1.避難所にあるもの・ないもの|何を持参すべき?

「避難所に行けば必要なものは揃っている」と思っていると、いざ避難したときに困ることになります。避難所で提供されるものと、自分で用意しなければならないものを事前にチェックしておきましょう。
①避難所にあるもの|毛布・食料・水・簡易トイレ
避難所では、行政や支援団体から基本的な生活物資が提供されます。主に用意されているものは以下のとおりです。
● 毛布・簡易寝具
● おにぎりやパンなどの食料、ペットボトルの飲料水
● 簡易トイレ・仮設トイレ
● 消毒液・マスクなどの基本的な衛生用品
ただし、これらはあくまで「最低限の備え」です。全員に十分な量が行き渡るとは限りません。災害の規模や避難者の人数によって不足することがあります。また、提供のタイミングが発生から数日後になる場合もあるため、最初の数日分は自分で持参できるよう準備しましょう。
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②避難所にないもの|個人的な日用品・衣類・常備薬
避難所が用意するのはあくまで共通の生活物資。個人の日用品は基本的に自分で持参しなければいけません。第一三共ヘルスケア株式会社による調査では、衛生用品や医薬品について「避難所にあると想定していた」と答えた非経験者が約2割いた結果が出ており、実態との認識のズレが浮き彫りになっています。

引用:PRTIMES
避難所では用意されないことが多いものをまとめました。
● 薬類
● 着替え・下着・靴下などの衣類
● 歯ブラシ・シャンプー・ボディソープなどの洗面用具
● 生理用品・おむつなど個人の衛生用品
● 老眼鏡・補聴器・義歯洗浄剤などの個人の補助用具
● モバイルバッテリーや充電ケーブルなどの電子機器関連
「あると想定して持って行かなかった」では取り返しがつきません。事前に自分用のリストを作って、非常用持ち出し袋に入れておきましょう。
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2.避難所に必要なものリスト|最低限の持ち物(優先度高)
ここからは、避難所に持参すべきものを優先度の高い順に解説します。実際に避難所で過ごした日数は1〜2日が半数以上を占める一方で、3日以上になるケースも4割強にのぼります。「短期間だから」と油断せず、最低3日分を目安に準備しておきましょう。
①飲料水|1人1日3リットル×3日分
飲料水は1人あたり1日3リットルが目安です。3日分を人数分用意すると、4人家族であれば36リットルになります。500mlのペットボトルに換算すると72本分になるため、すべてを持ち出すのは現実的ではありません。
自宅での在宅避難分は備蓄として別に用意し、避難所への持ち出し分は最低でも1〜2日分を確保しておきましょう。なお、第一三共ヘルスケア株式会社による調査では、実際に避難所で過ごした日数は「1~2日」が半数以上の58.3%を占めています。

引用:PRTIME
避難所には給水車が来ることもありますが、来るタイミングは道路やライフラインの復旧状況次第です。到着までの「つなぎ」を自分で用意するのが身を守ることにつながります。
②食料|非常食・レトルト食品
食料は調理不要でそのまま食べられるものを中心に用意します。以下のものが持ち出しやすく、保存もきくためおすすめです。
● 乾パン・クラッカーなどの長期保存食
● アルファ米・レトルトご飯などの主食
● 缶詰・レトルト食品
● 栄養補助食品・エネルギーバー
重いものを無理に持ち出すと行動が遅くなります。缶詰が重い場合はレトルトパウチに替えるなど、持ち出しやすさを優先した選択も現実的です。
③貴重品|現金・保険証・通帳・印鑑
災害発生直後はATMが使えないケースが多く、電子マネーも停電中は利用できません。現金は小銭を含め手元に用意しておきましょう。また、避難後の各種手続きには保険証・通帳・印鑑が必要になることがあります。以下の書類・貴重品はまとめてジッパーバッグなどに入れておくと、素早く持ち出せます。
● 小銭多めの現金(1~2万円程度が目安)
● 健康保険証・マイナンバーカード
● 預金通帳・印鑑
● 権利証・契約書類など重要書類のコピー
原本の持ち出しが心配な場合は、スマホで写真を撮ってクラウドに保存しておくのがおすすめです。
④常備薬・お薬手帳|持病の薬+胃薬は必須
避難所での生活は、慣れない環境と不規則な食事、そして睡眠不足が重なります。第一三共ヘルスケア株式会社による調査では実際に避難生活を経験した人の6割以上が身体に不調を感じたと回答しました。とくに腰痛・肩こり・頭痛・胃痛が上位に挙がっています。


引用:PRTIMES
持病の薬は途切れると生命にかかわる場合があります。常に2〜3日分の余裕をもって処方してもらう習慣をつけておきましょう。また、薬の名称と用量がわかるお薬手帳は、避難先で医療を受けるときにも役立ちます。市販薬として胃薬・鎮痛剤・下痢止め・絆創膏などの基本的な救急用品も一式まとめておくと安心です。
⑤懐中電灯・ヘッドライト|停電対策
避難所での停電は珍しくありません。懐中電灯は手がふさがるため、両手が使えるヘッドライトがおすすめです。電池式の場合は予備電池も一緒に持っていきましょう。
複数人で避難する場合は、一人1本ずつ持つことを基本にしてください。停電中は真っ暗な中で夜間のトイレや移動をしなければいけないため、照明の有無が安全確保に直結します。
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⑥モバイルバッテリー・ポータブル電源|スマホの充電用
スマホは避難情報の取得・家族との連絡・地図の確認など、避難生活のあらゆるシーンで使います。電池が切れると情報から完全に断絶されるため、充電する手段の確保は必須です。
モバイルバッテリーは数回の充電が可能な容量を選び、充電ケーブルもセットで入れておきます。家族の人数が多い場合や停電が長引く可能性に備えるなら、大容量でコンセントも使える「ポータブル電源」が頼りになります。
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⑦簡易・携帯トイレ|避難所のトイレが使えない場合に
避難所のトイレには長蛇の列ができることが多く、衛生状態の悪化も深刻な問題です。
簡易トイレや携帯トイレがあれば、列に並ばずに済むうえ衛生面でも安心です。使いやすい凝固剤付きのポリ袋タイプがおすすめ。100均で安く揃うので、5〜10回分を目安に用意しておきましょう。とくにお子さんや高齢者がいるご家庭では、多めの備えをおすすめします。
⑧マスク・消毒液|感染症対策
多くの人が狭い空間に集まる避難所は、感染症が広がりやすいです。過去の被災地では、ノロウイルスや新型コロナウイルスなどの集団感染が複数報告されています。人数分×数日分のマスクを用意し、アルコール消毒液も持参しましょう。
手洗いができない状況が続くことも想定されます。ウェットティッシュや除菌シートを加えておくと、食事前の手指衛生に役立ちます。
⑨着替え・下着|最低限の枚数を
避難所ではお風呂に入るのが難しいため、着替えをする機会は限られます。下着と靴下は3〜5日分を目安に、衣類は季節に合わせた最低限のセットを用意しておきましょう。
かさばりやすい服は、圧縮袋に入れるとリュックの中をコンパクトにまとめられます。雨や浸水で濡れないよう、防水素材の袋に入れておくとより安心です。
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3.避難所にあると便利なもの(優先度中)

最低限の持ち物が揃ったら、次は避難生活の質を上げるための便利グッズを考えましょう。なくても命には関わりませんが、あることで体力の消耗やストレス・不安をぐっと減らせます。
①タオル・ウェットティッシュ|衛生管理に
タオルは体を拭くだけでなく、防寒・枕代わり・目隠しなど多用途に使えます。薄くてかさばらないスポーツタオルが持ち出しにおすすめです。
また、水が使えない状況が続く場合、ウェットティッシュは体や顔を清潔に保つための代替手段になります。大判タイプや除菌タイプを多めに準備しておくと使い勝手がよいです。
②ビニール袋・ゴミ袋|さまざまな用途に使える
ビニール袋とゴミ袋は、避難所でとても重宝します。主な用途をまとめました。
● 汚れた衣類・ゴミの保管
● 簡易トイレの汚物処理
● 雨やほこりから荷物を守る防水カバー
● 濡れた靴の袋がわり
大・中・小のサイズを合わせて10〜20枚程度持参しておくと、さまざまなシーンで役立るでしょう。
③毛布・ブランケット・アルミシート|防寒対策
避難所に毛布が用意されていても、人が多いと人数分が揃わないことが多いです。とくに冬場の避難では冷えが体力を大きく消耗させます。毛布やブランケットなど自分用の防寒グッズを持参しておくと安心です。
なお、毛布はかさばるのが難点ですが、薄く折りたためるアルミシートは体から発する熱を反射して暖まることが可能。荷物に余裕がないならアルミシートも選択肢に入れましょう。
④耳栓・アイマスク|睡眠の質を確保
避難所では、夜間でも照明がついていたり、周囲の話し声や物音が絶えなかったりします。睡眠不足が続いて免疫力低下や体調不良のリスクを上げないためにも、耳栓とアイマスクを用意しておくとよいでしょう。100均でも購入できるうえスペースも取らないので、持っておいて損はないです。
⑤カセットコンロ・ガスボンベ|温かい食事を作れる
避難所では温かい食事が提供されないことも多いです。しかし、冷たい食事が続くと思った以上にストレスがたまります。カセットコンロがあれば、お湯を沸かしてカップ麺を食べたり、レトルト食品を温めたりできます。
ガスボンベは1本あたり約60〜90分の使用が目安です。数日の避難になると1本では足りないため、3〜5本を用意しておきましょう。ただし、避難所によっては火気の使用が禁止されている場合があります。使用前に避難所のルールを確認してください。
⑥ラジオ|情報収集用
スマホのバッテリーが切れたとき、または通信が混雑して使えないときに頼りになるのが携帯ラジオです。電池式のラジオなら、停電中でも気象情報・避難情報を受け取り続けられます。
ソーラー充電と手回し充電を兼ねた多機能タイプは、電池が切れても充電できるため、万が一の長期避難に向いています。
⑦ホイッスル|救助要請用
建物の倒壊や土砂崩れで動けなくなった際、大声を出し続けるのは体力の消耗が激しいです。体力も気力も限界になり、助けを呼べないまま命を落とすリスクも。その点ホイッスルは少ない力で遠くまで音が届くため、救助を求めるときに効果を発揮します。
防災専用のものでなくても構いません。スポーツ用のホイッスルをリュックのジッパーに取り付けておくだけで、いざというときに即座に使えます。家族全員分を用意しておきましょう。
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4.特定のニーズ別の必要なもの|高齢者・子供・女性・ペット
高齢者や子供、女性、ペットは、ここまで解説した以外にも必要な防災グッズがあります。家族の中に当てはまる方がいれば、以下のものも準備しておきましょう。
①高齢者|老眼鏡・入れ歯洗浄シート・成人用おむつ・杖
高齢者は日常的に使っている道具がなくなることで、避難生活が一気に困難になります。特に持っていくのを忘れやすいものをまとめました。
● 老眼鏡・補聴器・補助用具
● 入れ歯・入れ歯洗浄シート
● 成人用おむつ・尿漏れパッド
● 杖・歩行補助具
● 持病の薬
体力の低下が早い高齢者は、避難所での運動不足も大きなリスクです。杖や歩行補助具を忘れると、体を動かせずにエコノミークラス症候群を引き起こしてしまうリスクもあります。忘れずに用意しておきましょう。
②子供・赤ちゃん|粉ミルク・哺乳瓶・おむつ・おもちゃ
避難所では子ども向けの物資が十分に揃わないことがあります。乳幼児がいるご家庭では、子ども専用の消耗品を多めに持っていくのが必須です。
● 粉ミルク・哺乳瓶・離乳食
● おむつ・おしりふき
● 着替え
● お気に入りのおもちゃ・絵本
災害時の非日常的な環境に置かれた子どもは不安を感じやすいです。安心できるおもちゃや絵本が不安をやわらげてくれます。お気に入りのおもちゃのうち、かさばらない小さなものを選んで入れておきましょう。
③女性|生理用品・防犯ブザー・着替え用の目隠し
避難所では女性特有のニーズを満たす防災グッズがそろわないことが多いです。以下のものを忘れずに用意しましょう。
● 生理用品
● 防犯ブザー
● 着替え用の目隠し布・ポンチョ
● 髪を束ねるゴム・洗顔シート
大きな避難所では更衣室が用意できない場合があります。一人で手早く着替えられるポンチョタイプの目隠しは、プライバシーを守る手軽な手段です。
④ペット|ペットフード・ケージ・トイレ用品
ペットを連れた避難では、フードや水はもちろん、ほかの避難者への配慮につながる用品も必須です。持参すべきものをまとめました。
● ペットフード・水・食器
● ケージ・キャリーバッグ
● トイレ用品・消臭スプレー
● ワクチン接種証明書
ケージやキャリーバッグは平時から慣れさせておくと、避難時のストレスを減らせます。迷子防止のためにマイクロチップや迷子札も事前に準備しておきましょう。
5.避難所や在宅避難の停電対策!Jackeryポータブル電源で電気が使える
避難所での停電は、家の停電よりも対処が難しい状況です。スマホを充電できるコンセントの数は限られており、避難者全員が一斉に充電しようとすれば順番待ちが発生します。「次に充電できるのは1日後」のようなケースも少なくありません。そこで、持ち運び式の蓄電池「Jackeryポータブル電源」を用意しておくと安心です。
Jackeryのポータブル電源は避難所でコンセントが取り合いになっている間に、家族全員分のスマホ充電を一台でまとめてカバー。
USB出力だけでなくコンセント出力も備えているため、在宅避難では家で使っている電子レンジや電気ケトル、扇風機などを動かすことが可能です。「普通に近い生活ができる」だけで、不安だらけの災害も乗り越えやすくなります。
また、Jackeryのポータブル電源は独自の技術で自然放電を抑えているのが特徴。一度フル充電すれば、1年後にも90~95%程度のバッテリーを残せます。普段使いしておらず充電を忘れていても、いざというときに電気が使えて安心です。7年連続で日本国内の売上高・販売台数1位を記録しており、安心して多くの方にお使いいただいています。
製品ページでJackeryポータブル電源の詳細をチェックして、自分や家族の安心を守れる1台を見つけましょう。
まとめ
避難所に用意されているのは毛布や食料・水・仮設トイレなど最低限の物資のみ。衣類・常備薬・個人用の衛生用品などは自分で持っていくのが基本です。実際の避難では3日以上になるケースも4割を超えるため、「1〜2日で帰れるだろう」という想定だけでは準備が不十分になります。
見落とされやすいのが、避難が長引いたときの電源確保です。スマホの充電が切れると、避難情報の取得も家族への連絡もできなくなります。ポータブル電源を一台用意しておき、停電が長引く状況でも電気が使える安心を手に入れましょう。