1.ポータブル電源のスマホ充電回数を計算する方法

ここでは具体的な数字で、実際にポータブル電源でスマホを充電できる回数を計算する方法を紹介します。「容量が大きいほどたくさん充電できるのは直感的にわかるけど、詳しい計算方法を知らない」ならチェックしてみてください。
①充電回数の計算式|ポータブル電源の容量÷スマホのバッテリー容量×変換効率(0.8)

まず、ポータブル電源でのスマホ充電回数の計算式は以下のとおりです。
- 充電回数の目安=ポータブル電源の容量(Wh)×0.8÷スマホのバッテリー容量(Wh)
変換効率の補正係数は0.8です。ポータブル電源に入っている電力の100%がスマホに届くわけではなく、変換ロスが発生するため、実際に使える電力は容量の約80%でとなります
多くのスマホのバッテリー容量は「mAh」で表記されているので、これを以下の計算式で「Wh」に変換しなければいけません。
- バッテリー容量(Wh)=バッテリー容量(mAh)×電圧(V)÷1,000
最近のスマホは4,000mAh前後のものが多く、5V換算で20Wh程度になります。
例えば、バッテリー容量が約20Whのスマホを、500Whのポータブル電源で充電する場合はこうなります。
- 500×0.8÷20=20回
つまり「約20回充電できる」のが目安です。ただし、この数字はあくまで計算上の目安です。スマホをゼロからフル充電にする・残量が半分のときに充電をスタートするなど、実際の使い方によって前後します。
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②ポータブル電源の容量帯別|スマホ充電回数シミュレーション

代表的なスマホのバッテリー容量を約20Whとして、ポータブル電源の容量帯別に充電回数の目安をまとめました。
| ポータブル電源の容量 | スマホ充電回数の目安 |
| 約100Wh | 4回 |
| 約250Wh | 10回 |
| 約500Wh | 20回 |
| 約1,000Wh | 40回 |
| 約2,000Wh | 80回 |
これはあくまで「0からフル充電」を想定しているので、毎日寝る前に30〜40%から満充電にするような使い方なら、表の数字の2倍近い回数をカバーできます。
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③防災・アウトドアでの必要な充電回数の考え方|家族人数×日数で逆算する

「何回充電できるか」がわかったら、次は用途に応じて「何回必要か」を逆算します。必要な回数は、家族の人数と使用日数で計算するのがシンプルです。
- 1人あたり1日に1〜2回充電が必要と想定する
- 家族の人数をかける。4人家族なら1日4〜8回
- 使用したい日数をかける。3日分なら12〜24回
- 余裕を持って1.5〜2倍を目安に選ぶ
たとえば家族4人で3日間の防災備えを想定した場合、1日あたり8回×3日=24回が必要な目安。余裕を持たせると36〜48回分が目標になるため、1,000Wh前後の容量があると安心です。ただし、スマホ以外にも使いたい家電があるなら、スマホと同じように必要な容量を計算してプラスしましょう。
なお、写真や動画を撮ったり、目的地までのナビを使ったりするキャンプなどのアウトドアでは、スマホの使用頻度が増えがちです。1日の消費量が普段の2〜3倍になることも。計算値より余裕のある容量を選ぶのをおすすめします。
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2.スマホ充電回数から選ぶポータブル電源4選
日本国内のポータブル電源市場で年間売上No.1を獲得しているブランド「Jackery」には、10以上の豊富なポータブル電源のラインナップがあります。欲しいスマホの充電回数から、ちょうどよいモデルを選んでみましょう。今回は「5回前後/10回前後/20回前後/30回以上」の4パターンで、ピッタリなポータブル電源をピックアップしました。
①【5回前後】Jackery Explorer 100 Plus
Jackery Explorer 100 Plusは、出張・旅行・登山など「とにかく軽く持ち歩きたい」方向けのモデルです。スマホ約5回分の充電回数を確保できます。容量99WhはJAL・ANAをはじめ各航空会社の持込基準100Wh以下をクリアしており、4モデルの中で唯一、飛行機に機内持込できるモデルです。重さ約0.97kgで手のひらに乗るサイズ感で、小型のポーチなどにもスッポリ収まります。
注意点として、ACコンセントポートはありません。出力はUSB-CポートのPD100W×2とUSB-A×1のみで、スマホ・タブレット・ノートPCなどUSBデバイス専用です。ただし、USB-C PDが最大100Wの高出力に対応しているため、ノートPCへの高速充電も行えます。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
99.2Wh |
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定格出力 |
最大128W |
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充電速度 |
USB-C PD充電:1.8時間 ソーラーパネル充電:2時間(100W入力時) シガーソケット充電:2.5時間 |
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出力ポート数 |
USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W) |
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家電への稼働 |
スマホ(18W):約8回 ノートパソコン(90W):約1.8回 タブレット(30W):約2.5回 |
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充放電サイクル数 |
約2,000回 |
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サイズ&重量 |
126 x 86.5 x 87 mm(約965g) |
②【10回前後】Jackery ポータブル電源 240 New
Jackery ポータブル電源 240 Newは、家族の防災備えとして1台用意したい・停電対策も兼ねたい方向けのモデル。スマホ約10回分をカバーする256Whの容量です。デュアルPD100W対応で、スマホやノートPCを2台同時に同時に急速充電できるのが特徴。家族のスマホ2台をスピーディーに充電します。
約3.6kgの重さ、さらにリュックに入れて運べるコンパクトさで、非常用の持ち出しバッグに入れておくのもおすすめです。本体にはLEDライトも搭載しており、停電時には懐中電灯代わりにも使えます。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
256Wh |
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定格出力 |
300W (瞬間最大600W) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:2.5時間 ソーラーパネル充電:3.3時間(100W入力時) シガーソケット充電:5時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×1(最大10A) USB-A×1(最大15W) USB-C×2(それぞれ最大100W、15W) DC出力×1:12V⎓10A |
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家電への稼働 |
LEDライト(5W):約21時間 扇風機(15W):16時間 電気毛布(55W):約3.7時間 スマホ(29W):約11回 ノートパソコン(80W):約2回 |
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充放電サイクル数 |
約4,000回 |
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サイズ&重量 |
約23.1 x 15.3 x 16.8 cm (約3.6kg) |
③【20回前後】Jackery ポータブル電源 500 New
Jackery ポータブル電源 500 Newは、連泊キャンプや複数人の旅行でスマホをたっぷり充電しつつ、他の小型家電も使いたい方向けのモデルです。容量は512Whで、スマホだけを想定すると20回分をカバー。家族4人の2〜3泊分の充電に対応できます。
充電サイクルは6,000回で、4モデルの中でもっとも長寿命です。毎日充電しても約10年以上持つ計算で、長期間使うつもりなら圧倒的にコスパよく使えます。また5.7kgと500Whクラスでは業界最軽量級で、小学生でも持てる重さです。
定格出力は500Wと大きめで、小型の電気ケトルやハンドミキサー・小型炊飯器など消費電力が500W以下の家電に対応。「スマホ充電だけで十分」から「ちょっと家電も使いたい」という1歩先の使い方が広がります。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
512Wh |
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定格出力 |
500W (瞬間最大1,000W) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:1.3時間 ソーラーパネル充電:3.3時間(200W入力時) シガーソケット充電:6時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×2 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W、30W) DC出力×1:12V⎓10A |
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家電への稼働 |
電動ドリル(400W):約1.1時間 テレビ(60W):約8時間 電気毛布(55W):約7時間 スマホ(29W):約24回 ノートパソコン(80W):約4回 車載冷蔵庫(60W):約18時間(0度保冷) |
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充放電サイクル数 |
6000回 |
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サイズ&重量 |
311x205x157 mm(約5.7 kg) |
④【30回以上】Jackery ポータブル電源 1000 New
Jackery ポータブル電源 1000 Newは、スマホ充電を中心にしながら、ドライヤーや調理家電まで使いたい方向けのモデルです。容量は1,070Whで、スマホ約40回以上分の充電が可能。家族4人が3泊使っても余裕があります。
定格出力は家庭のコンセントと同じ1,500Wなので、ドライヤーや電気ケトル・電子レンジなど普段使いの家電をすべてカバー。スマホを充電しながら、同時に食事の準備に使ってもOKです。
また、コンセントからの充電の場合、緊急充電モードを使えば約60分、通常モードでも1.7時間でフル充電が完了します。1,000Whクラスでは最速レベルの充電速度です。「出発の朝でも2時間あればフル充電」の使いやすさで、キャンプや車中泊などの外出をサポートします。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
1,070Wh |
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定格出力 |
1,500W (瞬間最大3,000W) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:1.7時間(緊急充電モードなら1時間) ソーラーパネル充電:3時間(400W入力時) シガーソケット充電:12時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約3時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×3、 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W、30W) DC出力×1:12V⎓10A |
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家電への稼働 |
電子レンジ(1160W):約48分間 冷蔵庫(15W-520W):冷凍1.7h/保温38H 電気毛布(55W):約12時間 スマホ(29W):約45回 テレビ(60W):約12時間 高圧洗浄ガン(1400W):45分間 洗車機(400W-600W):約2時間 電動ドリル(150W-350W):約4時間 |
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充放電サイクル数 |
約4,000回 |
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サイズ&重量 |
約327 x 224 x 247 mm (約10.8 kg) |
3.ポータブル電源でスマホが充電できないときの原因と対処法
「ポータブル電源をいざ使おうとしたらスマホを充電できなかった」というトラブルの原因と対処法をまとめました。事前にチェックしておけば、出先でスマホを充電できずに困ってしまうトラブルを防げるでしょう。
①出力ポートの種類とケーブルが合っていない

「USB-CポートはあるけどケーブルがUSB-A」だった、などのポートとケーブルの組み合わせのミスは意外と多いです。充電できない場合はまず、ポータブル電源の出力ポートとスマホ側のケーブルの形状が合っているかを確認しましょう。
- ポータブル電源のUSB-C出力とスマホのUSB-C入力を同じUSB-Cケーブルでつなぐ
- USB-A出力にUSB-C変換アダプターをかますとうまく充電できないケースがある
- 急速充電対応ケーブルかどうかで充電速度が変わることがある
これらの確認だけで解決することが多いので、まず試してみましょう。
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②低電力モード・省エネモードの設定が原因になっている

ポータブル電源によっては、低出力モードや省エネモードが自動的にオンになっていると、スマホへの給電がオフになることがあります。対処法は以下のとおりです。
- ポータブル電源のボタンを押して出力をオンにする
- 省エネモードが設定されていたらオフにする
- スマホ側のバッテリー最適化設定で充電が制限されていないか確認する
多くのモデルはボタン長押しやダブルタップ、もしくは専用のスマホアプリから出力モードを切り替えられます。出力ボタンとスマホの設定を順番に確認するだけで解決することがほとんどです。
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③充電しっぱなしによるバッテリー保護機能が作動している

ポータブル電源・スマホの両方には過充電を防ぐ保護回路が搭載されています。保護機能が原因で、充電が自動的に止まっているかもしれません。保護機能が作動しやすい状況と対処法をまとめました。
| 原因 | 対処法 |
| 長時間つなぎっぱなしにしていて保護機能が動いている | 一度ケーブルを抜いて数分待ってから再接続する |
| 周囲が非常に高温・低温の環境になっている | 10℃~30℃程度の室温の空間に移動し、少し待ってから使う |
| ポータブル電源の残量がほぼゼロになっている | 過放電で止まっている可能性があるので、電源を入れ直してから再充電する |
いずれも機器が壊れているわけではなく、安全のための正常な動作です。ケーブルを抜き差ししたり、温度やバッテリー残量の条件を整えたりすれば充電が再開します。
まとめ
ポータブル電源のスマホ充電回数は「ポータブル電源の容量(Wh)×0.8÷スマホのバッテリー容量(Wh)」で計算できます。
スマホのバッテリー容量は「mAh」の単位のことが多いので、「バッテリー容量(mAh)×電圧(V)÷1,000」でWhに直してから計算してください。一般的なモバイルバッテリーは5Vなので、電圧は5として計算しましょう。そして「家族の人数×1日の充電回数×使用日数」で必要な充電回数を逆算して、そこから1.5〜2倍の余裕を持った容量を目安に選んでみてください。
Jackeryのポータブル電源は容量別の豊富なラインナップがあるので、必要な充電回数に応じたモデルを探してみましょう。




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