1.車中泊に必要なものは知識と必須アイテム

車中泊に必要なものは、必須アイテムや便利グッズだけではありません。車中泊を満喫し充実した時間を過ごすためには、アイテム以外に知識や情報も重要になってきます。必要なものを揃えるまえに、知識と情報収集から始めましょう。
●車中泊に必要な知識
車中泊に必要な知識とは、車中泊をする際のマナーや車を停泊させる場所のルールのことです。知らずに停泊していると、お店の人に迷惑をかけてしまったり、通報されることもあります。最悪のケースだと、損害賠償請求を受ける可能性もあるため注意が必要です。
車中泊をする際の基本的なマナーは「他人に迷惑をかけない」ことです。
・ゴミは所定の場所にきちんと分別して捨てるか、持ち帰る
・アイドリングや騒音を出さない
・停泊する駐車場を汚さない
などが一般的に基本的なマナーとして知られています。
気兼ねなく車中泊を楽しみたい方は、有料施設を利用することをおすすめします。
・温泉施設を利用したい
・清潔なトイレを利用したい
・電源を利用したい
など、有料施設は設備が充実しているので快適な車中泊を過ごせますよ。
●車中泊に必要な事前準備
事前準備として必要なのは、目的地を予め決めて情報を集めておくことです。行き当たりばったりで向かえば、ルールに違反してしまうことがあります。例えば、コンビニの駐車場はたまに警察の方が夜間巡回されていて、職務質問を受けることがあります。
・道の駅を利用する
・RVパークを利用する
・オートキャンプサイトを利用する
など、停泊する場所にある施設情報やルールを事前に調べておくことが大切です。
路肩やお店の駐車場などの私有地やサービスエリアなどは、違法駐車や不法侵入などお店の人に迷惑をかけてしまう場合があります。認められているとしても「安全運転のための一時的な仮眠程度」なので、注意が必要です。
2.車中泊初心者が知っておきたい必須アイテム5選
それでは、車中泊に必要な必須アイテムを5つ紹介していきます。この5品は車中泊には欠かせないアイテムとなっています。車中泊を満喫したい方は必ず揃えた方が良いです。
必須アイテム1:寝袋(シュラフ)&マット
車の中で熟睡するためには、車内の室温と寝心地が重要な要素になってきます。車内は外気温の影響を受けやすく、シートを倒しても完全フラットにならない車が多いです。
・「手足が冷えて寝付けない」
・「シートの段差で身体が痛い」
このような不具合を抱えたままだと、寝不足の原因となってしまいます。快眠するためにも、季節に合った寝袋(シュラフ)と、身体が痛くならないマットの用意は車中泊には必須となります。
必須アイテム2:ポータブル電源
車のエンジンを切っても、スマホや家電などの電化製品に給電できるポータブル電源は、車中泊を目的とするなら必需品です。車中泊でポータブル電源があると下記メリットがあります。
・スマホやタブレットを常にフル充電してアニメや映画、YouTubeなどの動画を楽しむ
・調理家電に給電して簡単な料理を作れる
・ノートPCに給電してどこでも作業や業務をできる
・扇風機や電気毛布などの家電を使い、暑さ対策や寒さ対策を簡単に対応
・照明器具(LEDライトなど)に長時間給電できる
例えば「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源は、静音レベル30dB以下と非常に静かで車の中で生じても動作音が気になりません。リュックに入る小型モデルから、ほぼすべての家電を動作できる大容量モデルまでラインナップも豊富。
IH調理器で料理を楽しんだり、サーキュレーターや小型ヒーターで暑さ・寒さ対策をしたりさまざまなシーンで活躍する「Jackery」のポータブル電源で、車中泊をより快適にしましょう。
必須アイテム3:簡易テーブル(折り畳み式)
食事はキャンプや車中泊をするときの醍醐味の1つです。より車中泊感を出すためにも、簡易テーブル(折り畳み式)があると重宝します。コンビニでお弁当を買って食べるくらいなら、運転席で済ませても問題ないかもしれません。しかし、車中泊という普段の生活と違う環境を楽しむのであれば、
「食事をする場所をきちんと確保する」
方がより本格的に車中泊している感が出ます。
例えば、車内で簡単な料理を作って食事をすること。これは普段過ごしている日常から離れた生活を送っていると実感することができます。この行為が車中泊の醍醐味なのです。
必須アイテム4:簡易照明
日が暮れてくると、車内は想像以上に暗くなるため簡易照明が必要となってきます。車内のルームランプでは明るさが不十分で、エンジンをかけると騒音や燃料に問題が出てくるため、別に用意しておくと重宝します。
車中泊感を引き立たせたいなら、充電式のランタンを用意しましょう。明るさ重視であれば、デスク用の簡易照明で十分です。
l 車の天井に取り付けられるマグネット式の脱着タイプ
l アシストグリップに挟めるタイプ
がおすすめです。
充電式のもので約10時間程度もつタイプであれば、一晩使って昼間に充電しておくことができます。ポータブル電源で充電しておくか、移動中の運転中シガー充電で充電しておきましょう。
必須アイテム5:サンシェード
サンシェードは、車内で就寝する際に利用します。中を覗かれないようにすることが目的です。前方座席はもちろんですが、後部座席も対策が必要です。
例えば、後部座席がプライバシーガラスになっている仕様の車でも、中で照明を使っていると外から丸見えになってしまいます。中にいる本人は気づかなかったりするので、恥ずかしい思いをしないためにも、サンシェードは必ず準備しておきましょう。
後部座席は工夫次第で100円均一の商品を利用してうまく隠せる方法もあります。YouTubeで車中泊を題材にされている方の動画を見るととても参考になります。
3.女子の車中泊に必要なもの4選
女子の車中泊には、快適さと安全性を重視したアイテムを用意しましょう。ここでは、女子の車中泊に必要な持ち物を紹介していきます。
①防犯ブザー・簡易ロックなどの防犯対策グッズ
女性の車中泊で最も気をつけたいのが、防犯面です。自分を守る備えとして、以下のようなアイテムを準備しましょう。
● 防犯ブザー:大きな音で周囲に助けを求められる
● 簡易ロック・ドアストッパー:車の扉を内側から補強し、不審者の侵入を防ぐ
● 護身用スプレー:危険が迫ったときに相手の顔に当てることで目・鼻・喉などに激しい痛みや刺激を与える
とくに知らない場所や夜間の駐車時は、安心して過ごせる環境を作りましょう。
②コスメやスキンケア用品などの美容グッズ
車中泊などのアウトドアでは乾燥や紫外線で肌がダメージを受けやすいため、美容グッズの準備が欠かせません。車中泊で以下のようなアイテムを揃え、肌をダメージから守りましょう。
● 化粧水・保湿クリーム:肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つ
● ミストスプレー・フェイスシート:手軽に使えてリフレッシュ効果もあり
● ミラー付きコンパクト・コットン:メイク直しなど気軽に身だしなみを整えられる
これらの美容グッズがあれば、車内でも手軽にスキンケアやメイク直しができます。日差しの強い日でも肌の乾燥や疲れを防げるので、自分の肌に合うものを用意しましょう。
③ウェットティッシュやドライシャンプーなどの衛生用品
車中泊では水道設備がない場合が多いので、以下のような衛生用品を用意しておくと安心です。
● ウェットティッシュ:手や顔を手軽に拭ける
● ドライシャンプー:髪のベタつきを抑える
● 消臭スプレー:車内のニオイ対策ができる
● 携帯用トイレ:トイレが使えないときに便利
車中泊でのストレスを軽減するためにも、衛生面のケアをしっかり行える環境を整えましょう。
④ナプキンやタンポンなどの生理用品
女性の車中泊で欠かせないものが生理用品です。以下のアイテムを準備しておけば、車中泊中に生理になっても慌てず対処できます。
● ナプキン・タンポン:普段から使い慣れているものを準備
● 鎮痛剤:生理痛対策に
● 冷感シート:痛みや不快感を和らげるなどの生理用品が必須になります。
生理用品は、小分けのパッケージや携帯用ケースに入れて持ち運ぶと車内でもすぐ取り出せます。環境の変化で生理の日程がズレる可能性があるので、慌てず対処できるように事前に準備しておきましょう。
関連記事:【車中泊女子】車中泊で困ることや課題・おすすめアイテムを紹介
4.子連れの車中泊に必要な持ち物4選

子連れの車中泊では、子どもが安全かつ快適に過ごすために必要なものを揃えておきましょう。 ここでは、子連れ車中泊に必要な持ち物を4つの項目に分けて紹介していきます。
①快適に寝られる着替えや寝具・ブランケット
子どもは大人より体温調節が苦手で、夜間の寒さや暑さに敏感です。季節に合わせて着替えを多めに用意し、汗をかいてもすぐに替えられるようにしておきましょう。
また、車中泊では快適に眠れる寝具もポイントになります。クッション性のあるマットやエアマット、暖かいブランケットなど子どもが安心して眠れるアイテムを用意してあげましょう。
②お気に入りの遊び道具
長時間の車内では子どもが退屈になりやすいため、おもちゃや絵本などお気に入りの遊び道具を用意してあげましょう。
また、車外で遊べるボールやアウトドアグッズがあると、休憩時間やキャンプ地での遊びがより充実するのでおすすめです。アウトドアならではの遊びは、子どもにとってかけがえのない思い出の1つになるでしょう。
③ノンアルコールのウェットティッシュ・除菌グッズ
子連れの車中泊では、清潔が保てるアイテムが欠かせません。以下のアイテムを準備して、清潔を保てる環境を整えましょう。
● ノンアルコールのウェットティッシュ・除菌シート:子どもでも扱いやすく簡単に清潔を保てる
● 携帯用ゴミ袋:ゴミや汚れ物の処理に便利
● 携帯用手指消毒ジェル:手指の除菌が手軽にできる
車中泊で清潔を保つのは、健康維持に欠かせません。子どもの健康を守りながら車中泊を楽しむためにも、簡単に除菌できるアイテムを揃えておきましょう。
④ミルク・離乳食を作れる調理器具+ポータブル電源
赤ちゃん連れの車中泊では、ミルクや離乳食の準備が欠かせません。ポータブル電源があると電気ケトルなどの家電でお湯をすぐに沸かすことができ、車内でミルクや離乳食を作る際に非常に便利です。
保温ポットと併用すれば、いつでも温かいお湯が使えて夜間の授乳もスムーズに行えます。また、離乳食調理用の小さな鍋や容器、哺乳瓶洗浄グッズも忘れずに用意しましょう。
関連記事:車中泊も安心!サブバッテリーシステムより手軽なポータブル電源で電力不足を解消
5.季節ごとに車中泊に必要なものリスト

車中泊では、季節ごとに必要なアイテムが異なります。ここでは、季節ごとに車中泊では用意しておきたいアイテムを解説していきます。
●春の車中泊に必要なもの:花粉や寒暖差に注意したアイテム
春は暖かく過ごしやすくなってきますが、朝晩の寒暖差が大きいので体温を調整できるアイテムを用意しましょう。春の車中泊では以下のような持ち物がおすすめです。
①薄手のジャンパー
②パーカー
③薄手のブランケット
また春は、花粉症対策も必須。マスクや花粉除去スプレー、サングラスなど花粉から体を守るアイテムを用意しましょう。車内の花粉除去のために、空気清浄機や換気フィルターを設置するのも効果的です。
●夏の車中泊に必要なもの:暑さ対策に必要なアイテム
暑い夏の車中泊に欠かせないのが、熱中症対策です。ここでは夏の車中泊には欠かせない車中泊グッズを3つ紹介します。
①ベープマット
夏と言えば人にとって対策が必要になるのは「暑さ」と「虫(主に蚊)」です。暑いからと言って窓を開けていると、虫(蚊)が入ってきて刺されてしまい痒さに悶えることになる経験をされた方は多いのではないでしょうか。寝ていると耳元から聞こえる虫の音は、かなり不快感を感じてしまいます。
車内に蚊を侵入させない対策として。また、蚊が侵入してきたとしても殺虫対策のためにも、乾電池で動くベープマットを用意しておきましょう。また、刺されてしまったときの塗り薬も常備しておくことをおすすめします。
②扇風機
車内の暑さを凌ぐ方法として、手軽に準備できるのが扇風機です。スポットクーラーやエアコンがあればホントに快適なのですが、高価なため購入をためらう方もいらっしゃるはず。また、車内に置くにはかなりスペースを取ってしまうこともあり、扇風機がスペース的にも邪魔にならないため多くの方が利用されています。
おすすめはクリップ型扇風機です。アシストグリップに取り付けられるので、邪魔にならずピンポイントで望む場所に風を送ることができます。扇風機に望む機能としては、
・首振り機能
・リモコン機能
・風量調節機能
の3つとも付いていれば不自由なく扇風機を使うことができますよ。
関連記事:車中泊の最強おすすめ扇風機10選!用途に合わせて選ぶコツも解説
③冷感素材商品
暑さを和らげる効果のある冷感素材商品を身につけるのも、夏の車中泊を過ごすために必要なアイテムです。おすすめは、
・首掛けクールリング
・冷感タオルケット
・接触冷感敷きパッド
です。寝袋を使うと余計に暑さを感じてしまう場合、冷感素材の敷きパッドとタオルケットでカラダを冷やすと感じる暑さを軽減できます。扇風機と併用することで、熱中症対策にもなります。
また、車内温度の上昇を抑えるサンシェードやカーテンなど、暑さ対策に必要なアイテムを用意しましょう。
関連記事:【徹底解説】夏の車中泊暑さ対策に役たつ12の方法・注意事項・人気なアイテム
●秋の車中泊に必要なもの:寒暖差や結露対策に必要なアイテム
秋は昼夜の気温差が大きく、車内の結露も気になる時期です。寒暖差対策には、以下のようなアイテムを用意しましょう。
①フリース
②軽めのジャケット
③薄手のパーカー
結露対策には、窓に吸水性の良いタオルを置いたり、除湿剤を置いたりするのがおすすめです。また、秋は虫の活動がまだ活発な時期でもあるので、虫除けスプレーなどの防虫対策も忘れずに行いましょう。
関連記事:関東の秋を楽しめる厳選お出かけスポット9選!家族と楽しむ車中泊旅行も解説
●冬の車中泊に必要なもの:寒さ対策に必要なアイテム
冬の車中泊には、寒さ対策が必須です。ここでは車中泊で寒さを防ぐ対策グッズとして効果のあるものを3つご紹介します。
①充電式湯たんぽ
冬用の寝袋を用意したとしても、すでに冷え切ってしまったカラダを温めるには熱を帯びているものが必要です。それに、冷たい寝袋に入るのも気が引けますよね。
そんなとき、湯たんぽを寝袋の中に入れて寝袋を温めておくことで、快適に眠ることができます。また、冷え性な方は手足を温めるのに湯たんぽは最適です。普通の湯たんぽだとお湯が必要になるので、ここでは充電式の湯たんぽをご紹介することにしました。
②電気ひざかけ&ブランケット
カラダが冷えるのを防ぐために、電気ひざかけやブランケットでカラダを温めるのも寒さを防くことができます。ブランケットを肩にかけて、足はひざ掛けであたためると効果的です。
眠るときに寝袋の中に入れてもあたたかい状態で眠れるので快適な車中泊を過ごすことができます。ただ、低温火傷をする可能性もあるので、利用温度にはご注意ください。
③断熱効果のあるサンシェード
外気温の影響を防ぐため。車内の温度を外に逃がさないためにも、断熱効果のあるサンシェードは冬の車中泊には必要です。ちょっとした調理をしたときにガスを使った場合や、お湯を沸かしたときに出た熱を外に逃がしてしまうのはもったいないですよね。
車内全体を温めるものがない車中泊では、いかに熱を車内に蓄えられるかで快適さが変わってきます。寝る前にエンジンをかけてクルマをあたためておくと、断熱効果のあるサンシェードが熱を車内に留めておいてくれるので、寒さをかなり和らげることができます。
また、冬車中泊の寒さ対策では、下記アイテムも用意しておきたいです。
①厚手の寝袋や電気毛布
②ダウンジャケット
③フリース
④手袋
⑤ニット帽
⑥ネックウォーマー
⑦腹巻き
⑧カイロ
また寒冷地など、雪が多い地域では雪対策も必要です。スコップやチェーンを用意して、安全に車中が楽しめる環境を整えましょう。
関連記事:冬の車中泊を快適に!防寒対策グッズの電気毛布&ブランケット8選
6.災害時の車中泊で必要なものリスト

災害時の車中泊では、基本的な生活用品に加えて非常時に役立つアイテムも用意しましょう。とくに以下のようなアイテムを揃えておくと、災害時にも安心して過ごせます。
● 飲料水や非常食
● 携帯トイレ
● ウェットティッシュや除菌シート
● 寝袋
● 毛布やブランケット
● 懐中電灯
● 救急セット
● カセットコンロ
● ガスボンベ
● 衣類
● ヘルメット・防災頭巾
● ラジオ
これらの防災アイテムは、リュックにまとめて車のトランクや玄関などに置いておくと緊急時に取り出しやすいのでおすすめです。
飲料水や非常食は最低でも3日分、可能であれば1週間分備えておきましょう。女性の場合は、身を守るための防犯ブザーや生理用品なども準備しておくと万が一のときでも慌てずに対処できます。
子どもがいる家庭の場合は、オムツや粉ミルクなども用意。お気に入りのおもちゃや絵本も用意しておくと、長時間車内で過ごすことになっても子どもが退屈するのを防げます。胃腸薬や普段から飲んでいる常備薬なども用意しておくと、体調を崩してしまってもときでも安心です。
7.コスパ重視で快適に!車中泊におすすめの100均グッズ

コスパ重視で車中泊用のアイテムを揃えるなら100均グッズがおすすめです。ここでは、100均で手軽に入手できる車中泊グッズを紹介します。
①アルミシート・サンシェード:目隠しと断熱を両立
アルミシートやサンシェードは、プライバシーの確保と断熱効果を同時に実現する便利グッズです。夏の強い日差しを遮ってくれるので、車内の温度が上がりにくくなります。
また、車内の様子が外から見えにくくなるため、防犯面もバッチリ。設置も簡単で、折りたたみタイプなら収納場所を取らないのでおすすめです。
さらに、冬場の冷気対策としても効果的で、一年を通して車中泊の快適性を大幅にアップしてくれます。
②吊り下げ収納・小物ケース:整理整頓に役立つ
車内はスペースが限られているため、収納の工夫が快適に過ごすポイントとなります。100均の吊り下げ収納や小物ケースなら、ドアポケットやヘッドレストに取り付けて簡単に小物の整理が可能です。
スマホや充電ケーブルなどの散乱を防ぎ、必要なものをすぐ取り出せるのでストレス軽減にもつながります。軽量で持ち運びも便利なので、収納たっぷりで使い勝手のいいものを用意しておきましょう。
③ミニ・折りたたみ調理グッズ:簡単調理に便利
車中泊での料理には、100均で手に入る以下のようなミニ・折りたたみ調理グッズがおすすめです。
● ミニ鍋
● 折りたたみ式のまな板
● 携帯包丁
● 折りたたみ式ボウル
ミニ調理グッズなら限られたスペースでも使いやすく、キャンプ料理の幅が広がります。折りたたみ式は収納性が高く、持ち運びにも便利。できるだけコンパクトで、コスパの良い調理グッズを探している方にとくにおすすめです。
④ライト・携帯トイレ・衛生用品:災害対策としても活躍
災害時の避難生活でも役立つライトや携帯トイレは、100均で揃えられます。懐中電灯やLEDライトは、夜間の車内や外出時の必需品です。
携帯トイレは非常時のトイレ問題を解決し、衛生用品は清潔を保つために欠かせません。防災対策としても役立つので、手軽に買える100均で入手しておくのがおすすめです。
⑤手拭きシート・除菌グッズ:衛生管理に便利
車中泊で手洗いが難しい場面では、手拭きシートや除菌グッズが非常に便利です。100均で手に入るノンアルコールウェットティッシュや、除菌シートを食事前後や外出先での手指消毒用に準備しておきましょう。
100均アイテムはコンパクトなものが多く、携帯しやすいのもおすすめポイントです。
関連記事:災害時にキャンピングカーが役立つ理由とは?車中泊避難に最適な軽キャンも紹介
8.車中泊であると助かる便利グッズ6選
次に、車中泊をする際に、あったら助かる便利グッズを6つ紹介します。車中泊を実際に経験して「これは便利だった」と感じたアイテムを紹介していますので、準備するものとして参考にしてください。
便利グッズ1:長めの充電コード
車中泊をする際、就寝準備をして寝袋に入ったままスマホを触ることもあると思います。車のシガーライター電源からでも充電できるくらいの充電コードの長さがあると、とても便利です。
車中泊での自由を楽しむ時間は、できるだけ「不便さ」を感じずに過ごしたいものです。そのためにも、通常より長めのコードを用意しておきましょう。
例えば、軽自動車での車中泊の場合で考えます。シートを倒してマットを敷き、寝袋に入ります。その時に余裕のある長さで考えるなら2mくらいの充電コードがあれば余裕ですね。
関連記事:ポータブル電源で走行充電は可能?その方法や充電時間について解説!
便利グッズ2:クッカーセット&シングルバーナー
料理はキャンプや車中泊における醍醐味の1つです。クッカーセットやシングルバーナーがあれば、車内で簡単な料理も楽しめます。カセットコンロでも良いのですが、シングルバーナーの方がコンパクトに収納できるため、荷物がかさばらないためおすすめです。
例えば、お酒も用意して1杯やりながらおつまみを作りつつ食事を楽しむ。誰にも邪魔されない車の中で、自分だけの時間を過ごすのは、忙しく毎日が過ぎていく日常から解放されている感じがします。
ただ、ガスを利用するため換気には十分気を付けましょう。他には、
・周りに燃えやすいものを置かない
・安定したテーブルの上に設置すること
以上2点に注意してご利用ください。
便利グッズ3:充電式簡易ファン
充電式簡易ファンは夏場の車中泊には必需品となります。熱帯夜だと暑くて眠れないこともあります。そんな時に充電式簡易ファンがあれば暑さを和らげてくれる便利アイテムとなります。
夏場に車内温度を下げたい場合は、冷凍したペットボトル(1~2リットル)をファンの前に設置して、ペットボトルに風をあてておくことによって車内温度を下げることができます。
冷凍ペットボトルは溶けていくので、受け皿が必要となります。クッカーを利用すると持ち物を減らすことができますよ。
便利グッズ4:湯たんぽ
湯たんぽは真冬の車中泊をする際に便利なアイテムです。氷点下まで冷え込んだ寒さの中で眠るのはかなり厳しいですし、対策が必要となります。
・手足が冷えて眠れない
・寝袋がなかなか温まらない
時にはとても重宝します。
寝袋は真冬用(1800サイズ以上)を用意した方が良いです。それでも恐らく寒いと感じる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、寝袋の中に毛布を入れて、足元に湯たんぽを入れておくととても暖かいです。低温やけどを防ぐために、寝袋と毛布の間に湯たんぽを入れるのがポイントです。
便利グッズ5:保冷バッグ&保冷剤
車中泊をする前に、おそらく買い出しに行かれる方もいらっしゃるでしょう。特に夏場は食べ物が傷んでしまう恐れもあるので、保冷バッグと保冷材は欠かせない便利アイテムとなります。
1人分ならそんなに大きな保冷バッグも必要ありませんし、お酒とおつまみ、夕食の具材が入るくらいの大きさがベストです。保冷剤のほかに冷凍ペットボトルも数本用意しておくと、「充電式簡易ファン」で前述したように快適な車中泊を過ごすことができますよ。
便利グッズ6:マット
車中泊で快適な睡眠を確保するために、欠かせないのがマットです。クッション性の高いエアマットやフォームマットは、車の硬いシートや床の凹凸を和らげて体への負担を軽減してくれます。
折りたたみ式や空気で膨らませるタイプなら、収納も簡単で持ち運びやすいのでおすすめです。断熱効果のあるマットなら地面の冷気を遮断し、寒い季節の防寒対策にも役立ちます。質の良いマットを用意して、車中泊の疲れを解消しましょう。
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9.車中泊に必要なものに関するよくある質問
ここでは、車中泊に必要なものに関するよくある質問にお答えしていきます。
①軽自動車での車中泊を快適にするのに必要なものは?
軽自動車での車中泊はスペースが限られるため、効率的に快適さを追求した以下のようなアイテムを用意しましょう。
● コンパクトなエアーマットや折りたたみマット
● 保温性の高い寝袋やブランケット
● 吊り下げ収納や小物ケースで整理整頓
● 小型ポータブル電源・LEDライト
● 換気用の網戸やサンシェード
これらを活用すれば、軽自動車の限られた空間でも寝心地よく、安全で快適な車中泊が実現できます。車内環境を整えて、快適な車中泊を楽しみましょう。
②車中泊でいらないものを見極めるコツは?
車中泊でいらないものを見極めるには、以下のポイントを抑えましょう。
● 信用頻度が低いものは持ち込まない
● 多機能で軽量なアイテムを優先する
● 代替できるものは減らす
● スペースを圧迫しないかを考慮する
車中泊はスペースが限られているため、必要最低限のものだけを持ち込みましょう。また、できるだけコンパクトで収納場所を取らないアイテムを選び、車内を圧迫しないようにするのも快適に過ごすコツです。
まとめ:車中泊時お巡りさんの職務質問には気を付けよう
車中泊を快適に過ごすには、快適に過ごせる環境を整えるのがポイントです。安全性や快適性、防犯性を意識したアイテムを揃えて車中泊を楽しみましょう。
車中泊をより快適に楽しみたいなら、持ち運びやすさ抜群の「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源です。調理家電で簡単で美味しい料理を堪能したり、温かいコーヒーを淹れて車内でのんびり過ごしたり、「Jackery」のポータブル電源を相棒に車の旅へ出かけてみてください。
