1.ポータブル電源は自作できる!必要なアイテム・自作方法・かかる費用

ポータブル電源は、必要なアイテムを揃えれば自作できます。ただし、自作には電気配線や接続の知識が必要で、誤った方法で組み立てると接続不良や発火の危険性があります。また、自作品にはメーカー保証がなく、トラブルが発生してもすべて自己責任です。
安全面に不安がある方や専門知識に自信がない方は、信頼できるメーカーの既製品を購入することをおすすめします。それでもポータブル電源の自作にチャレンジしたい方は、以下の必要アイテムや作成方法を参考にしてみてください。
●ポータブル電源の自作に必要なアイテム
ポータブル電源の自作に必要なのは、以下の5つのアイテムです。
①バッテリー本体
バッテリー本体は、ポータブル電源の心臓部となる電力を蓄える装置です。容量50Ah〜100Ah(600Wh~1200Wh)程度のカーバッテリーやディープサイクルバッテリーがよく使われます。
容量が大きいほど長時間使用できますが、重量も増すため持ち運びやすさとのバランスを考えて選びましょう。また、価格も容量や性能により5000円〜50000円程度と幅広いです。なお、お値段は上がる可能性がありますが、複数台のバッテリー接続が可能なタイプを選べば後から容量を増やせます。
②インバーター
インバーターは、バッテリーに蓄えた直流電力(DC)を家庭用コンセントで使える交流電力(AC)に変換する装置です。出力ワット数によって使用できる家電が変わるため、用途に合わせて選びましょう。
100W〜300Wのインバーターならスマートフォンやノートパソコンの充電が可能。500W〜1000Wなら扇風機や小型冷蔵庫、1500W以上なら電子レンジやドライヤーなどの消費電力が大きい家電も使用できます。価格は1000円〜30000円程度と幅広く、一般的に出力が大きいほど高額です。
③充電器(アダプター)
充電器は、家庭用コンセントからポータブル電源のバッテリーに電力を充電するための装置です。バッテリーの種類や容量・対応入力V(W)数に対応したものを選ぶ必要があり、誤った充電器を使うと過充電や発火の原因になります。
自動停止機能付きの充電器を選べば、満充電になると自動で充電を停止してくれるため安全性が高まります。一般的なアダプターの場合、価格は1000円〜5000円程度です。
④プラスドライバー
プラスドライバーは、バッテリーやインバーターの端子ねじを締める際に使用します。ホームセンターや100円ショップで購入でき、ほかに特別な工具は不要です。
ねじのサイズに合ったドライバーを用意し、しっかりと締め付けることで接続不良を防げます。複数サイズがセットになった商品を選んでおくと、さまざまな作業に対応できて便利です。
⑤絶縁手袋
絶縁手袋は、ポータブル電源の自作作業中の感電を防ぐための安全装備。ホームセンターや作業用品店で500円〜2000円程度で購入でき、電気工作には必須のアイテムです。
バッテリーやインバーターの接続作業では、誤って金属部分に触れると感電する危険性があります。ゴム製の絶縁手袋を着用することで、万が一の事故を防ぐことが可能です。作業前に必ず装着しましょう。
●ポータブル電源の自作する手順
ポータブル電源の自作方法を解説します。難しい方法ではなく、以下の手順の通り作業を進めれば、簡単にオリジナルのポータブル電源が自作できます。
①絶縁手袋を装着する
②バッテリーの絶縁プラグを外す
③端子ねじを取り付ける
➃絶縁カバーを取り付ける
⑤インバーターの+と-のナットを締める
⑥クランプ部分の+とインバーターの+を接続してナットを締める
⑦クランプ部分の-とインバーターの-を接続してナットを締める
⑧インバーターの陽極にワニ口クリップを取り付け、端子ネジを締める
⑨同様に陰極にワニ口クリップを取り付け、端子ネジを締める
⑩インバーターをオンにする
インバーターやバッテリー本体に接続方法が書かれているので、基本的には指示に従う必要がありますが、基本的には上記の方法で自作可能です。
コスパ最強ポータブル電源おすすめ:
●ポータブル電源の自作にかかる費用目安
ポータブル電源の自作にかかる費用は、用意するアイテムにもよりますが完成品を購入するより安く済むケースがほとんどです。
・バッテリー本体……5万円程度
・インバーター……1万円程度
・充電器(アダプター)……1万円から3万円程度
・プラスドライバー……100円
・絶縁手袋……100円
上記で作成した場合、ポータブル電源自作の費用目安は7万円から9万円程度です。
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●自作ポータブル電源のケースはどう選ぶ?
自作したポータブル電源はバッテリーとインバーターが別々になっているため、持ち運びやすさと安全性を考えてケースに収納するのがおすすめです。ケース選びでは、以下のポイントを確認しましょう。
● サイズ:バッテリーとインバーターが余裕を持って収まるもの
● 固定機能:ベルトやクッション材で移動中の衝撃から守れるもの
● 通気性:インバーターの熱がこもらないよう通気口があるもの
● 防水性:アウトドアでの使用を想定するなら、防水機能が付いているもの
● 持ち運びやすさ:取っ手やキャスター付きで楽に移動できるもの
ぴったりサイズだと配線が窮屈になり、接続不良や断線の原因になります。また、インバーターは使用中に熱を持つため、熱がこもると故障や発火の危険性が高いです。防水と通気性のバランスが取れたケースを選ぶとよいでしょう。
2.ポータブル電源の自作は危険?デメリットを確認

ポータブル電源自作のデメリットを確認しておく必要があります。
・家電やDIYの専門知識が必要
・安全性に欠ける
・持ち運びにくい
・デザイン性が悪い
ポータブル電源に何を求めるかによって、自作が向かない可能性もあるため、上記のデメリットを確認しましょう。
①ある程度の専門知識は必要
ポータブル電源の自作には複雑な作業や専門的な道具は不要ですが、家電やDIYの知識が必要です。
上記で解説した作成手順を読んでも具体的に想像しにくい場合は、今一度正しく知識をつけてから自作にチャレンジすることをおすすめします。
ポータブル電源の自作は、手順や方法などを間違えると正常に作動しなかったり、火災などの原因になったりする可能性があります。
後悔することのないように、自分に十分な知識が備わっているかを考えましょう。
②安全性に欠ける
自作したポータブル電源は、接続不良やショートの危険性があり、安全性に欠けます。
とくに知識がないままに自作すると、何が原因で接続不良が起きているか理解できず、余計にトラブルの原因を作ってしまう可能性もあります。
自作したポータブル電源はメーカー保証も受けられない可能性があり、すべて自己責任になってしまいます。
万が一の事故やトラブルを避けたい方は、保証が万全なメーカーの既製品を購入したほうがいいでしょう。
関連記事:ポータブル電源の安全性とは?確認すべきポイントと安全に使うための注意点を解説
③デザイン性が悪い
自作のポータブル電源は、バッテリーとインバーターを別々に購入する必要があり、デザイン性が悪くなってしまいます。
メーカーが別のものだと統一感がなくなり、複数台のバッテリーを接続することでごちゃごちゃした見た目になります。
既製品であれば、スタイリッシュなデザイン、レトロなデザインなど、デザイン面も楽しめるものが多いです。
アウトドアもおしゃれに楽しみたい、自宅のインテリアを統一したい方は、既製品のデザイン性が高いポータブル電源を購入することをおすすめします。
➃持ち運びに不便
自作したポータブル電源はバッテリーとインバーターが別々になっているため、持ち運びに不便です。
アウトドアやDIYなどで頻繁に持ち運びたい方には向かない可能性があります。
既製品のポータブル電源はバッテリーとインバーターが一体になっており、持ち運びやすいようにデザインも工夫されているものが多いです。
気軽に持ち運べるポータブル電源を想定している方は、既製品を購入したほうが、ストレスなく使い続けられるでしょう。
3.ポータブル電源を自作ではなく購入した方がいい!
ポータブル電源を自作するとコストや容量などでメリットがありますが、人によっては必ずしも自作のほうがメリットが多いとは言い切れません。以下の条件に当てはまる方は、自作ではなく既製品のポータブル電源の購入を検討しましょう。
● 安全性と品質の高いポータブル電源が欲しい
● 自作する知識が十分にない
● デザイン性にもこだわりたい
● アフターフォローを受けたい
既製品のポータブル電源は、メーカーが安全性・品質・使いやすさを徹底的に追求して作った製品です。自作品にはない魅力が数多くあるため、購入すべき理由を詳しく見ていきましょう。
①安全性が高く、長寿命で長く使える
既製品のポータブル電源は、厳しい安全基準をクリアした製品が多く、発火や感電のリスクが低く抑えられています。たとえばJackeryポータブル電源は、過放電などによる温度の上昇を抑えるために温度を管理するBMSシステムや、冷却効率の高い設計を採用。また、落下の衝撃に耐えられる設計や、燃えにくい素材の採用など、安全に使える工夫が備わっています。
また、Jackeryのようにリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモデルなら、4000回以上のサイクル数で10年以上使用することが可能です。
ポータブル電源の自作品は接続不良や部品の劣化で数年で使えなくなるケースも多いため、長期的に見ればコストパフォーマンスは既製品の方が優れています。
②便利な機能が搭載されている
既製品のポータブル電源には、以下のような自作品にはない便利な機能が数多く搭載されています。
● スマホアプリによる遠隔操作
● UPS機能による停電時の自動切り替え
● 急速充電機能による短時間充電
● 複数ポート搭載による同時給電
● ソーラーパネルとの連携
Jackeryのポータブル電源は、Jackeryアプリで離れた場所からバッテリー残量を確認したり、電源のオン・オフを操作したりできます。充電モードをあなたの使い方に最適化させて、バッテリーへの負担を抑えたりすることも可能です。
ポータブル電源の自作品でこれらの機能を実現するには、高度な電気・プログラミングの知識や追加の部品が必要です。既製品なら最初からさまざまな機能が用意されているため、届いたその日から快適に使えます。
③おしゃれでコンパクト、使いやすさもバツグン
既製品のポータブル電源は、デザイン性と使いやすさを両立した製品が多く、アウトドアや自宅でもおしゃれに使えます。
ポータブル電源の自作品はバッテリーとインバーターが別々になっているため持ち運びに不便で、見た目もごちゃごちゃしがちです。スタイリッシュにバッテリーとインバーターが一つになったポータブル電源は、取っ手やキャスター付きで持ち運びやすさにも配慮されており、デザイン性の高さで空間もおしゃれに演出してくれるでしょう。
Jackeryのポータブル電源は、ブラックとオレンジで統一されたスタイリッシュなデザインです。2022年以降はグッドデザイン賞を何度も受賞しており、機能性だけでなくデザイン面でも高く評価されています。他社製品よりも20%以上の軽量化に成功し、使いやすさもバツグンです。
関連記事:おしゃれでかわいいポータブル電源おすすめ4選!選び方・注意点まとめ
④アフターサービスが充実していて安心
既製品のポータブル電源は、アフターサービスを受けられる保証がついているものが多く、万が一のトラブルにも迅速に対応可能です。正常に作動しない、充電できない、使い方がわからないなどのトラブルが起きても、問い合わせればメーカーのスタッフが修理、交換、説明などをしてくれます。
Jackeryポータブル電源は、最長5年間の製品保証を用意しております。万が一の初期不良時も無償での修理・交換に対応しているため、故障やトラブルが起きても安心です。
ポータブル電源の自作品はメーカー保証が受けられず、トラブルが発生してもすべて自己責任です。自分で部品の交換や修理をする必要があり、原因がわからなければ結局使えなくなってしまいます。安心して長く使いたい方には、既製品の購入がおすすめです。4.安全性が高くコスパ最強ポータブル電源3選
ポータブル電源の自作に自信がない、安心して使えるポータブル電源が欲しい方におすすめなのがJackery(ジャクリ)です。
Jackery(ジャクリ)はアメリカで生まれたポータブル電源のリーディングブランドで、世界累計販売台数600万台を突破した実績があります。
日本国内の厳しい審査をクリアし、電気用品安全法にもとづく「PSE認証」や、第三者機関である防災安全協会による「防災製品等推奨品認証」も取得済み。2022年にはグッドデザイン賞を受賞し、初心者でも使いやすく、おしゃれなデザインも高く評価されています。
ここでは、Jackeryのなかでも人気でコスパ最強のポータブル電源を3機種紹介します。
①Jackeryポータブル電源240New|リュックに入れるコンパクトモデル
Jackeryポータブル電源240Newは、容量256Wh、定格出力300Wのコンパクトモデル。重さわずか3.6kgで片手でも持ち運びやすく、重くなりがちな自作品よりも圧倒的に使いやすい1台です。
また、3つのUSBポートとコンセント(AC出力)、シガーソケット(DC出力)と充実の合計5ポートを搭載。スマホやタブレットを充電しながら、電気毛布などの暖房器具を動かす…といった使い方も可能です。
ソロキャンプや車中泊などのアウトドアシーンはもちろん、在宅ワーク中の停電対策や日常使い用の電源としても活躍します。コンパクトで持ち運びやすいポータブル電源をお探しの方におすすめです。
●Jackeryポータブル電源500New|アウトドアも防災もちょうどいい中容量
Jackeryポータブル電源500Newは、容量512Wh、定格出力500Wの中容量モデルです。500Whクラスで業界最軽量の5.7kgで、A4サイズよりも小さい薄型ボディを採用したコンパクトながら、1〜2泊のキャンプや1~2人家族災害時の備えに十分な容量と出力を備えています。たとえばスマホ(20W)は20回以上、小型冷蔵庫(40W)は10時間程度の使用が可能です。
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、6000回のサイクル数で10年以上使える長寿命設計も魅力。1日1回使っても10年以上は使えます。
バランスの取れた容量と出力で、コスパよく、幅広く使える1台をお探しの方におすすめします。
●Jackeryポータブル電源1000New|価格・サイズ・機能性のバランスの良い大容量モデル
Jackeryポータブル電源1000Newは、容量1070Wh、定格出力1500Wのハイパワーモデルです。自作品だと同じ容量で20kg以上になることも珍しくありませんが、ジャクリ1000Newなら業界最軽量の10.8kgと約半分の重さ。キャンプ場への持ち運びや車への積み下ろしも、一人で楽にこなせます。
大容量ながら最短わずか1.7時間で満充電が完了するため、出発前にバッテリー残量が少なくても慌てる必要はありません。電子レンジやドライヤー、電気ケトルなど消費電力の大きい家電も余裕で動かせます。
キャンプで温かい料理を作りたい、車中泊で朝にコーヒーを淹れたい、災害時に調理家電を使いたい…そんな要望にも応えられるパワフルさです。
在宅避難時の電源確保はもちろん、キャンプや車中泊、屋外イベントなど幅広いシーンで活躍します。家族全員で使える頼れるポータブル電源をお探しの方におすすめです。
5.ポータブル電源の自作に関するQ&A
ポータブル電源の自作に関する、よくある質問と回答をまとめました。
①カーバッテリーを使ってポータブル電源を自作できる?
カーバッテリーは比較的安価で入手しやすく、40Ah〜100Ah程度の容量があるため、ポータブル電源のバッテリーとして活用できます。ポータブル電源として使う場合は、繰り返しの充放電に強い「ディープサイクルバッテリー」を選ぶのがおすすめです。
ただし、カーバッテリーは重く、持ち運びには不便です。40Ahのバッテリーでも10kg前後、100Ahなら20kg以上になるため、頻繁に移動させる用途には向きません。キャンプなどで持ち運ぶ場合は既製品の方が軽くて便利です。
②2000Wh、1500Whなど大容量のポータブル電源も自作可能?
大容量のポータブル電源を自作することは技術的には可能ですが、現実的ではありません。2000Whや1500Whの大容量ポータブル電源を自作るには、複数のバッテリーを並列接続する必要があり、配線や接続が複雑になります。
また、大容量になるほど高出力のインバーターが必要で、発熱量も増えます。冷却システムがないと、インバーターが過熱して故障したり発火したりする危険性が高いです。
大容量のポータブル電源が必要な場合は、安全性と使いやすさを考慮して既製品を選びましょう。
③自作したポータブル電源をソーラー充電できる?
自作したポータブル電源にソーラーパネルを接続して充電することは可能です。ただし、ソーラーパネルからバッテリーに直接接続してはいけません。ソーラーパネルからの不安定な電力を調整し、バッテリーに適切な電圧・電流で充電する装置「ソーラーチャージコントローラー」を間に挟むことが必要です。
ソーラーチャージコントローラーがないと過充電や過放電が発生し、バッテリーの劣化や発火の原因になります。既製品のポータブル電源なら、ソーラーパネルによる充電が最初から最適化されています。Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルのセットモデルは、接続するだけで安全に太陽光充電が可能です。
④ポータブル電源の自作キットはある?
SEKIYAではポータブル電源の自作キットを販売しています。バッテリーとチャージコントローラー、インバーター、ソーラーパネルがセットになった製品です。バッテリー容量やソーラーパネルの出力ワット数に応じて価格が変わります。
⑤自作したポータブル電源を販売や譲渡してもいいですか?
PSE認証を受けたバッテリーを使用していれば、法律上は販売・譲渡が可能です。ポータブル電源本体はPSE法の対象外です。
ただし、PL法(製造物責任法)上のリスクがあるため、販売や譲渡は避けるべきです。自作品に欠陥があり火災や事故が発生した場合、製造者として損害賠償責任を負います。
自作したポータブル電源は個人使用に限定し、他人に渡さないようにしましょう。
日常にポータブル電源を取り入れよう
ポータブル電源の自作は可能ですが、接続不良による発火、感電、故障のリスクがあります。自作品にはメーカー保証がなく、トラブルが発生してもすべて自己責任です。
一方でJackeryのようなメーカーの既製品は、厳しい安全基準をクリアし、各種製品認証も取得しています。最長5年間の保証とサポート体制があり、万が一の初期不良発生時や故障時も安心です。さらに、アプリを使った遠隔操作など、自作品では実現できない便利な機能も搭載されています。
安全性と品質を重視するなら、既製品の購入がおすすめです。納得できる一台を選んで日常に取り入れましょう。



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