1.災害時の車中泊に必要なものリスト!カテゴリー別に紹介
さっそく、災害時の車中泊に必要なものを6つのカテゴリーに分けて紹介します。各項目に掲載する画像も参考にしながら、今のうちに備蓄や準備を進めておきましょう。
①衛生用品|携帯用トイレ・ウェットティッシュなど

引用:Amazon
災害時の車中泊は、衛生面の備えが重要です。とくにトイレ環境が確保されなくなることが多いため、排泄のたびに使用できる携帯用トイレは重宝します。なかでも、消臭・抗菌機能つきのものを選ぶと安心です。災害時はトイレの使用回数が限られたり水が使えなかったりするため、車内にニオイがこもりやすく不快感やストレスの原因になります。
成人の1日の平均排泄回数は1人あたり5回といわれていて、備蓄目安は1週間分(35個)を推奨しています。4人家族の場合は4倍し、140個が目安です。
また、手や体を清潔に保つためにウェットティッシュもあると便利です。水が使えない車中泊状況下での衛生維持に役立ちます。
②食料品|飲料水・非常食など

引用:PhotoAC
災害時の車中泊では、食料と水の備えが生死を分けます。飲料水は「1人1日3リットル」を目安に確保し、最低3日分(9リットル)は用意しましょう。可能であれば1週間分(21 リットル)の準備がおすすめです。
非常食についても「1日3食×3日=9食分」を目安にストックし、パン・乾パン・レトルトなど普段食べ慣れたものや調理不要のものを選ぶと災害時に安心です。
参考:埼玉県「(3)3日分以上の水・食料の備蓄 ~命を守る3つの自助の取組~」
③睡眠グッズ|マット・寝袋など

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災害時の車中泊で睡眠の質を保つには、折りたたみマットや寝袋があると便利です。寝袋は厚手の布団の代用となり、外気の影響を遮る役割があります。
しかし、寝袋だけでは冷たい床からの冷えが防げません。車中泊でも使える折りたたみマットを併用すると身体の負担が減り、快適さが大きく向上します。
関連記事:車中泊では寝袋と布団どっちが最良?経験者が語る季節に応じた使い分け方とは
④生活用品|タオル・洋服類など

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災害時の車中泊では、衣類やタオル類を揃えておくことで限られた空間でも衛生と快適さを保てます。着替えがないと汗や汚れが不快感につながるだけでなく、体調を崩す原因にもなります。季節に応じた衣類や、防寒・吸湿性に優れた素材を選ぶのがポイントです。かさばりやすいアイテムは圧縮袋に入れて省スペースに収納しておきましょう。
とくに冬場は、肌着や靴下の替えも必須です。限られた車内空間を有効に使い、最低3日分を目安に備えておくと安心できます。
⑤寒暖対策|遮光カーテン・防寒シートなど

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災害時の車中泊では、車内の温度管理が快適さを左右する大きな要素です。とくに窓からの冷気や直射日光を遮ることが重要で、遮光カーテンや断熱シートを使えば、外気の影響を大きく軽減できます。
また床やステップ部分に断熱シートや厚手のマットを敷けば、底冷えを防げるため快適性が向上します。夏の暑さや冬の寒さの両方に備え、季節に応じた対策が安全な避難につながります。
⑥通信用品|ポータブル電源・モバイルバッテリーなど

災害時の車中泊では通信手段を確保するために、コンセントが使える持ち運び式蓄電池であるポータブル電源やモバイルバッテリーの備えが不可欠です。
災害時の停電が起きた場合には、電力確保が難しくなることもあり得ます。スマホやラジオなど複数機器を同時に長時間使うこともあるため、何度も充電できる容量に余裕のあるモデルを選ぶと安心です。非常時に必要な情報を得たり家族と連絡を取ったりするためにも、充電手段の確保は欠かせません。
2.災害時の車中泊に必要なもの「ポータブル電源」2選

災害時の車中泊で快適な避難生活を送るためには、以下のような家電製品が使えると便利です。
● 電気毛布
● 調理用の電気ケトル
● スマホ
● ノートパソコン
これらを同時に使うためには車のバッテリーでは不十分なので、大容量ポータブル電源が活躍します。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は大容量&高出力のモデルが多く、電気毛布や電気ケトルなどの家電製品を長時間稼働できます。たとえば「Jackeryポータブル電源 3000 New」(容量:3072Wh)があれば、家電製品を以下のように使用可能です。
● 電気毛布(55W):30時間
● 電気ケトル(850W):3時間
● スマホ(29W):約108回
● ノートパソコン(80W):約36回
さらにソーラーパネルを組み合わせれば、停電が長引いても電力を安定供給できます。またJackery製品は「防災製品等推奨品マーク」を取得しており信頼性も高く、操作もシンプルで初心者でも安心して扱えます。災害時の車中泊を快適に過ごすためにも、取り入れておきたいアイテムです。
3.災害時の車中泊は危険?初心者でも安全に過ごすための5つの注意点

災害時の車中泊は自宅や避難所が使えないときの有効な選択肢ですが、正しい知識がなければ命の危険にさらされる可能性もあります。ここでは、安心して災害車中泊を行うために知っておきたい5つの注意点を紹介します。
①換気の確保|一酸化炭素中毒を防ぐため窓を開けて換気する
車中泊中にエンジンをかけたままでいると、一酸化炭素中毒のリスクが高まります。一酸化炭素は無色・無臭のため、自覚がないまま体内に取り込まれて最悪の場合命を落とすこともあるでしょう。とくにマフラーが雪や泥でふさがれていると、排気ガスが車内に逆流しやすくなります。
そのため車の周囲を確認しつつ、窓を少し開けて風通しを確保することが重要です。雨や寒さが心配なときは、防虫・防雨タイプの換気ネットを使うと安全に車内の空気を入れ替えられます。
②駐車場所の安全性|土砂・浸水・落下物などの災害リスクを避ける
以下のような場所での車中泊は土砂崩れ・浸水・落下物のリスクが高く、避けたほうがよいでしょう。
● 河川や崖の近く
● 電柱や木の下
● アスファルトのひび割れがある場所
● 傾斜がある場所
避難所の駐車スペースや公共施設の敷地内など、周囲の状況が確認しやすく安全が確保された場所を選ぶのがポイントです。災害の種類や気象状況を踏まえたうえで、慎重に駐車場所を判断してください。
③軽い運動やストレッチ|エコノミー症候群をケアする
災害時の車中泊では、長時間同じ姿勢で過ごすことにより「エコノミー症候群」のリスクが高まります。足の血流が滞り血栓ができて肺に詰まることで、呼吸困難や命に関わる事態を引き起こす可能性があるため要注意です。
エコノミー症候群対策としては、以下のようなケアが効果的です。
● 軽い体操やストレッチ運動をときどき行う
● こまめに水分を取る
● アルコールを控える
● できれば禁煙する
● ゆったりとした服装にする
● 眠るときは足をあげる
足首を回したり、かかとを上げ下げしたりといった簡単な動作でも血流の促進に役立ちます。
④防犯とプライバシーの確保|施錠と静かな場所を選ぶ
災害時の車中泊では、防犯とプライバシー対策が欠かせません。車内での就寝中に窃盗やトラブルに巻き込まれるリスクを減らすため、必ずすべてのドアを施錠しましょう。プライバシー確保には、目隠し用のカーテンやサンシェードが役立ちます。
また夜間は明るすぎる場所よりも人目の少ない静かな場所を選べば、精神的な安心感も得られます。ただし人通りがまったくない場所も危険なため、避難所の近くや他の避難者がいるエリアなど適度な人の気配がある場所が理想的です。
関連記事:車中泊はなぜ危険?体験談と安全を確保するための対策方法を紹介
⑤情報収集と連絡手段の確保|バッテリー確保で孤立を防ぐ
災害時には、正確な情報を収集することと連絡手段の確保が必要です。情報収集ができなくなったり連絡手段が途絶えたりすると、避難指示の見落としや孤立のリスクが高まります。また、家族との安否確認や救援要請もできません。
その点モバイルバッテリーやポータブル電源があれば、数日間の電力を確保しつつ複数機器の同時充電も可能です。とくに停電が発生した際は、スマートフォンやラジオなどの電源供給手段として重宝します。
関連記事:車中泊でバッテリー上がりが起きる原因は何?3つの対処法と予防策を徹底解説
4.軽自動車でも災害時の車中泊はできる?車種別の工夫と注意点

軽自動車は燃費がよく取り回しもしやすいため、災害時の車中泊にも活用されることが増えています。とはいえ、軽自動車で本当に寝られるのかと不安に思う方も少なくありません。
ここでは災害時の車中泊で、フルフラット対応の車種や快眠スペースを確保するための方法、災害車中泊に適した軽自動車の特徴を詳しく解説していきます。
①フルフラット対応の車種であれば快適な災害車中泊ができる
フルフラットにできる軽自動車であれば、災害時車中泊の快適度は一気に高まります。シートを倒して段差のないフラットな床を作れれば、マットを敷くだけでベッドのような空間が確保できます。足を伸ばして寝られることは、疲労回復や睡眠の質向上に直結するため重要です。以下は、代表的なフルフラット対応の軽自動車です。
● ホンダ N-BOX
● スズキ スペーシアベース
● スズキ エブリイワゴン
● ダイハツ タント
後部座席と荷室をつなげてフルフラット化しやすくなっています。
②非フルフラットの車種でもマットや荷物を使って快眠スペースを作れる
災害時車中泊で非フルフラットの軽自動車でも、アイデア次第で快適な睡眠環境を整えられます。たとえばシートの段差を埋めるように折りたたみマットやクッション、衣類を詰めて平らな面を作れば、身体の負担を軽減できます。
また市販の車中泊専用マットやエアマットを活用すれば、寝返りも打ちやすくなります。荷物の配置や収納を工夫して、スペースを広く確保することも重要です。完全なフルフラットにこだわらなくても、体を伸ばして寝られる環境は十分実現できます。
③車中泊仕様の軽自動車を買えば初心者でも車中泊がしやすい
これから軽自動車を購入する予定があるなら、以下のような車中泊仕様のモデルを選べば快適性が大きく向上します。
● スズキ エブリイワゴン
● ホンダ N‑VAN
最初からシートがフルフラット化しやすい設計になっており、収納や換気にも配慮された装備が揃っています。最初から泊まることを前提に設計された車なら、最低限の荷物で安全・快適な車中泊が実現可能です。
関連記事:エブリィで車中泊!その魅力とおすすめのカスタマイズやアイテムを紹介
5.災害時車中泊で必要なものに関するよくある質問
災害時の車中泊で必要なものに関するよくある質問は、以下の3つです。
①災害時の車中泊におすすめの車種はなんですか?
災害時の車中泊におすすめの車種は以下です。
● スズキ エブリイワゴン
● スズキ スペーシア
● ホンダ N‑VAN
災害時の車中泊に適した車種には、以下の3点を重視して選んでください。
● 室内空間が広く、フルフラットに近い状態を作れること
● 就寝時に体を伸ばせるスペースがあること
● 換気や遮光対策がしやすい設計であること
安心して過ごすためにも、快適性と安全性の両立ができる車種を選びましょう。
②災害時に避難所へ車で行ってもいいですか?
災害時に避難所へ車で行ってもいいかは、避難所ごとの運営体制や敷地の広さによって異なります。
必ずしもすべての避難所が車両を受け入れられるわけではありません。自治体が発表しているハザードマップや防災情報をチェックし、車で避難できる避難所がどこかあらかじめ把握しておきましょう。場合によっては指定された駐車場が満車になることもあるため、早めの行動が求められます。
関連記事:台風時に車で避難する際の3つの注意点|車を守るためのポイントも解説
③災害時車中泊での避難は国も認めていることなんですか?
国は車中泊避難を積極的に推奨する立場ではありませんが、災害前後の短期間かつやむを得ない状況下では選択肢の1つとして認識しています。実際に「在宅・車中泊避難者等の支援の手引き」を作成していて、平時から支援策の検討・準備の必要性を述べています。
まとめ
災害時の車中泊を快適に過ごすためには、本記事で紹介した持ち物リストを準備するとともに電気毛布や電気ケトルなどの電化製品を用意しておくのがおすすめです。
「Jackeryのポータブル電源」があれば、停電時にも電化製品を同時稼働できるので快適に過ごせます。そして孤立リスクを避けるため、情報収集や連絡手段にもなるスマートフォンなども充電しながら使えます。防災対策の1つとして役立ててください。