Jackery ポータブル電源 3600 Plusレビューまとめ|強みと買う前に知りたい注意点

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「Jackery ポータブル電源 3600 Plus」は、大容量と高出力を備えつつ同クラスで最軽量・最コンパクトを実現したモデルです。しかし、価格が安くはないだけに「本当に買う価値があるのか」は購入前に知りたいところでしょう。
この記事では、基本スペックの解説から実際のユーザーレビューをもとにした強みと注意点まで、買う前に知っておきたい情報をまとめました。参考にして、自分に合うか判断してみてください。

目次
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1.Jackery ポータブル電源 3600 Plusのスペックと特徴

まずは「Jackery ポータブル電源 3600 Plus」の主要スペックを確認しておきましょう。数字だけ見ても実際の使い方がイメージしにくいので、それぞれ日常の使い方に置き換えて解説します。

①3,584Whの大容量

Jackery 3600 Plus 超大容量防災電源 停電・災害対策 拡張バッテリー対応セット

「容量(Wh)」は、どのくらいの電力をためておけるかを表す数値です。数字が大きいほど長く使えます。

3,584Whがどのくらいの規模かというと、消費電力50Wの冷蔵庫を約42.3時間、消費電力10WのWi-Fiルーターなら約95.2時間、スマホ(20W)なら約140回充電できる容量です。防災における最低限の使い方なら、3〜4日分の電力を確保できます。

②定格3,000W(瞬間最大6,000W)の高出力

「定格出力(W)」は、同時に動かせる家電の合計消費電力の上限です。一般家庭のコンセントは定格1,500Wを基準に設計されているため、3600 Plusの定格3,000Wはその2倍にあたります。

たとえば炊飯器600W+電子レンジ1,000W+ドライヤー1,200Wを同時に使うと合計2,800Wで、定格出力3,000Wの範囲内です。使いたい家電の合計消費電力が3,000W以内に収まれば同時に使えます。

「瞬間最大出力(W)」は、スイッチを入れた瞬間など短い時間だけ出せる最大電力です。エアコンや電動工具などモーターを使う機器は、起動時に定格消費電力を大幅に上回る電力が一瞬流れます。3600 Plusの瞬間最大6,000Wのおかげで、ほぼすべての機器の起動電力に対応可能です。

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③「CTB構造」の採用で同クラス最軽量・コンパクトを実現

Jackery 3600 Plus CTBコンパクト設計 高強度・小型化 同クラス比35%省スペース

CTB(セル・トゥ・ボディ)構造とは、バッテリーのセルをケース底部に直接組み込む設計方法です。電気自動車にも使われている製造技術で、従来のように電池セルを積み重ねる設計より余分な部品が減り、同じ容量でも軽く小さく作れます。

このCTB技術のおかげで、大容量の3,000Whクラスの中では業界最軽量・最コンパクト級を実現しました。本体重量は35kgで、同クラスの他モデルと比べて重量が約25%軽く、さらに鎧袖サイズを35%カットし設置スペースも抑えられています。

④6,000サイクルの長寿命・リン酸鉄リチウムイオン電池搭載

Jackery 3600 Plus LFP電池 6000回充放電対応 長寿命・高安全性ポータブル電源

「リン酸鉄リチウムイオン電池」は、モバイルバッテリーなどに使われる一般的なリチウムイオン電池と比べて熱に強く、充放電を繰り返しても劣化しにくいバッテリーです。発火のリスクが低く、長期保管する防災備蓄にも向いています。 

3600 Plusは6,000回の充放電後もバッテリー容量70%以上を維持します。毎日充放電しても10年以上余裕で使える計算です。従来の「リチウムイオン電池」を搭載するポータブル電源のほとんどが300〜500回程度で大きく劣化するので、圧倒的に長く使えます。

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2.実際のレビューから分かる「3600 Plus」の強み

実際に購入したユーザーの声をもとに、4つの強みを解説します。

①定格3,000Wの圧倒的な高出力なのに工事がいらない

Jackery ポータブル電源 3600 Plus生活家電

ガス給湯器・エアコン・IHクッキングヒーターなど、消費電力の大きい家電を停電中も動かしたいとき、従来の解決策は「大型の家庭用蓄電池の設置工事」でした。3600 Plusは工事なしで同レベルの電力を確保できる点が、ユーザーから高く評価されています。

工事不要の家庭用蓄電池のようなポジションでの運用がおすすめ

引用:Amazon

電子レンジや電気ケトルも問題なく使えて、ポータブル電源の枠を超えている感覚。

引用:Amazon

据え置き型蓄電池は設置工事に数十万円かかるのが一般的です。3600 Plusはコンセントにつなぐだけで使い始められ、引越しや模様替えの際にも自分で移動できます。しかも定格出力3,000W出力は家庭のコンセントの2倍なので、一般家庭で使っている家電ならすべて動かせるほど余裕です。

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②冷凍庫を24時間つないでも余裕の大容量

Jackery ポータブル電源 3600 Plus調理家電

3,584Whの容量がどれほど余裕があるかは、実際に使ってみた声が一番わかりやすいです。

到着後、早々にAC充電をし、翌日の停電に備えました。2時間位の停電でしたが140Lの冷凍庫を余裕でCOVER出来ました。

カフェのテレビ、音響、などで普段使いしてます。12時間駆動ですが、3日は持ちます。電気契約の少ない店舗さんとかに最適です。

140Lの冷凍庫の消費電力は約90W前後です。冷凍庫だけを動かした場合、3,584Whで約27時間分の電力があります。

またカフェでテレビ・音響機器を合計80W程度で約30時間持つというのは計算上も納得できます。

③拡張バッテリー接続のみで容量を最大21.5kWhまでラクラク増加

Jackery 3600 Plus 専用拡張バッテリー 3584Wh容量拡張 最大21.5kWh対応

3600 Plusは専用の拡張バッテリーを最大5台まで追加でき、容量を最大21.5kWh(21,500Wh)まで増やせます。接続はケーブルを差し込むだけで、工事は不要です。

防災等の停電、節電対策として拡張バッテリーセットで購入。(3000newから買換え)後日拡張バッテリーを2台追加購入。

ポイントは「最初は本体だけで使い始めて、後から拡張バッテリーを追加する」使い方ができこと。拡張バッテリー2台追加だけでも容量は約10.8kWhになり、4人家族の一般家庭の1日分をほぼカバーできる電力量になります。

「初期投資は増やしたくない」「必要に応じて段階的に備えを強化したい」方にとって、拡張性の高い3600 Plusはぴったりフィットする1台です。

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④キャスターと伸縮ハンドルで重くてもキャリーケースのように移動できる

Jackery Solar Generator 3600 Plus キャスター・伸縮ハンドル付き 移動しやすい大容量ポータブル電源

35kgの本体重量は一人で抱えて運ぶには難しい重さですが、本体一体型のキャスターと伸縮ハンドルがあります。

重量は35kgもありますので移動は基本的に車輪で行います。ハンドルは高さ100センチまで伸びるので、平地での運搬は容易です。

引用:Amazon

ハンドルが100cmまで伸びるので、スーツケースを引くのと同じ感覚で移動できます。玄関・駐車場・庭など平坦な場所での移動が多い使い方なら一人でもラクラクです。

3.「3600 Plus」の購入前に知っておきたい注意点

3600 Plus」は高性能で優秀なモデルですが、使い方や環境によっては合わないケースがあります。購入後に後悔しないよう、ユーザーレビューから見る4つの注意点をチェックしておきましょう。

①35kgと重いため車への積み下ろしや階段での持ち運びは1人では難しい

「CTB構造」で同クラスでは最軽量級を実現しているとはいえ、35kgが重いことは否定できません。ユーザーからも改善要望として挙がっています。

性能・価格面では満足しています。要望としてはもっと軽量化できると尚良いと思います。せっかく後輪がついているので、ストッパー付きの前輪も付けると運びやすくなるのではないでしょうか。

今のところまったく問題なく作動しています。難点をしいて言うと「重い」ことぐらいかな…

キャスターで平地移動はできても、車のトランクへの積み下ろしや2階以上への運搬では一人では難しいケースが出てきます。対処法は以下のとおりです。

  • 最初から設置場所を決めて、移動を最小限にする使い方にする
  • 車での移動が前提なら、スロープや凸凹に対応する台車を併用して積み下ろしの負担を減らす
  • 日常的に持ち出したい用途には、より軽量な1,000〜2,000Whクラスの別モデルも検討する

「据え置きで使う」と割り切れれば、重さは気にならなくなるはずです。どうしても積み下ろしをしつつ使いたいなら、スロープなどの導入を検討するとよいでしょう。

②200V家電を使うには2台並列接続が必要になる

Jackery ポータブル電源 3600 Plusデバイス充電

業務用エアコンや大型IHクッキングヒーターなど、200Vの電圧が必要な家電を動かしたいとき、3600 Plus単体では対応できません。別売りの「充電コネクター」で2台を並列接続することで、はじめて200V出力に対応します。200Vが必要な機器がある場合は、最初から単体で200V対応している「5000 Plus」を検討するのもよいでしょう。

「今はないけど、将来的に200V機器を増やす可能性がある」なら、後から2台目の3600 Plusを購入するのも選択肢です。2台運用なら、1台は基本的に自宅据え置き、もう1台は持ち出し用…のようなイメージで使い分けもできます。

③拡張バッテリーの追加にはもちろんコストがかかる

「最大21.5kWhまで拡張できる」点は魅力的ですが、拡張バッテリー1台あたりのコストも大きいです。定価ベースで本体が359,800円、拡張バッテリーが259,000円なので、5台フル追加の構成だと1,654,000円です。決して安い買い物ではありません。

購入時点で全台揃えることを前提にすると、想定より大きな出費になりがちです。まず本体1台から使い始めて、「もっと容量が必要だ」と感じたタイミングで1台ずつ追加していくのがよいでしょう。また、Jackeryでは定期的にセールを開催しているので、そのタイミングで追加の拡張バッテリーを購入するのもおすすめです。

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④ポート数は「3000 New」とほぼ同じ

3600 Plusのポート数は同じJackeryの「3000new」とほぼ同等です。むしろ、DC出力ポートがひとつだけ減っています。たとえばスマホ・タブレット・ノートPC・モバイルバッテリーなどを同時に充電しながらほかの家電もつなぐと、ポートが足りなくなることがあるでしょう。

今は家電商品で充電する物が多いので充電の差込口がもう少し多ければとは思いました。

とはいえ、シンプルに電源タップをAC出力ポートに接続すれば使えるポートを増やせます。USB充電が必要な機器が多い場合は、複数ポート対応のUSBハブをひとつのUSBポートにつなぐ方法もおすすめです。ただし、合計の消費電力が定格出力の3,000Wを超えないように注意してください。

4.「Jackery 3600 Plus」が向いている人・向いていない人まとめ

ここまでの強みと注意点を踏まえて、3600 Plusが向いている人・向いていない人をまとめました。購入前の最終チェックにお使いください。

①向いている人

以下に当てはまる方には、3600 Plusの容量・出力・拡張性が使い方にしっかり合います。

1)南海トラフ・首都直下地震など大規模災害に備えて本格的に停電対策したい人

3,584Whの大容量は、家族全員分の家電を数日間まとめてバックアップできる規模感です。「本格的に備えるから大容量」と考えている方に向いています。

  • 冷蔵庫・照明・スマホ充電・冷暖房をまとめてバックアップしたい
  • 72時間以上の長期停電を想定して、家族全員分の電力を確保しておきたい
  • 拡張バッテリーを追加して、停電が1週間以上続いても対応できる体制を整えたい

「いざというときに電気が足りなかった」という後悔をしたくない方に、3600 Plusの容量は安心感を与えてくれます。

2)将来的に拡張バッテリーやソーラーパネルと組み合わせて電力を自給自足したい人

拡張性の高い3600 Plusは「最初は1台から、必要になったら増やす」という段階的な投資スタイルに合うモデルです。据え置き型の蓄電池が工事なしで導入でき、あとから容量の拡張やソーラーパネルの追加が自由にできます。

「防災」と「節電」の両方を一台でカバーしたい方にとって、3600 Plusは長く使い続けられる投資です。

3)キャンピングカーやバンライフの常設電源として冷蔵庫やエアコンを長期間動かしたい人

キャンピングカーやバンライフの常設電源として、基本的に車に積んだまま使い続ける用途なら、重さのデメリットが気になりにくいです。

定格出力3,000Wがあれば、車内でほぼすべての家電を動かせます。ポータブルクーラーや冷蔵庫・調理家電を同時に使いながら数日間滞在したい用途にピッタリ。長期の旅や連泊でも電力不足になりにくいです。

②向いていない人

一方で以下に当てはまる方は、3600 Plusよりも別のモデルが合っている可能性があります。

1)キャンプや車中泊がメイン用途で毎回車に積んで持ち出したい人

毎回35kgを何度も積み下ろしするのは体力的にきつく、長続きしません。いつの間にか面倒で使わなくなってしまう…というケースも。持ち運びメインの用途なら、より軽くて小さなモデルのほうがおすすめです。

扇風機・照明・スマホ充電程度の用途なら、軽くて使いやすい500〜1,000Whクラスで十分カバーできます。使いたいシーンに合わせて軽いモデルを選ぶほうが、アウトドアをより快適に楽しめるでしょう。

2)まず小容量で試してみたい・初めてポータブル電源を買う人

使い方が分からない段階で高額モデルを買っても、機能を使いこなせないまま終わることがあります。まず小さいモデルで使い方を覚えてから、本当に必要な容量を見極めた方が失敗しにくいです。「ポータブル電源がどのくらい使えるか」を体感してから、本当に大容量が必要かを判断できます。

ただし「もう使い方が決まっていて、明らかに大容量が必要」なら、最初から3600 Plusを購入したほうが無駄がありません。

3)購入予算が20万円以下の人

そもそも3600 Plusは40%オフの大型セール時でも20万円を超えています。そもそも「20万円以下で揃えたい」と予算が決まっているなら、下位モデルを検討したほうが良いでしょう。1,500〜2,000Whクラスのモデルでも、日常の停電対策やちょっとしたアウトドア用途なら余裕でカバーできます。

3600Plusは「たくさんの家電を長時間使いたい」ニーズに対応する高性能モデルです。前述のとおり「何度も持ち出してカジュアルに使いたい」用途にはあまり向かないので、想定する使い方から本当にお金をかけるべきか判断してみてください。

まとめ

Jackery 3600 Plus」は、3,584Whの大容量・定格3,000Wの高出力を備え、さらに最大21,500Whまで容量を増やせる拡張性を持つ、本格的な停電対策や業務用途に向いたモデルです。「工事不要の家庭用蓄電池」レベルの出力がありながら、キャスターとハンドル付きで一人でもラクラク動かせます。

一方で35kgの重さと価格の高さから、頻繁に持ち出す用途や、用途が定まっていない人の初めてのポータブル電源には向きません。本格的な停電対策がしたい人、キャンピングカーやバンの常設電源として使いたい人、拡張性に魅力を感じる人は、3600Plusを選んでみてください。

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