1.冷蔵庫をソーラーだけでオフグリッドにするのは不可能
冷蔵庫をソーラーパネルだけでオフグリッドにするのは、以下の理由から現実的ではありません。
- 冷蔵庫は24時間365日、電源を切らずに動き続ける家電|太陽が出ていない時間帯も稼働が必要
- 蓄電池があれば夜間や悪天候時も冷蔵庫を動かせる|発電した電気をためて使う仕組みが欠かせない
- 蓄電池の容量はどうやって決める?|冷蔵庫の消費電力量から逆算する
3つの視点から見ていきましょう。
①冷蔵庫は24時間365日、電源を切らずに動き続ける家電

冷蔵庫は家庭にある家電の中でも数少ない、24時間365日動き続ける家電です。ソーラーパネルは太陽の光がないと発電できないため、夜間や日照時間の短い冬場、雨や曇りの日は使えなくなってしまいます。
関連人気記事:ポータブル電源でキャンプ用冷蔵庫を動かすには?稼働時間の計算と選び方を解説
②蓄電池があれば夜間や悪天候時も冷蔵庫を動かせる

蓄電池があれば、日中にソーラーパネルで発電した電気をいったんためておけます。夜になって発電量がゼロになっても、この蓄電池にためた電気に切り替えれば冷蔵庫を止めずに動かし続けることが可能です。
曇りや雨で発電量が少ない日も同じように、蓄電池の電気があれば冷蔵庫をキープできます。
③蓄電池の容量はどうやって決める?

オフグリッドでは太陽光と発電蓄電池を組み合わせて使います。蓄電池は毎日ゼロから満タンにする前提ではなく、天候が悪い日が続いても冷蔵庫を止めないように容量を決めましょう。計算式は以下のとおりです。
蓄電池の容量(Wh)=冷蔵庫の1日あたりの消費電力量(Wh)×持たせたい日数÷0.8
※「0.8」の数字は、出力時に発生するロスを見込んだ係数です。
家庭用冷蔵庫の消費電力量は年間で約200〜400kWh、1日あたりに換算すると約500〜1000Wh程度が目安となっています。
たとえば1日800Whを消費する冷蔵庫で考えてみましょう。曇りや雨の日が2日充電できなくても止めたくないなら、「800Wh×2日÷0.8=2,000Wh」が最低限必要な蓄電池の容量の目安になります。雨や雪が多い地域では、もう少し余裕を持たせておきましょう。
関連人気記事:蓄電池の容量の決め方は3つ!容量以外の注意点や目安の計算方法も解説
2.買って置くだけ!Jackery(ジャクリ)のポータブル電源&ソーラーパネルなら冷蔵庫のオフグリッドは簡単
Jackery Solar Generatorは、持ち運べるソーラーパネルと移動できる蓄電池「ポータブル電源」があらかじめセットになった製品です。パネルを設置して、それぞれをケーブルをつなぐだけで発電と蓄電がスタートします。届いたその日から冷蔵庫のオフグリッドを始めることが可能です。
今回は動かしたい冷蔵庫の種類ごとにピッタリなモデルをピックアップしました。
- Jackery Solar Generator 1000 New V3|車載・小型冷蔵庫を動かしたい人に
- Jackery Solar Generator 2000 New|一般的な家庭用冷蔵庫1台を動かしたい人に
- Jackery Solar Generator 3600 Plus|大型冷蔵庫や他の家電も同時に動かしたい人に
考えている用途のモデルを詳しくチェックしてみてください。
①Jackery Solar Generator 1000 New V3|車載・小型冷蔵庫を動かしたい人に

消費電力の少ない小型冷蔵庫や車載冷蔵庫を動かしたいなら、Jackery Solar Generator 1000 New V3が候補です。容量1024Wh・定格出力1500Wのポータブル電源に、100Wまたは200Wのソーラーパネルがセットになっています。平均20Wを消費する冷蔵庫ならおよそ1日半ほどキープすることが可能です。
ポータブル電源の重さは約10.6kgで、女性でも片手で持ち運び可能。ワンルームや個室で使うサブ冷蔵庫のように、小型で消費電力の少ない冷蔵庫のオフグリッド化に向いています。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 1000 New V3 |
| 容量 | 1,024Wh |
| 定格出力 | 1,500W (瞬間最大3,000W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:73分(緊急充電モードなら47分) ソーラーパネル充電:3.8時間(400W入力時) シガーソケット充電:12時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約2.7時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*3 USB-A*1(最大18W) USB-C*2(それぞれ最大100W、30W) DC出力*1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(40W-140W):約19時間 冷蔵庫(65W):約29時間 電子ケトル(850W):約1時間 炊飯器(330W):約2.7時間 |
| 充放電サイクル数 |
約6,000回 ※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 約314*201*234mm (約10.6 kg) |
| UPS機能搭載 | 10ms以内 |
| 参考価格 | 109,800円(セール時は8万円以下になる場合あり) |
②Jackery Solar Generator 2000 New|一般的な家庭用冷蔵庫1台を動かしたい人に

一般的な家庭用冷蔵庫を1台まかないたいなら、容量2042Wh・定格出力2200WのJackery Solar Generator 2000 Newがおすすめ。冷蔵庫の消費電力量1日あたり0.5〜1.0kWh程度で割ると、フル充電の状態から約2〜4日間動かせます。
本体重量は約17.9kgで頻繁に持ち運ぶにはやや重めですが、キッチンや納戸での据え置きメインで使うなら気になりません。セットのJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルを使えば、最短15時間でフル充電が完了します。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 2000 New |
| 容量 | 2,042Wh |
| 定格出力 | 2,200W (瞬間最大4,400W) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:2時間(緊急充電モードなら1.7時間) ソーラーパネル充電:6時間(400W入力時) シガーソケット充電:24時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約5.6時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*3 USB-A*1(最大18W) USB-C*2(それぞれ最大100W、30W) DC出力*1:12V⎓10A |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(15W-520W):約2-3日間 電子ケトル(850W):約2時間 炊飯器(330W):約5.5時間 IHコンロ(2300W):約45分間 |
| 充放電サイクル数 |
約4,000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 |
2,000Whクラスで業界最軽量・最小: 約335*264*292 mm (約17.9 kg) |
| UPS機能搭載 | 20ms以内 |
| 参考価格 | 209,800円(セール時は15万円以下になる場合あり) |
③Jackery Solar Generator 3600 Plus|大型冷蔵庫や他の家電も同時に動かしたい人に

冷蔵庫と一緒に他の家電も動かしたいなら、Jackery Solar Generator 3600 Plusがおすすめです。定格出力3000Wは家庭のコンセント1ヶ所あたりの2倍に相当するパワーで冷蔵庫のほか、照明や炊飯器も同時に使えます。3584Whは、1日0.5~1kWhを消費する冷蔵庫単体ならフル充電から約3.5〜7日間動く計算です。
さらに別売りの拡張バッテリーを組み合わせれば、容量が最大21500Whまでアップ。もしもの大規模停電からも冷蔵庫をしっかりと守ります。
| 製品スペック詳細 | Jackery ポータブル電源 3600 Plus |
| 容量 | 3584Wh(単体で最大21.5kWhまで拡張可能) |
| 定格出力 | 3000W(瞬間最大6000W)(50hz/60hz両方対応) |
| 充電速度 |
ACコンセント充電:3時間 ソーラーパネル充電:6.5時間(800W入力時) シガーソケット充電:40時間 ハイブリッド充電(AC+ソーラー充電):最速1.8時間 Drive Charger 600Wによる走行充電:約7時間 |
| 出力ポート数 |
AC出力*5 USB-A*2(最大18W) USB-C*2(それぞれ最大100W) |
| 家電への 稼働時間目安(例) |
冷蔵庫(570W):約4-5日間 冷蔵庫(15W-520W):冷蔵約6時間/保温約82時間 電子ケトル(850W):約3.6時間 炊飯器(330W):約7.5時間 |
| 充放電サイクル数 |
6,000回 ※6000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
| サイズ&重量 | 約 375 * 317 * 229 mm(約35kg) |
| UPS機能搭載 | 10ms以内 |
| 参考価格 | 359,800円(セール時は25万円以下になる場合あり) |
3.冷蔵庫のオフグリッドに関するよくある質問
冷蔵庫のオフグリッドに関するよくある質問と、その回答をまとめました。
①冷蔵庫を直流(DC)のまま動かすことはできる?

車載用の冷蔵庫ならDC12VやDC24Vで動く設計が多く、ポータブル電源のDC出力(シガーソケットなど)から直接電気を送れば、交流への変換ロスなく直流のまま動かせます。
一方、一般的な家庭用冷蔵庫は交流(AC100V)で動く設計のため、直流(DC)のまま動かすことはできません。
関連人気記事:交流と直流とは?メリット・デメリットや使い分け例をわかりやすく解説
②ソーラーパネル1枚(100W程度)だけでも冷蔵庫は動かせる?

パネル1枚だけでは、安定して動かし続けることはできません。ソーラーパネルの出力は、日照の強さによって常に変動します。冷蔵庫は起動時を除き50W程度で動くモデルが多いです。しかし、雲がかかったり影がかかったりしてパネルの出力がこの消費電力を下回った瞬間、電気の供給が途切れてしまいます。また、夜間はこの出力がゼロになるため、当然動きません。
たとえ1日の発電量(Wh)が冷蔵庫の消費量を上回っていても、瞬間ごとの出力(W)が足りなければ冷蔵庫はストップしてしまいます。
関連人気記事:ソーラーパネル100Wおすすめ4選!できることや選び方、発電量をあげるコツも解説
まとめ
冷蔵庫は24時間動き続ける家電のため、ソーラーパネルだけでオフグリッドにするのは現実的ではありません。蓄電池を組み合わせれば、夜間や悪天候の時間帯も安定して冷蔵庫を動かし続けられます。
機材選びや配線の手間をかけずに始めたいなら、Jackery Solar Generatorのポータブル電源とソーラーパネルのセットがおすすめです。Jackery Solar Generatorなら置くだけで蓄電と発電が始まります。冷蔵庫のオフグリッドをすぐに始めましょう。