1.IHクッキングヒーターはポータブル電源で動かせる!
多くのIHクッキングヒーターは、消費電力が1400W前後となっています。火力を調節すれば消費電力を抑えられる場合もありますが、機能をフルに活かしたいなら1400W以上の定格出力を持つポータブル電源を用意しなければなりません。市販のIHクッキングヒーターの消費電力を見ていきましょう。
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製品名 |
メーカー |
消費電力 |
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KZ-PH34 |
Panasonic |
通常時:1400W セーブモード:1000W |
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IHK-T35 |
アイリスオーヤマ |
6段階:約1400W/約1000W/約700W/約500W/約200W/約80W |
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IH2025JP |
ティファール |
1400W |
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YEP-S100 |
YAMAZEN |
5段階:1000W/800W/600W/400W/200W |
●Jackeryのポータブル電源はIHクッキングヒーターに対応できる
IHクッキングヒーターは消費電力が大きい家電ですが、大容量・高出力のJackeryポータブル電源なら安心して使えます。以下の表で、IHクッキングヒーターが使えるJackeryポータブル電源と稼働時間目安を確認しましょう。
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機種名 |
定格出力 |
容量 |
IHクッキングヒーター(1,400W)の稼働時間※ |
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2,000W |
1,536Wh |
約54分 |
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2,200W |
2,042Wh |
約72分 |
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3,000W |
3,072Wh |
約108分 |
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3,000W |
3,584Wh |
約126分 |
※上記の稼働時間はあくまで参考値で、実際に使うIHクッキングヒーターの機種や使用状況により変わります。
IHコンロが使える時間目安の計算方法は「ポータブル電源の容量(Wh)×0.8÷IHクッキングヒーターの消費電力(W)」です。バッテリーから電気を取り出す際の変換ロス(約20%)が発生するため、0.8をかけて算出しています。
たとえば、容量2000Whのポータブル電源で1,400WのIHクッキングヒーターを使う場合、「2000Wh×0.8÷1,400W=約1.14時間(約68分)」です。
2.ihクッキングヒーターを使うためのポータブル電源選び方

IHクッキングヒーターをポータブル電源で動かしたい場合、ポータブル電源の定格出力がIHクッキングヒーターの消費電力を上回ることは大前提です。しかし定格出力が高ければ何でもよいわけではありません。ここからはIHクッキングヒーターが使えるポータブル電源を選ぶ5つのポイントを解説し、商品選びに役立つ情報を提供します。
●長時間使える大容量モデルがおすすめ
IHクッキングヒーターで何時間調理したいかによって、必要なポータブル電源の容量が変わります。以下の計算式で、必要なポータブル電源の容量目安を算出しましょう。
● 必要な容量(Wh)=IHクッキングヒーターの消費電力(W)×使用時間(時間)÷0.8
たとえば、1,400WのIHクッキングヒーターで1時間調理したい場合、「1,400W×1時間÷0.8=1,750Wh」の容量が必要となります。このことから、用途別で必要なポータブル電源容量目安(IHクッキングヒーターの消費電力を1400Wで計算)をまとめました。
● 1食分の調理(約20分):容量600Wh以上
● 2食分の調理(約40分):容量1,200Wh以上
● 3食分の調理(約60分):容量1,800Wh以上
● 1日3食+予備(約90分):容量2,700Wh以上
キャンプや車中泊で1泊2日過ごす場合、最低でも2食分の容量1,200Wh以上を確保しましょう。停電時にIHクッキングヒーターを数日間使いたい場合は、容量3,000Wh以上のポータブル電源がおすすめです。関連人気ページ:3000Wh級のポータブル電源おすすめ6選!使える家電や選び方も解説
●充電速度が速い製品は使いやすい
ポータブル電源の充電時間は、モデルと容量によって大きく異なります。市場に存在するポータブル電源の、充電時間の目安は以下のとおりです。
● 高速モデル:1〜2時間でフル充電
● 標準モデル:3〜6時間でフル充電
● 低速モデル:8時間以上でフル充電
「明日キャンプなのに充電を忘れていた」「停電前に急いで充電したい」というシーンに対応するためにも、充電時間が1〜2時間の高速モデルなら安心です。
関連記事:最短1時間でフル充電できるポータブル電源Jackery Newシリーズが人気な理由とは?
●軽量コンパクト設計だと持ち運びしやすい
アウトドアや車中泊に持ち出してIHクッキングヒーターを使いたい方は、軽量コンパクト設計のポータブル電源を選びましょう。
重量のあるポータブル電源を持ち出そうとした場合、道中で疲労が溜まるだけでなく地面に落として破損するリスクもあります。
Jackeryのポータブル電源には、業界トップクラスの軽量コンパクト設計を実現。ハンドルやキャスターも付いているので、持ち運びの負担がかかりません。
関連記事:軽量コンパクトな最強ポータブル電源「ジャクリ Newシリーズ」の魅力を徹底解剖
●安全性の高い製品を選ぶと安心
とくにIHクッキングヒーターのような消費電力が大きい家電を長時間使うと、バッテリーに大きな負荷がかかります。安全性の低いポータブル電源を使うと、発火・爆発リスクがあります。以下のポイントを確認して、ポータブル電源の安全性をチェックしましょう。
● バッテリーの種類:リン酸鉄リチウムイオン電池か三元系リチウムイオン電池か。リン酸鉄の方が熱安定性が高く安全
● 保護機能の搭載:過充電保護、過放電保護、過電流保護、短絡保護、高温保護など、保護機能が多いほど安全
● 国際安全認証の取得:PSEマーク(日本)、CEマーク(EU)、FCCマーク(米国)、UL認証などの取得の有無
● メーカーの販売実績:累計販売台数が多く、事故報告が少ないメーカーは信頼性が高い
Jackeryのポータブル電源は、12重のBMS(バッテリーマネジメントシステム)でバッテリーの電圧・電流・温度を常時監視して発熱や発火を防いでいます。内蔵バッテリーの種類は、熱安定性が高く安全なリン酸鉄リチウムイオン電池です。本体ケース部分には耐火性素材を使用しており、もしも、万が一発火が発生しても延焼を防ぎます。
関連人気記事:Jackeryポータブル電源の安全性について徹底解説
●ソーラーパネルを使った充電で長期間の停電も安心
ソーラーパネルがあれば、ポータブル電源の強みをさらに引き出せます。停電が続いても太陽光で電気を作り、ポータブル電源に充電できます。IHクッキングヒーターを使い、毎日温かくて衛生的、バラエティに富んだ料理を楽しめるでしょう。
またソーラーパネルで発電した電気は、無料で使えます。そのぶん、電力会社に支払う電気料金を節約できます。電気料金は2022年以降値上げが続いていますから、ソーラーパネルの活用による節約効果は大きくなっています。電気料金の節約については、以下の記事もご参照ください。
関連人気記事:電気代節約にも貢献する!ポータブル電源の思わぬ使い道とは
3.IHクッキングヒーターが使えるおすすめのポータブル電源4選
IHクッキングヒーターを使いたい方には、Jackeryポータブル電源とソーラーパネルがセットされた、「Jackery Solar Generator」をおすすめします。製品ごとに特長がありますので、機能を比較したうえであなたに合った製品を選んでください。
●Jackery ポータブル電源 3000 New セット

Jackeryポータブル電源3000 Newセットは、容量3,072Wh、定格出力3,000Wを持つハイパワーモデルです。IHクッキングヒーター(2,300W)を約1.2時間稼働できるため、朝昼晩の3食分の調理も余裕でこなせます。
また、ソーラーパネル200Wが最大4枚接続できるので、晴天時なら約5.5時間でフル充電が可能。日中にべランドや庭などでソーラー充電しておけば、夕食の調理に使えて便利です。
家庭用コンセント(AC100V)から充電すれば、最速2.5時間でフル充電できるため、停電が予想される大型台風の前などにも活躍します。
また、容量3,000Whの高出力で、IHクッキングヒーター以外にも電気ケトル(850W)、炊飯器(500W)、電気毛布(55W)など、複数の家電を同時に使うことが可能。
アプリ遠隔操作対応で、節電に役立つ「自家発電機能」や「ファミリー共有」など便利な機能も搭載しています。家族でのキャンプや車中泊、長期間の停電対策だけではなく、日常の電気代節約にもオススメです。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源セット

Jackery Solar Generator 2000 Newは、容量2042Wh、定格出力2,200Wで、消費電力2300WのIHクッキングヒーターなら約45分給電できるので、キャンプで1〜2食分の調理に最適なポータブル電源です。
また、CTB技術の採用により、2000Whクラスの市場モデルより40%小さく、重量も34%の軽量化を実現できました。「屋外でも自由に電力を使いたい」というキャンプ・車中泊、DIYなどのニーズに対応します。
さらに、ソーラーパネル200Wを最大2枚接続でき、晴天時なら200W2枚の場合約4.5時間でフル充電できます。宿泊キャンプで日中に充電しておけば、夕食のIHクッキングヒーターでの調理に十分な電力を確保できるでしょう。ファミリーキャンプ、夫婦2人での車中泊、1〜2日分の停電対策におすすめします。
●Jackery Solar Generator 3600Plus ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 3600Plusは、定格出力3000W、瞬間最大出力6000Wという高い出力により、IHクッキングヒーターで調理をしながら、同時に電気ケトルでお湯を沸かすといった、高出力家電の同時利用ができます。
3584Whの超大容量で、消費電力が2300WのIHクッキングヒーターなら約1.4時間使えるため、3食分の調理も余裕でこなせます。
さらに、バッテリーパックで容量を最大21,500Whまで拡張できるため、IHクッキングヒータ-やエアコン、冷蔵庫などの大型家電を数日間にわたって稼働できます。
さらに、2台のポータブル電源を並列接続すれば、定格出力6,000W、200V対応も可能。業務用のIHクッキングヒーターなど、より消費電力の大きい電化製品も問題使えます。
同クラス(約3〜4kWh級)の製品と比べ、重量を約25%軽量化、外周サイズは約35%の省スペース化を実現しているので、リビングの隅やデスク下、押し入れ下段にも収まりやすいです。
●Jackery Solar Generator 5000 Plus ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 5000 Plusは、容量5,040Wh、定格出力6,000Wを持つJackery最強のポータブル電源セットです。IHクッキングヒーター(2,300W)を約1.9時間使えるため、1日3食+予備の電力を十分に確保できます。
6000Wの高出力・単相100V/200V AC出力に対応しており、エアコン、冷蔵庫、電動工具と高出力IH調理器具などの電化製品からパソコンなどの電子機器まで幅広く使用可能です。
さらに、バッテリーパックで容量を最大30,240Whまで拡張できるため、3人家族を停電から最大約16日守れます。
専用の切り替え分電盤キットを使用してご自宅のブレーカーに接続し、停電中に家全体のコンセントを使えるようにすることも可能です。
切り替え分電盤キットを使用する場合でも、定置型蓄電池のような大規模な工事は不要。工事費を抑え、結果的にコスパも良いポータブル電源です。
定置型蓄電池を設置するか迷っている方や、大家族で長期間の停電にも対応したい方におすすめします。
4.ポータブル電源でIHクッキングヒーターを動かす必要性|活用シーンを解説
ポータブル電源を使うことで、どこでもおいしい料理を楽しめることは大きなメリットです。ここからはIHクッキングヒーターをポータブル電源で動かす4つのメリットを、詳しく確認していきましょう。
●停電してもいつもの家電で料理をつくることが可能
停電すると、家電の利用には大きな制約がかかります。家庭用電源を使って、IHクッキングヒーターを動かすことはできません。台風や地震などでガスも止まってしまえば、ガスコンロも使えなくなってしまいます。料理をどうやって作ればよいか、途方に暮れてしまうかもしれません。
このような状況でもポータブル電源があれば、いつもの家電を使って料理をつくることが可能です。温かい料理を味わうことができ、ほっとするひとときを過ごせるでしょう。買い置きした食材が無駄にならないことも、見逃せないメリットです。
関連記事:ポータブル電源は災害時にいらない?不要派の意見や必要・不要の判断基準を解説
●アウトドアでも火を使わず安全に調理を楽しめる
キャンプなどのアウトドアでは、薪や炭を使った調理に憧れる方も多いでしょう。しかしこれらは炎が出るため、火災のリスクがあることに注意しなければなりません。
ポータブル電源とIHクッキングヒーターがあれば、火を使わずに安全に調理ができます。赤々と燃える炎を楽しむことはできませんが、ヒーターや調理器具に触れなければやけどをしない安全性は魅力的です。小さいお子様がいる家庭でも、安心して調理を楽しむことができるでしょう。
●車中泊でも天候に左右されず暖かい料理を作ることが可能
車中泊の場合、悪天候での調理は悩みの種です。雨や雪が降っていなければ、調理器具を車の外に出して料理を作ることもできるでしょう。一方で雨や雪の日は、車内で過ごすことになります。街なかなら飲食店で食事を取ることも可能ですが、山間部など市街地を離れている場合はそうするわけにもいきません。もし車内でコンロを使うと、一酸化炭素中毒になるおそれもあります。
IHクッキングヒーターは電気を使って温めますから、有害な一酸化炭素が出る心配はなく、二酸化炭素など温室効果ガスを出すこともありません。火災のリスクも小さいため、悪天候の日でも暖かい料理を作れることは大きなメリットに挙げられます。
関連人気記事:ポータブル電源で車のバッテリー上がりを対策!操作方法やジャンプスターターとの違いまとめ
●キッチン以外でもできたての料理を食べられる
日々の生活でも、IHクッキングヒーターが活躍する場面はあります。鍋料理はできたてアツアツを楽しめることが魅力ですが、家族や知人が集まる場所がキッチンの近くにあるとは限りません。
IHクッキングヒーターがあれば、キッチンから遠い部屋や庭でもできたての料理を楽しめます。ポータブル電源があればIHクッキングヒーター専用で使えるため、ブレーカーが落ちるかどうか気にする必要がありません。
食事を楽しむ場所がキッチンやコンセントから遠くても良いメリットは、おうちキャンプでも役立ちます。どこでもおいしい料理を楽しめることはとても魅力的です。
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5.ポータブル電源とIHクッキングヒーターに関するよくある質問
ポータブル電源とIHクッキングヒーターに関するよくある質問と、その回答をまとめました。
①500W程度のポータブル電源でも使えるIHクッキングヒーターはある?
500W程度のポータブル電源でも使えるIHクッキングヒーターはあります。おすすめは、シービージャパンのモデルです。

引用:楽天市場
消費電力は最大500Wで、定格出力500W~600Wのポータブル電源なら問題なく動作。重量も約1kgと軽量で扱いやすいです。サイズ感もコンパクトで、ソロキャンプや車中泊でも邪魔になりません。沸かす・煮る・炒める・茹でるがこの1台で解決します。
ただし、500Wでは火力が弱いため、煮込み料理やお湯を沸かすのに時間がかかります。本格的な調理を楽しみたい方は、1,400W前後のIHクッキングヒーターと、それに対応する高出力ポータブル電源の購入を検討しましょう。
②車中泊に使えるポータブルIHクッキングヒーターのおすすめは?
車中泊には、ドリテックのIHクッカー「DI-231」がおすすめです。

引用:楽天市場
消費電力は最大1,400Wで、火力調整は6段階(1,400W/1,000W/700W/500W/200W/80W)に対応。80Wの保温モードがあるため、調理後も温かい料理を楽しめる点が車中泊に最適です。調理が終わった後、すぐに食べられなくても保温モードで温かさを保てます。
本体サイズは縦横どちらも25㎝以下で、車内の限られたスペースでも使いやすいです。タイマー機能も搭載しており、煮込み料理を作りながら他の作業ができます。車中泊で本格的な調理を楽しみたい方におすすめです。
③キャンプに使えるIHコンロのおすすめは?
キャンプには、アイリスオーヤマのIHコンロIHK-T391-Bがおすすめです。

引用:アイリスプラザ
消費電力は最大1,400Wで、6段階の火力調整に対応。揚げ物モード(150℃〜200℃)も搭載しており、唐揚げや天ぷらも作れます。キャンプで揚げ物を作る場合、ガスコンロでは火災のリスクがありますが、IHコンロなら火を使わないため安全です。
また、鍋がないときに加熱を停止する検知機能や、タイマーセットを忘れても2時間で停止する切り忘れ防止機能も搭載。小さなお子様がいるファミリーキャンプでも安心して使えます。
④自宅でのポータブル電源との併用にちょうどよい、卓上タイプのIHクッキングヒーターのおすすめは?
自宅での使用には、アイリスオーヤマの卓上コンロがおすすめです。

引用:Yahoo!ショッピング
消費電力は最大1,400Wで、80Wの保温モードがあるため、鍋パーティーや卓上での調理に便利です。フラットな形状で、使用後は拭くだけでラクラクお手入れできます。
また、マグネットプラグ式のコードを採用しており、誤ってコードを引っ張っても本体が倒れないため安全です。キッチンから離れた部屋や庭での鍋パーティー、おうちキャンプなど、さまざまなシーンで活躍します。
5.家電を使う場面をイメージしてポータブル電源を選ぼう
IHクッキングヒーターを使えるポータブル電源は多いです。しかしポータブル電源の選び方によって、使い勝手は大きく変わります。充電時間の短さを重視する方と複数の調理家電を併用したい方で、適するポータブル電源は大きく異なることに注目してください。
ポータブル電源を選ぶ際には「定格出力がIHクッキングヒーターの消費電力を上回っているからOK」と簡単に考えず、容量や充電時間などの性能にも目を向けましょう。主にどのような状況で使うかも、機器を選ぶ重要なポイントです。家電を使う場面をイメージしたうえでポータブル電源を選べば、便利さを実感でき満足感を得られるでしょう。
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