというときにサッと持ち出せる
● 大容量&高出力なモデルがあるから、災害時にもいつもと変わらない家電生活ができる
● 高変換効率(最大25%)のソーラーパネル対応だから、停電が長期化しても繰り返し充電して使える
● 約30db以下の超静音設計だから、室内や周りの人が気になる避難所で使用しても動作音が気にならない
台風シーズンが到来する前に「Jackery」のポータブル電源を導入して、もしもに備えた対策を行いましょう。
6.大阪の台風に関するよくある質問
ここでは、大阪の台風に関するよくある質問にお答えします。
大阪に意外と台風が来ない理由は何?
大阪に台風が来にくい主な理由は、台風は九州・四国などに上陸を繰り返しながら北上し、近畿地方に到達するころには勢力が弱まりやすい傾向にあるからです。
気象庁によると上陸した台風が急速に衰えるのは、海面からの水蒸気の供給が絶たれ、さらに陸地との摩擦によってエネルギーが失われるためとされています。台風は沖縄・九州・四国と上陸を重ねながら近畿地方へ北上してくるケースが多く、大阪に到達するころにはすでに勢力が落ちている場合が多いのです。
ただし、気象庁の平年値でも近畿地方への台風接近は年間3件程度あるため、「大阪は台風が来ない」と油断せず、毎年しっかりと備えておきましょう。
参考:気象庁|台風とは
まとめ
大阪の台風シーズンは7〜10月となっており、8〜9月はとくに警戒が必要な時期です。例年、大阪への直撃は少ない傾向にありますが、記録的な被害をもたらした事例もあるので油断してはいけません。
台風に備えるなら、停電が発生してもすぐに電力を確保できる「Jackery」のポータブル電源がおすすめです。台風シーズンが到来する前に「Jackery」のポータブル電源を備え、家族の安全を守れる環境を作りましょう。