キャンプ用ポータブル電源の容量:人数・スタイル別の容量目安とおすすめ製品

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キャンプ当日の夜、スマホの電池が10%を切ってから充電できないことに気づく。夏に扇風機が止まって汗だくで夜を過ごす羽目になる。ポータブル電源を持っていくのに容量が合っていないと、こうした失敗が起きます。 

ただし、ポータブル電源は、容量が大きいほど本体が重くなり、荷物の多いキャンプでは負担になります。この記事では、キャンプに必要なポータブル電源の容量計算方法から、キャンプ人数・スタイル別におすすめのポータブル電源容量目安まで解説します。

目次
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1.キャンプで必要なポータブル電源の容量を計算する方法

キャンプで必要なポータブル電源の容量を計算する方法

キャンプで必要なポータブル電源容量は「何を何時間使うか」で決まります。やり方は簡単で、キャンプで使いたい機器の消費電力に使用時間を掛けて0.8で割るだけです。 

● 消費電力(W)×使用時間(h)÷0.8=必要容量(Wh) 

0.8で割るのは、ポータブル電源から電気を使える形(AC出力)に変換する際に約20%のロスが発生するためです。複数の機器を使う場合は、それぞれの消費電力合計してください。 以下に、キャンプでよく使われる家電の消費電力の目安をまとめました。 

機器

消費電力の目安

LEDランタン

5〜20W

スマホ充電(1回)

10〜20Wh

ポータブル扇風機

20〜50W

ポータブル冷蔵庫

40〜80W

電気毛布(1枚)

40〜80W

電気ケトル

500〜1,200W

ホットプレート

600〜1,200W

ポータブルクーラー

100〜250W

セラミックヒーター

600〜1,200W

たとえば、扇風機30Wを一晩8時間、スマホを2台分充電するなら「(30×8+15×2)÷0.8=337.5Wh」が必要な容量の目安です。

2.ソロキャンプにおすすめのポータブル電源容量:200〜500Wh

ソロキャンプにおすすめのポータブル電源容量|200〜500Wh

ソロキャンプでは荷物をコンパクトにまとめたい分、ポータブル電源の重さと容量のバランスがポイントです。ソロキャンプで照明・スマホ充電・モバイル機器の充電が1泊分まかなえれば十分という使い方なら、ポータブル電源の容量は、200〜500Wh程度がピッタリでしょう。ソロ1泊キャンプの、標準的な家電の使用例を下記にまとめました。 

機器

使用時間

消費電力

消費量の目安

LEDランタン

4時間

15W

60Wh

スマホ

1回フル充電

15Wh/回

15Wh

ポータブル扇風機

8時間

30W

240Wh

合計

315Wh

変換ロスを加味すると「315÷0.8=394Wh」が目安です。扇風機なしなら75Wh÷0.8=94Whと200Whを大きく下回るため、何を使うかで必要容量が変わります。 

Jackery ポータブル電源 240 Newは容量256Whで、ランタンとスマホ充電をメインにするソロキャンプ1泊ならこの1台で十分です。 


扇風機を使いながら夜通し快適に過ごしたいソロキャンパーにはJackery ポータブル電源 500 Newがおすすめ。512Whで扇風機30Wを8時間使っても240Wh消費で、残りの電力でスマホや照明の充電もカバーできます。


3.ファミリーキャンプ(2〜3人)におすすめのポータブル電源容量:1000Wh〜1500Wh

2〜3人のキャンプでは、家族全員のスマホ充電に加えてポータブル冷蔵庫や照明を動かしたり、朝晩の調理にケトルやホットプレートを使うシーンが増えたりします。容量が1,000Wh以上のポータブル電源を選んでおくと残量をあまり気にせず過ごせるでしょう。2〜3人の1泊キャンプの家電消費例をまとめました。 

機器

使用時間

消費電力

消費量の目安

ポータブル冷蔵庫

8時間

50W

400Wh

LEDランタン×2

4時間

20W

80Wh

スマホ×3台

各1回

15Wh/回

45Wh

電気ケトル

計4分(4回分)

1,000W

67Wh

合計

592Wh

変換ロスを加味すると「592÷0.8=740Wh」が目安。余裕をもって使うなら1,000Whクラスのポータブル電源が安心です。

Jackery ポータブル電源 1000 Newは容量1,070Whで、上記の使い方を1泊してもまだ余裕を残せます。重量は10.8kgで、家族の荷物に加えても腕への負担が少ないです。 


2~3人のファミリーキャンプで秋冬の朝晩に電気毛布を使いたいならJackery ポータブル電源 1500 Newが選択肢。電気毛布60Wを2枚一晩8時間使うと1200Wh消費で、スマホや照明を加えても1,536Whの容量内に収まります。


4.ファミリーキャンプ(4人以上)におすすめのポータブル電源容量:2000Wh以上

ファミリーキャンプ(4人以上)におすすめのポータブル電源容量:2000Wh以上

4人以上のファミリーキャンプになると、充電するスマホの台数が増え、料理の品数も増え、人数分の電気毛布や扇風機を使うシーンも出てくるでしょう。冷蔵庫や調理家電を使いつつ、夜も快適に過ごすにはポータブル電源の容量は2,000Wh以上が目安です。 4人・1泊キャンプの家電消費例をまとめました。

機器

使用時間

消費電力

消費量の目安

ポータブル冷蔵庫

12時間

50W

600Wh

LEDランタン×2

5時間

20W

100Wh

スマホ×4台

各1回

15Wh/回

60Wh

ホットプレート

1時間

800W

800Wh

合計

1,560Wh

変換ロスを加味すると「1,560÷0.8=1,950Wh」が目安です。電気毛布や扇風機を加えるとさらに消費が増えるため、2,000Wh以上ポータブル電源を選んでおくと安心感があります。 

Jackery ポータブル電源 2000 Newは容量2,042Whで、上記の使い方を1泊してもわずかに残量が残る計算です。 


4人以上で終日、キャンプの快適さを保ちながら翌朝の調理にもたっぷり電力を使いたいならJackery ポータブル電源 3000Newをおすすめします。3,072Whの大容量で、冷蔵庫を終日稼働させながらホットプレートで調理しても余裕です。


5.連泊キャンプにおすすめのポータブル電源容量:1000Wh以上+ソーラーパネル

2泊・3泊と連泊するキャンプでは、1泊目の夜に使い切った容量を翌朝に補充する手段が必要です。電源サイトのないキャンプ場ではコンセント充電できないため、ポータブル電源をソーラーパネルとセットで選ぶのが連泊キャンプの定石といえます。 

ソーラーパネル100Wで晴天4時間発電する場合、発電量の目安は「100×4×0.8=320Wh」です。ソロ・少人数なら毎日320Wh充電できれば、1日の消費量をほぼまかなえます。家族キャンプで消費量が多い場合はより出力の大きいパネル選ぶか枚数を増やすと安心です。 

Jackery Solar Generator 1000 Newは、容量1070WhのJackery ポータブル電源1000 Newにソーラーパネルを組み合わせたセットです。1,500Wの定格出力でケトルや電子レンジなどの調理家電に対応し、連泊しながら本格的な調理も楽しめます。

6.冬キャンプにおすすめのポータブル電源容量:1000Wh〜

冬キャンプにおすすめのポータブル電源容量|1000Wh〜

冬キャンプで一番電力を使うのは暖房器具です。暖房器具の消費電力は夏の冷房より大きい傾向があり、冬キャンプで使いたい機器によって必要なポータブル電源の容量が大きく変わります。事前に確認しておきましょう。 

暖房器具

消費電力の目安

8時間使う場合の必要容量目安

電気毛布(1枚)

40〜60W

400〜600Wh

電気足元ヒーター

100〜250W

1,000〜2,500Wh

セラミックヒーター(弱)

300〜600W

3,000〜6,000Wh

電気ストーブ

800〜1,500W

8,000〜15,000Wh

セラミックヒーターや電気ストーブを一晩使い続けるには容量が追いつかないため、就寝前の短時間暖房と電気毛布の組み合わせが無理のない使い方です。 

電気毛布1〜2枚を一晩使うのをメインにするなら、容量1070WhのJackery ポータブル電源 1000 Newが対応できます。電気毛布60Wを2枚一晩8時間使うと1200Wh消費で、スマホと照明を合わせるとちょうど使い切る程度の計算です。 

2人分の電気毛布を動かしつつ、寝る前にはヒーターも動かしたいなら、容量が2,042Whと大きいJackery ポータブル電源 2000 Newが安心です。電気毛布2枚(一晩1200Wh)を使っても842Whの容量の余裕があるので、電気ヒーターを1時間弱使ってテント内を暖めてから眠りにつけます。


7.夏キャンプにおすすめのポータブル電源容量:500Wh〜

夏キャンプにおすすめのポータブル電源容量:500Wh〜

夏のキャンプで熱帯夜を快適に過ごすには、冷房機器の消費電力をチェックしておきましょう。扇風機だけで十分な場合と、ポータブルクーラーを使いたい場合では必要なポータブル電源の容量が大きく違います。 

冷却機器

消費電力の目安

8時間使う場合の必要容量目安

ポータブル扇風機

20〜50W

200〜500Wh

小型ポータブルクーラー

100〜250W

1,000〜2,500Wh

車用ポータブルエアコン

200〜500W

2,000〜5,000Wh

ポータブル冷蔵庫

40〜80W

400〜800Wh

扇風機だけで済む夜なら500Whの容量で十分です。クーラーも並行稼働させたい場合は容量1,000Wh以上が目安になります。 

扇風機と照明・スマホ充電だけでよいソロや少人数の夏キャンプにはJackery ポータブル電源 500 Newがおすすめです。512Whで扇風機30Wを8時間(240Wh)使っても残量が残り、照明とスマホ充電も一緒にまかなえます。 

ポータブルクーラーを夜通し動かしながら、冷蔵庫もフル稼働させたいファミリーキャンプにはJackery ポータブル電源 1500 Newが安心。ポータブルクーラー150Wを就寝前3時間(562Wh)・冷蔵庫50Wを12時間(750Wh)、スマホ充電15Whを4人分(75Wh)で合計1387Wh。1,536Whの容量で収まる計算です。


8.キャンプで使うポータブル電源の容量以外の選び方

キャンプで使うポータブル電源の容量以外の選び方

容量が合っていても、他のスペックが不十分だとキャンプ先で困ったり、すぐに使えなくなって後悔したりすることもあります。容量と合わせて、他の選び方のポイントも確認しておきましょう。

①「定格出力」が十分か

定格出力が足りないと、容量が十分でも家電を動かせません。電気ケトルやホットプレートのような消費電力の大きい家電を使いたいなら定格出力1,500W以上が目安です。エアコンを動かすなら2,000W以上が必要になります。 

また、エアコンや冷蔵庫は起動時に定格消費電力の数倍を瞬間的に使います。「定格出力」と合わせて「瞬間最大出力」も確認し、起動時の電力をカバーできるモデルを選んでください。

②充電方法が多様で使いやすいか

連泊のキャンプをする方はとくに、コンセント充電のほかに以下の充電方法に対応しているか確認してください。 

● ソーラーパネル充電:折り畳みソーラーパネルを置いて充電。天候に左右されるのがデメリット

● シガーソケット充電:車のシガーソケットから充電。充電速度が遅いのがデメリット

● 走行充電:専用の機器で車のバッテリーから充電。費用は高いがシガーソケットの数倍のスピードで充電可能 

コンセント以外の充電手段がないと、ポータブル電源の充電が切れた時点で使えなくなってしまいます。ただし、ソーラーパネルだけでは悪天候時に充電できません。シガーソケットまたは走行充電の手段もあると安心です。

③持ち運びに向いているか

キャンプでは駐車場からテントサイトまで荷物を運びます。荷物が多い夏キャンプや子どもがいるファミリーキャンプでは、ポータブル電源の重さが数kg違うだけでも疲労度が段違いです。同じ容量帯でも、なるべく軽いポータブル電源を選びましょう。 

Jackeryのポータブル電源は、バッテリーのセルを筐体に組み込む「セル・トゥ・ボディ」技術で、ポータブル電源の重量・サイズを市場の製品と比べ大幅にカットしています。持ちやすい取っ手もあり運びやすさもバツグンです。

④寿命が長いか

キャンプのたびに充電を繰り返すポータブル電源は、充放電サイクルが多いほど長持ちします。最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用したモデルは充放電サイクルが多く長寿命です。 

たとえば、Jackeryの最新モデル「ポータブル電源 1500 New」は6000サイクルで10年以上もちます。従来の「三元系リチウム電池」採用モデルは500~1000サイクル程度しかないことも。リン酸鉄リチウムイオン電池のモデルを優先して選びましょう。

関連記事:ポータブル電源とクーラーボックスで夏キャンプを快適に!選び方やおすすめ製品8選

まとめ

キャンプで使うポータブル電源の容量は、使いたい機器の消費電力(W)と時間(h)から「W×h÷0.8」で計算してから選ぶと失敗しにくいです。 

ソロや徒歩キャンプなら200〜500Wh、ファミリー2〜3人なら1,000〜1,500Wh、4人以上なら2,000Wh以上が目安です。連泊にはソーラーパネルとのセットをおすすめします。 

冬は暖房、夏は冷房の消費電力もそれぞれチェックして必要な容量を計算してみましょう。そして、計算して出てきた容量にピッタリ合ったモデルを選んでみてください。

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