1.停電で冷蔵庫が壊れたら火災保険は使える?

「停電があったから必ず保険が使える」わけではありません。火災保険が適用されるかどうかは、停電の原因ごとに変わります。
- 落雷が原因:過電流で回路が焼けるなど、冷蔵庫本体に被害が出た場合は火災保険の補償対象になることが多い
- 台風・豪雨による停電:建物の損傷が原因で水濡れし、漏電した場合などは補償されるケースがある。停電そのものが原因の故障は対象外
- 電力会社側のトラブルによる停電:火災保険の補償対象外になるケースが多く、電力会社への賠償請求も難しい
それぞれの詳細を以下で見ていきましょう。
①落雷が原因の場合は基本的に補償対象になる

落雷は、直撃しなくても近くに落ちた雷の電流がコンセントや電線を通じて家電に流れ込み、回路を焼いたり基板を壊したりする「誘導雷」の被害が起きることがあります。この場合、冷蔵庫本体に損傷があると確認できれば、火災保険の「落雷」による被害として補償対象になるのが一般的です。
ただし、後述する「電気的・機械的事故担保特約」に加入していない場合、落雷であっても補償の対象にならないケースがあります。補償内容・範囲をチェックしておきましょう。
②台風・豪雨では「水没や漏電が原因」で壊れたら補償対象。停電は対象外

台風や豪雨による停電が原因で冷蔵庫が壊れても、残念ながら補償の対象にはなりません。火災保険がカバーするのは、あくまで「建物が壊れて、水に濡れて漏電が起きた」など「台風・豪雨が直接的な原因である」と証明できるケースのみです。
また、このケースでも「電気的・機械的事故担保特約」への加入、もしくは火災保険に「家財保険」が含まれていることが必須です。特約・加入がない場合は、どのようなケースでも補償の対象とはならない可能性が高いので注意しましょう。
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③電力会社側の問題による停電も補償対象外になるケースがほとんど

電力会社の設備故障やシステムトラブルが原因で停電が発生した場合、火災保険の補償対象にはなりません。電力会社が原因の停電によって冷蔵庫が壊れたり食材が傷んだりしたとしても、火災保険は無関係です。
なお、電力会社が原因の場合は、電力会社側から電気料金の割引や一定の補償などの案内があるのが一般的です。ただし、「冷蔵庫が壊れた」「食材がダメになった」などの賠償には基本的に応じません。電力会社は「電気が使えなくなった」ことへの責任は負いますが、その先の被害については各家庭の対策の不備が原因と判断されてしまうケースがほとんどです。
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2.補償の可否を左右する「電気的・機械的事故担保特約」と「家財保険」

冷蔵庫が壊れたとき、補償されるかを分けるのが「電気的・機械的事故担保特約」と「家財保険」です。これらの特約・契約に加入しているかどうかで、補償されるかが変わります。
- 「電気的・機械的事故担保特約」があると:停電(落雷)による電化製品の故障が補償対象になる場合がある
- 「家財保険」があると:水濡れ・水没などが原因の電化製品の故障が補償対象になる可能性がある
「電気的・機械的事故担保特約」や「家財保険」は、すべての火災保険に自動的にセットされているものではありません。ご自身で、追加で加入していた場合に適用されます。保険証書または保険会社の契約一覧ページで「電気的・機械的事故担保特約」「家財保険」または似た名称の特約が記載されているかを確認してみてください。わかりにくければ保険会社に直接電話して「停電などで冷蔵庫が壊れた場合に補償されるか」を聞くのが確実です。
また、この特約のほかに、食品のロスを補償してくれる可能性がある保険もあります。以下で詳しく見ていきましょう。
①「電気的・機械的事故担保特約」があると停電による冷蔵庫の故障が補償対象になる可能性がある

「電気的・機械的事故担保特約」は、電気系統のトラブルや機械的な事故による故障を補償する特約です。この特約があれば、落雷や漏電が原因による停電で冷蔵庫が故障した場合に、補償される可能性があります。
ただし、補償対象になるのは「突発的な事故による故障」に限られます。経年劣化や老朽化による自然な壊れ方は対象外です。停電が引き金になったとしても、もともと寿命が近かった機器の故障は認められないことがあります。
②「家財保険」があれば水濡れ・水没も補償対象になる可能性

もうひとつ、火災保険に付帯する「家財保険」の対象になるケースがあります。こちらは停電に限らず、冷蔵庫・洗濯機など家電や、テーブルなどの家具をはじめとする生活用品(家財)を補償するものです。
たとえば台風や豪雨で冷蔵庫が水に濡れて壊れてしまったケースでは、家財保険の対象となり、一定額が保証される可能性があります。そのほか、隣家からのもらい火や、子供が原因の不慮の事故による故障にも適用できる可能性があるのが家財保険の特徴です。
ただし、どこまで保証されるかは保険会社やプランにより変わります。不明な場合は、保険会社に問い合わせて確認しましょう。
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③別途電力会社の「停電費用保険」に入っていれば食材ロスも補償を受けられる可能性あり

冷蔵庫の故障だけでなく、停電による食材の傷みを補償してほしい場合は、電力会社・保険会社が提供する「停電費用保険」に加入しましょう。火災保険の特約や家財保険とは別の商品で、停電の原因を問わず補償されるのが特徴です。
月額100円程度で加入でき、停電で食品が傷んだ場合に一定額の補償を受けられます。火災保険ではカバーされにくい「食材ロス」への備えとして、加入を検討してみてください。
3.停電による冷蔵庫故障の火災保険申請手順

火災保険で「補償されそう」と思ったら、さっそく申請の準備を始めましょう。申請が遅れると証拠の確保が難しくなるため、停電直後から動くのがポイントです。
- 故障・被害状況を写真で記録する:外観だけでなく、電源が入らない状態も記録しておく
- 保険会社に連絡して必要書類を準備する:事故受付の後、申請書類のリストが送られてくる
- 現地調査に立ち会って被害状況を説明する:高額申請の場合は損害鑑定人が来ることがある
- 審査通過後に保険金が支払われる:審査期間は数日〜数週間が目安
手順の詳細を以下で確認しましょう。
①故障・被害状況を写真で記録する

申請に必要なのは、被害があったことを示す証拠です。まず冷蔵庫の外観を撮影し、電源が入らない・動作しない状態を動画や写真で残しましょう。
落雷や台風のタイミングで停電が起きた場合、気象庁の落雷情報や気象情報も証拠として使えます。修理業者に見てもらった場合は「停電・落雷が原因で故障した」という診断書や見積書を取っておくと、審査がスムーズです。
②保険会社に連絡して必要書類を準備する

被害状況を記録したら、加入している保険会社の事故受付窓口に電話します。「落雷による冷蔵庫の故障」などと状況を伝えると、申請に必要な書類のリストを案内してもらえます。
主に必要になる書類は以下のとおりです。
- 被害状況報告書
- 修理見積書
- 損害箇所の写真
注意点として、申請より先に修理することはおすすめしません。証拠不足で補償額が減ってしまう可能性があるためです。また、金額によっては損害鑑定人による現地調査が発生する場合もあります。冷蔵庫が使えないのは不便ではありますが、保険会社の対応を待ってから修理に着手しましょう。
③現地調査に立ち会って被害状況を説明する

申請金額が高額な場合や、書類だけでは判断が難しいケースでは、保険会社が損害鑑定人を派遣して現地調査することがあります。調査の際には、停電が起きた日時や冷蔵庫が動かなくなったタイミング、修理業者の診断内容を正確に伝えましょう。
故障前から調子が悪かったなど、経年劣化の可能性を指摘される場合もあります。停電が原因であることを示す根拠を整理しておくとスムーズです。
④審査通過後に保険金が支払われる

書類の提出や調査が完了すると、保険会社が審査を行います。審査にかかる時間は内容によって異なりますが、一般的には数日から数週間が目安です。
審査が通ると指定の口座に保険金が振り込まれます。補償額は保険契約の免責金額(自己負担額)や冷蔵庫の再調達価額などによってケースバイケースです。満額補償されないケースもあるので注意しましょう。
4.停電による冷蔵庫の故障・食材ロスはJackeryポータブル電源のUPS機能で防ごう
火災保険が使えたとしても、申請の手間や審査に時間がかかります。しかも、満額が保証されなかったり、冷蔵庫の中身は保証されなかったり…というケースがほとんど。そもそも故障させない・食材を守るためにも、Jackery(ジャクリ)ポータブル電源を用意しておきましょう。
ポータブル電源は、工事不要で導入できる可搬型の蓄電池のこと。Jackeryのポータブル電源は「UPS機能」を搭載しているので、停電が起きても自動的に冷蔵庫への電源供給をスタートします。つまり、つなぎっぱなしにしておけば冷蔵庫が止まる心配はありません。
Jackeryはポータブル電源・ソーラーパネル市場で7年連続年間売上No.1を記録している安心のブランドです。1台備えて、冷蔵庫の停電対策を万全にしましょう。
まとめ
停電で冷蔵庫が壊れたとき、補償されるかどうかは「原因」と「特約の有無」がポイントです。「電気的・機械的事故担保特約」や「家財保険」に加入しているか、そして補償対象となっているか確認しましょう。食材ロスを補償したいなら、電力会社の停電費用保険も選択肢です。
そもそも停電の影響を受けないよう、ポータブル電源で対策しておくことをおすすめします。UPS機能搭載のJackeryポータブル電源で、冷蔵庫の停電対策を始めましょう。