1.「Jackery(ジャクリ)は壊れやすい」という評判の実態は?
「Jackeryは壊れやすい」という声が出てきた原因は、旧モデルに使われていたバッテリーの特性です。現行モデルとは電池の種類がまったく違うため、旧モデルの悪い評判がそのまま現行モデルも同様とは限りません。
- 旧機種(無印・Proシリーズ)では使い切って長期放置すること(過放電)による充電不能の報告がいくつかあった
- 旧機種に採用されていた「三元系リチウムイオン電池」は過放電に弱く、深く放電したまま放置すると充電回路が電池を検出できなくなる特性があった
- 現行のPlusシリーズ・Newシリーズは最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」に刷新されており、三元系の弱点は大幅に改善されている
以下で詳しく見ていきましょう。
①旧機種(無印・Proシリーズ)では過放電による充電不能の報告が複数あった
Amazonの「Jackery ポータブル電源 700」のレビューでは、長期間使用しなかった後に充電できなくなった報告がいくつか見られました。
参考:Amazon:Jackery ポータブル電源 700カスタマーレビュー
共通しているのは、「キャンプや防災用として買って、しばらく使わずに放置した」というパターンです。
旧機種の「三元系リチウムイオン電池」は、残量がほぼゼロの状態で長期間放置すると「過放電」が起きてバッテリーが劣化し、充電器をつないでも反応しなくなることがあります。これは「Jackeryだけに起きうるトラブル」ではなく、すべてのリチウムイオン電池を使用したバッテリー類に起こり得るトラブルです。
一度深い過放電に陥ると復旧が難しいのですが、ユーザーからすれば「使っていないのに突然壊れた」と感じる原因となっていました。
②現行のPlusシリーズ・Newシリーズはリン酸鉄リチウムイオン電池に刷新されており大幅に改善されている

現行のPlusシリーズ・Newシリーズに採用されているリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)は、三元系と比べて過放電・過充電・高温に対する耐性が高い安定した電池です。2つの電池を以下に比較しました。
| 項目 | 三元系リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン(LFP) |
| 採用モデル | 旧機種 (無印・Proシリーズ) |
現行機種 (Plusシリーズ・Newシリーズ) |
| 充放電サイクル寿命 | 500〜1,000回程度 | 2,000回~6,000回程度 |
| 過放電への耐性 | 弱い | 強い |
| 熱分解温度 | 約220℃ | 約600℃ |
現行モデルはバッテリーの寿命が数倍以上、そして熱や過放電によるバッテリーの劣化が起きにくい設計です。さらに、独自の技術で自然放電量を年間5%程度に抑えており、そもそも長期放置で充電0%の過放電状態になりにくくなっています。
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2.Jackery(ジャクリ)の品質基準・安全認証・保証体制
Jackeryは「壊れやすい」という一部の評判を受け、より多くのユーザーにご満足いただけるよう、より高い品質基準を追求しています。
- 米国UL認証・防災製品等推奨品マーク(防災安全協会)など第三者機関の認証を取得している
- 独自技術「ChargeShield 2.0」の62種類の保護機能でバッテリーを制御し、バッテリー寿命を30%延長している
- 「GaN双方向インバーター」で発熱を抑えながら急速充電を実現している
- リン酸鉄リチウムイオン電池の採用で10年以上の長寿命で長く使える
- 公式サイトで製品保証登録すると最長5年の保証が受けられる
- 万が一の故障時や製品のトラブル・操作方法の疑問には日本語対応のカスタマーサービスが使える
改めて、現在のJackeryの品質基準や安全認証・保証体制について詳しくご紹介します。
①米国のUL認証・日本の防災製品等推奨品にも認定されている

Jackeryの現行モデルは米国の安全規格機関「UL(Underwriters Laboratories)」の認証「UL1778」を取得しています。ULはアメリカで100年以上の歴史を持つ第三者認証機関です。製品の安全を独立した立場で評価します。
また日本では、防災安全協会が定める「防災製品等推奨品マーク」を全モデルが取得しています。これは防災用途として使えることを確認した製品に付与されるマークで、非常時に安心して使えることの裏付けのひとつです。
②独自技術「ChargeShield 2.0」が62種類の保護機能でバッテリーを守る

「ChargeShield 2.0(チャージシールド2.0)」は、Jackeryが独自開発したバッテリー保護システムです。過充電・過放電・過熱をはじめとする62種類の保護機能を搭載しています。あらゆるバッテリーの異常からポータブル電源本体を守るので、安心・安全にお使いいただくことが可能です。
また「ChargeShield 2.0(チャージシールド2.0)」ではAIが充放電のタイミングを最適に制御する「可変速充電アルゴリズム」を採用。バッテリー寿命を従来比30%延長しています。「長く、安心して使えるポータブル電源を買いたい」という方にこそ、Jackeryのポータブル電源がおすすめです。
③GaN双方向インバーターの採用により発熱を抑えながら効率的な急速充電を実現している

GaN(窒化ガリウム)は従来のシリコンより電力変換効率が高い素材で、同じ電力を流したときの発熱が少なく、充電器を小型化できる特性があります。Jackeryのポータブル電源はエネルギーをやり取りする「双方向インバーター」にGaNを採用することで、急速充電中の発熱を抑えながら効率よく電力を変換できる設計です。
発熱が少ないということはバッテリーへの熱によるストレスが減るということで、故障のリスクを下げ寿命にもプラスの影響があります。
④リン酸鉄リチウムイオン電池の採用で毎日使っても10年以上の長寿命を実現している

前述のとおり、現行の「Plusシリーズ」と「Newシリーズ」には最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用。2,000~6,000回以上の充放電サイクルで、毎日使っても10年以上もつ長寿命を実現しています。従来の三元系リチウムイオン電池採用の旧機種の数倍の寿命で、長く安心してお使いいただけるのがポイントです。
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⑤Plusシリーズ・Newシリーズには最長5年の長期保証が付帯している

Jackery Japan公式サイトまたはAmazonなどに展開する公式ショップで購入したポータブル電源には、購入後3年間の保証が付帯しています。さらにJackery公式サイトで製品保証登録を行うと、追加で2年間の延長保証が適用され合計5年間の長期保証になります(※)。
※公式サイトで購入したポータブル電源の場合は、自動で延長保証が適用されます。
主な保証内容は以下のとおりです。
- 初期不良:新品交換対応(送料・返送料Jackery負担)
- 正常な使用下での保証期間内の故障:無償修理対応(送料・返送料Jackery負担)
製品保証登録はJackery公式サイト(https://support.jackery.com/extend-warranty)から行えます。購入後は忘れずに登録しておくと安心です。
⑥万が一の故障時も日本語対応のカスタマーセンターが対応する

Jackeryは日本語対応のカスタマーサービスを設けており、メール・電話で問い合わせができます。メールは24時間対応、電話は平日10:00~17:30の対応です。万が一の故障時の問い合わせはもちろん、軽微な製品トラブルや操作方法の疑問まで受け付けています。
海外ブランドのポータブル電源では「サポートが英語しか対応していない」「返答が来ない」といったトラブルを聞くこともありますが、Jackeryでは日本語ですぐに相談できるため対応もスムーズです。
3.故障に見えて故障でないケースと自己解決できる対処法
「Jackeryのポータブル電源、もしかして壊れたかも?」と感じる症状の多くは、簡単な操作で解決できます。メーカーに問い合わせる前に以下の3点を確認してみましょう。
- 電源が入らない:リセット操作(電源ボタンの長押し)で解決することが多い
- 充電できない:ケーブルやアダプターの抜き差し・延長コードを外すことで解決することが多い
- アプリと接続できない:Bluetooth設定を一度オフにしてから再接続すると解決することが多い
以下で詳しく解説します。
①電源が入らない場合はリセット操作で解決するケースが多い

電源ボタンを押しても反応しない・ディスプレイが点かないという場合、まずリセット操作を試します。すべてのケーブルを抜いて、電源OFFの状態で30分ほど放置してみましょう。その後、電源ボタンを長押しして電源ONを試みてください。
解決しない場合は、充電残量が0の過放電状態かもしれません。過放電状態になっている場合は、ACケーブルで充電を開始して30分〜2時間ほど充電すると認識されることがあります。
②充電できない場合はケーブルの接続状態を確認する

ポータブル電源が充電できないときに確認するポイントは以下のとおりです。
- ケーブルのプラグが両端ともしっかり奥まで差さっているか確認する
- 別のコンセントに差し替えて、コンセント自体が使えるか確認する
- 延長コードを使っている場合は外し、壁のコンセントに直接差す
液晶の入力ワット数が「0W」のままであれば充電されていない状態です。意外と、プラグの差し直しだけで解決するケースも多いです。別のコンセントに差し替えて解決した場合は、ポータブル電源ではなくコンセント側に問題があります。
上記を試しても変わらない場合は、Jackeryサポートに問い合わせましょう。
③アプリと接続できない場合はBluetooth設定の見直しで解決することが多い

JackeryアプリとポータブルとBluetooth接続がうまくいかない場合は、以下の手順を試せば解決することが多いです。
- アプリを完全に閉じて再起動する
- スマートフォンのBluetooth設定を一度オフにしてから再度オンにする
- スマートフォンのBluetooth設定に残っているJackeryデバイスの登録を削除してから再ペアリングする
- ポータブル電源の設定リセット(AC出力ボタン+DC/USB出力ボタン長押し)を試す
なお、3000Pro・900・1800の3モデルを除く旧機種(Proシリーズ・無印シリーズ)は、そもそもアプリ非対応となっているのでご注意ください。
すべての対処法を試しても接続できない場合は、Jackeryサポートに問い合わせて解決方法を確認しましょう。
4.Jackery(ジャクリ)を長く使うための正しい使い方と保管方法
Jackeryのポータブル電源を10年以上使い続けるためには、日頃の使い方と保管方法が大事です。リン酸鉄リチウムイオン電池は三元系より丈夫ですが、正しく使うとさらに長持ちします。
- 充電は80%を目安にして、常に満充電のまま保管しない
- 直射日光が当たる場所や高温の車内などは避けて、涼しい場所に保管する
- 3〜6か月以上使わない場合は残量をこまめに確認して、過放電状態(残量ゼロ)になるのを防ぐ
3つを意識するだけで、バッテリーが想定どおりの寿命を保ちやすくなります。
以下で3つを詳しく解説します。
①充電は80%程度を目安にして満充電のまま長期保管しない

リチウムイオン系の電池は、常に100%の状態をキープし続けるとバッテリーへの負荷が大きいです。80%を目安に充電し、満充電のまま放置するのはなるべく避けましょう。100%のフル充電はキャンプの出発前など、必要なときに限るのが理想です。
Jackeryアプリで「バッテリー節約モード」をオンにすると、充電上限が85%に制限され、80%を下回ったときだけ充電を再開します。このモードを使えば、バッテリー寿命が通常の1.5倍に延びる効果が期待できます。
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②涼しく直射日光の当たらない場所に保管してバッテリーの劣化を防ぐ

リン酸鉄リチウムイオン電池は三元系よりもはるかに熱に強いですが、高温環境に長期間置くとバッテリーの劣化が進むリスクがあります。保管に適した環境は以下のとおりです。
- 温度:常温(15〜25℃前後)がベスト
- 直射日光:必ず当たらない場所に保管
- 湿気:可能なら60%以下の低めが理想的
保管場所を決めたら、放置はせず3か月に一度は確認の習慣をつけましょう。
③長期保管時は3〜6か月ごとに電池残量を確認して過放電状態になるのを防ぐ

ポータブル電源は使っていなくてもごくわずかに自己放電が続きます。Jackeryの最新モデルは、独自の最先端技術「低自然放電技術ソリューション」で年間の自然放電を5%ほどに抑えてはいるものの、何年も放置すれば過放電のリスクがあります。そこで、長期間保管するときは以下のルールを決めるとよいでしょう。
- 保管前は残量を50〜80%前後にしておく
- 3~6か月に1度は残量を確認し、30%以下になっていたら補充電する
- 1年以上使わない場合は、半年ごとに充放電のサイクルを1回行う
保管中の過放電さえ防げば、旧機種でよく起きていた「気づいたら動かない」トラブルはほとんど起きません。カレンダーなどにメモしておいて、ときどき確認する習慣をつけることをおすすめします。
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まとめ
「Jackeryは壊れやすい」という評判は、旧機種の「三元系リチウムイオン電池」を使い切って長期放置する使い方(過放電)がおもな原因です。現行のPlusシリーズ・Newシリーズは最新の「リン酸鉄リチウムイオン電池」に刷新されており、過放電のリスクが圧倒的に抑えられています。
Jackeryは最新技術で、より長く安心して使えるポータブル電源に進化しています。7年連続で日本国内のポータブル電源・ソーラーパネル市場で売上No.1に輝いた実績からわかるように、もっとも多くのユーザーに選ばれているポータブル電源です。安心してお手に取っていただき、防災からアウトドア、普段使いまで、Jackeryをフル活用してみてください。
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