1.バッテリーの最大容量とは?

スマートフォンのバッテリー最大容量とは、新品を100%としたときに「今どれだけ電気をためられるか」を示す指標です。iPhoneを販売しているAppleでも、「バッテリーの最大容量は、新品時と比較したバッテリー容量の基準です。」と説明しています。
劣化が進むと容量は少しずつ下がり、同じ100%表示まで充電しても実際に使える電力量が減ってしまうのです。なお、バッテリーの最大容量は、スマートフォンと車では定義が異なります。
● スマートフォン:新品比の割合(%)
● 車:バッテリーから取り出せる電気の量(Ah)
本記事では、スマートフォンのバッテリーの最大容量について解説するので、車のバッテリーについては触れません。
2.【製品別】バッテリーの最大容量を確認する方法
バッテリーの最大容量は、メーカーや製品によって異なります。ここでは、iPhoneとAndroid、iPadに分けて確認方法を見ていきましょう。
①iPhoneのバッテリー最大容量
iPhoneは、以下のような手順で最大容量(新品時比)を確認できます。
1. 「設定」を開く
2. 「バッテリー」をタップ
3. 「バッテリーの状態」をタップ ※iPhone 14以前は「バッテリーの状態と充電」
4. 「最大容量」を確認する
%で表示され、数値が下がるほど新品より電気をためられる量が減っている状態です。あわせて、「ピークパフォーマンス性能」などの表示も確認すると、バッテリー劣化が原因なのか判断しやすくなります。
設定画面が見つからない場合はiOSを最新にしたうえで、「設定」内の検索欄に「バッテリー」と入力して該当項目へ移動してください。
②Androidのバッテリー最大容量
Androidは、メーカーや機種で表示項目が異なります。たとえば、Google Pixel8a以降の機種は以下が手順です。
1. 「設定」を開く
2. 「バッテリー」をタップ
3. 「バッテリーヘルス」から「バッテリー容量(推定値)」を確認する
該当メニューが出ない端末では、「設定」内の検索で「バッテリー」「診断」「デバイスケア」などと入力して探すと、状態を確認する場所が見つかることがあるので試してみてください。
とはいえ、表示が「良好」などのおおまかな評価だけの場合もあるため、機種によっては最大容量の数値を具体的に確認できないケースがあります。
③iPadのバッテリー最大容量
iPadは、以下の手順でバッテリーの状態や充放電回数などの履歴を確認できます。
1. 「設定」を開く
2. 「バッテリー」をタップ
3. 「バッテリーの状態」から確認する
なお、旧バージョンだと対応していない可能性があるため、Apple公式サイトの「iPadのバッテリーの状態と履歴を確認する方法」でチェックしておきましょう。
上記で解決しない場合は、直接お問い合わせください。
3.バッテリーの最大容量を80%・85%・90%に設定する方法
バッテリーを長持ちさせたいなら、充電の上限を80%や90%に抑える設定が便利です。ここでは、iPhoneとAndroidで充電上限を設定する手順と注意点を解説します。
①iPhone15以降はバッテリー最大容量を80~100%の間で設定できる
iPhone15以降は、充電の上限値を自分で指定できます。以下の手順で充電上限を選択してください。
1. 「設定」を開く
2. 「バッテリー」をタップ
3. 「充電」を開いて確認する
上限は80%から100%まで5%刻みで選べるため、80%・85%・90%も設定可能です。充電上限を100%にした場合のみ「バッテリー充電の最適化」を利用でき、上限を95%以下にすると最適化は自動でオフになります。外出前などで満充電が必要なときは、上限を一時的に無効化して100%まで充電する方法が有効です。
②Androidは充電の最適化オン/オフで最大容量を設定できる
Androidはメーカーや機種で手順が異なり、上限値を細かく指定できない端末もあります。たとえば、Google Pixelの一部機種では以下のように「アダプティブ充電」または「充電の上限:80%」から選択可能です。
1. 設定を開く
2. 「バッテリー」をタップする
3. 「充電の最適化」から「充電の最適化を使用する」をオンする
4. 「アダプティブ充電」または「充電の上限:80%」から選択する
また、機種によっては80%を選べても、そもそも85%・90%には設定できない場合があります。
一方、Galaxyは「バッテリーを保護」をオンにして、最大充電量を制限可能です。ただし、One UI6.1以下では85%に制限できますが、端末側の仕様に左右されるため、85%や90%に設定できない可能性があります。
関連記事:気になるスマホのバッテリーの寿命。長持ちさせるコツもご紹介
4.スマートフォンのバッテリー最大容量は80%以下になったら替え時の目安
バッテリー最大容量が80%以下になると、電池の持ちが悪くなります。以下のような症状が現れたら寿命の可能性があるため、ポイントを押さえておきましょう。
①本体が熱をもっている
スマートフォンが普段より熱を持っているなら、バッテリーが弱っているサインかもしれません。劣化が進むと、充電中や動画視聴などで負荷がかかったときに発熱しやすくなり、動作が重くなることもあります。
特に、充電しながら使うと熱がこもりやすいため、熱いと感じたら使用を一時中断しましょう。
②残量表示が正しくない
以下のような症状は、バッテリーの劣化で起きやすい現象です。
● 残量表示が急に減る
● 残量があるのに突然電源が落ちる
● 充電しても増え方が不自然
内部の電圧が安定しにくくなると、システムが残量を正確に読めなくなり、表示と実際の残量がズレる場合があるのです。まずはOSを最新にし、再起動で改善するか確認しましょう。それでも直らないなら、バッテリー最大容量が80%以上であっても寿命の可能性があります。
関連記事:スマホの電池の減りが早い原因と対策|バッテリーを長持ちさせる9の方法
③アプリが勝手に終了する
アプリが突然落ちる、カメラ起動中にホームへ戻るなどの症状は、バッテリー劣化が影響している場合があります。バッテリーが弱ると瞬間的な電力供給が不安定になり、負荷が上がったタイミングで動作を維持できず、アプリが終了したり端末が再起動したりするケースがあるのです。
特に、ゲームや動画編集など重い処理で起きやすい傾向があります。また、アプリ側の不具合やストレージ不足、OSの不調でも起こり得るため、再起動やアップデートでも改善しない場合はバッテリーの寿命を疑いましょう。
④画面が暗くて見にくい
明るさを上げても暗く感じる、屋外で急に見えにくくなる場合、バッテリーの状態が関係しているケースがあります。スマートフォンは消費電力を抑えるために、電池残量が少ないときや劣化で性能が落ちたときに、画面の明るさを自動的に下げる場合があるのです。
また、本体が熱いときも保護のために明るさを抑える場合があり、暗くて見にくいと感じることがあります。まずは自動調整設定や低電力モードを確認し、解消できないならバッテリーやディスプレイの不具合も含めて点検が必要です。
⑤音量が小さくなった
以前より音量が小さいと感じるなら、バッテリーが劣化している可能性があります。音量に関するトラブルの原因はスピーカーの汚れや故障が多いものの、バッテリーの劣化が重なって症状が現れている場合があるためです。
電力が不安定になると、音が割れる、途切れるなどの不具合につながります。まずはスピーカー穴のほこりを取り、ケースや保護フィルムで塞がっていないかを確認しましょう。それでも改善せず、発熱や急激な残量低下など他の症状も併発しているなら、バッテリーが寿命の可能性があります。
⑥バッテリーが膨張している
スマートフォンが以下のような状態なら、バッテリーの寿命というよりも危険なサインです。
● 本体が浮いている
● 画面が押し上げられる
● 背面が盛り上がる
バッテリー内部でガスが発生すると膨らみ、ケースが変形します。発煙や発熱につながる恐れがあるため、無理に押さえたり穴を開けたりせず、使用と充電を中止してください。ケースが外れにくい場合も、無理やりこじ開けたりしないように注意しましょう。
⑦再起動を繰り返す
理由なく再起動が続く場合、バッテリーの劣化で電力供給が安定せず、端末が動作を維持できない可能性があります。特に、起動直後やアプリを開いた途端に再起動するなら、瞬間的に電力を必要とする場面で落ちているサインです。
また、以下の原因でも再起動が起こります。
● OS更新直後の不具合
● ストレージ不足
● アプリの競合
まずはOSとアプリを最新にし、不要なデータを整理して改善するか確認してみてください。それでも再起動が止まらず、最大容量の低下や発熱、残量表示のズレも生じるならバッテリーの交換を検討しましょう。
⑧電源が入らない
充電しても起動しない、ブランドロゴが出てすぐ落ちるような場合は、バッテリーが寿命の可能性があります。劣化が進むと残量があっても電圧を保てず、起動に必要な電力を供給できない場合があるのです。
なお、以下のようなケースでも同様の症状が出ます。
● 充電ケーブルやアダプターの故障
● 充電端子の汚れ
● システム障害
まずは別の充電器で試し、端子のほこりを軽く取り除いたうえで一定時間充電してみましょう。それでも解決しないなら自己判断で分解せず、修理窓口に相談するのが安全です。
関連記事:バッテリーの劣化の原因や防ぐ方法を解説!長寿命の最先端バッテリーも紹介
5.スマートフォンのバッテリー最大容量が減った場合の対処法
バッテリーの最大容量が減ると、外出先で充電切れになりやすくなり、行動が制限されてしまいます。ここでは、万が一スマートフォンが使えなくなったときの対処法を見ていきましょう。
①モバイルバッテリーや急速充電器を携帯する
外出時に充電切れが心配なら、モバイルバッテリーを携帯しましょう。電源を確保できない場所はもちろん、バッグに入れて歩きながらでも充電できます。
また、コンセントがある場所なら急速充電器があると便利です。ただし、スマートフォンが急速充電規格に対応していないと速度は上がらないため、対応可否を確認しておくと良いでしょう。
関連記事:急速充電できるモバイルバッテリーおすすめ12選|使用上の注意点も解説
②充電できるスポットを探す
荷物を増やしたくない場合は、街の充電スポットを使う方法もあります。駅周辺や商業施設、カフェなどで電源やUSBが使える席が見つかれば、充電手段がないときに便利です。
なお、完全に充電が切れてからでは探せないため、スマートフォンのバッテリーが減り始めた時点でスポットを確認しておきましょう
③モバイルバッテリーの貸し出しサービスを利用する
緊急時は、モバイルバッテリーの貸し出しサービスが役立ちます。コンビニなどに設置されたステーションでアプリから検索と手続きを行い、セルフでレンタルできる仕組みになっています。
同じ系列のステーションなら別店舗でも返却でき、移動が多い日ほど便利です。ただし、料金や返却ルールはサービスごとに異なるため、借りる前にアプリ上で条件を確認しておきましょう。
6.バッテリーの最大容量が減っても「Jackery ポータブル電源」があれば解決
バッテリーの最大容量が減ると、常に充電切れを気にしなければなりません。そんなときは、蓄えた電力を機器へ供給できるポータブル電源があると、スマートフォンをその場で充電できます。なかでも、高い安全性が評価されているJackeryのポータブル電源は、ショート・過放電・過充電などのバッテリー異常を検知して制御する機能を備え、慣れていない方でも安心です。
持ち運びに適したコンパクトなモデルもあり、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、1台で十分な電力をまかなえます。複数のUSB端子を備え、スマートフォン以外の機器もまとめて充電可能です。使用人数や環境・用途に合わせたさまざまなモデルをラインナップしているので、気になる方はチェックしてみてください。
7.バッテリーの最大容量に関するよくある質問
ここでは、バッテリーの最大容量に関する疑問にお答えします。同様の疑問があれば、解決しておきましょう。
①スマートフォンのバッテリー最大容量が75%になるとどれくらい使えますか?
あくまで目安ですが、最大容量75%のスマートフォンの場合で、動画やSNSなどを頻繁に利用すると1日持たないでしょう。ただし使い方で大きく変わるため、一律に何時間とはいえません。
②iPhoneのバッテリー最大容量が70%になるとどうなる?
iPhoneのバッテリー最大容量が70%になると、外出中に充電が必要になる場面が増えます。充電回数が増えるほど負荷もかかりやすいため、突然の充電切れや動作の不安定さが気になる場合は、点検や交換を検討しましょう。
③スマートフォンのバッテリー最大容量を増やすことはできますか?
バッテリーの最大容量そのものを上げることは難しく、対処するなら交換が基本です。充電してもすぐになくなるようなら、交換を検討してください。
まとめ
バッテリーの最大容量が75%や70%まで下がると、電池持ちの悪化に加え、動作の不安定さが目立つ場面も増えます。最大容量を元に戻す方法は基本的になく、交換するしかありません。
外出中の電池切れ対策としてはモバイルバッテリーが手軽ですが、長時間の外出や複数台の充電が重なるときにはポータブル電源が活躍します。スマートフォンの充電はもちろん、JackeryのAC出力を搭載したモデルなら急速充電器へも給電可能です。停電対策や車中泊など、電力を確保したいさまざまなシーンで役立つのでご活用ください。
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