1.東京で雪はいつから降る?降りやすい時期と今年の雪予想

東京で雪が降りやすい時期は、気象庁の平年値から把握できます。押さえておきたいポイントは次の3つです。
● 東京の初雪は平年1月3日で、雪の日の約7割は1〜2月に集中する
● 雪をもたらすのは本州の南を進む「南岸低気圧」で、上空の寒気と重なると平野部でも雪になる
● 2026〜2027年は暖冬の予想だが、南岸低気圧しだいで大雪になる可能性は残る
東京で雪が降り始める時期から解説します。
①東京の初雪は例年1月3日ごろ・雪は1〜2月に集中する
気象庁の1991〜2020年の観測データによると、東京で初めて雪が観測される「初雪」の平年日は1月3日です。1年間で雪が降った日数の平年値は8.5日で、そのうち1月が2.8日・2月が3.5日を占めます。また、雪の日の約7割が1〜2月に集中しています。
ただし年による時期の差はあり、観測史上もっとも早い初雪は1900年の11月17日でした。直近2回の冬は、2024年12月19日と2026年1月2日に初雪を観測しています。
そのため、12月のうちから雪への備えを始めておくと慌てずに済むでしょう。
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 平年値(年・月ごとの値)
参考:東京管区気象台「東京の初雪」(2026年1月2日)
②東京で雪が降るのは「南岸低気圧」が通るとき
東京に雪を降らせる主な原因は「南岸低気圧」です。南岸低気圧は、本州の南の海上を東や北東へ進む低気圧を指します。
冬の東京は西高東低(西に高気圧・東に低気圧がある状態)の気圧配置になりやすく、乾いた晴れの日が続くのが特徴です。南岸低気圧が近づくと湿った空気が流れ込み、地上付近まで十分に冷えている場合には雪が降ります。
ただし、低気圧の進路や気温がわずかに変わるだけで雪ではなく雨になる場合もあるため、降雪の予測は難しいです。
③2026〜2027年の冬に東京で雪が降る可能性
気象庁が2026年9月18日に発表した「寒候期予報」では、12〜2月の平均気温は東日本で平年より高い見込みです。
2026〜2027年はエルニーニョ現象の影響で暖冬が予想されていますが、東京でも雪が降る可能性があります。エルニーニョ現象とは太平洋赤道域の海面水温が平年より高くなる現象のこと。日本はエルニーニョ現象の影響を受けると暖冬になりやすいです。
ただし、暖冬でも東京に雪が降らないとは限りません。昨冬(2025年12月〜2026年2月)は、全国の冬の平均気温が統計開始の1898年以降で5番目に高くなりました。しかし、東京では2026年2月8日に5cmの積雪を観測しています。
2026〜2027年の冬も、南岸低気圧の接近や寒気の影響によって雪が降る可能性もあります。
参考:気象庁「季節予報 解説資料(寒候期予報)」
参考:気象庁「2026年冬の気候系の特徴について」
関連記事:暖冬でも大雪が降るのはなぜ?起こりえる5つの災害や大雪対策も解説
2.東京で雪が降った日は?積もる?2025年・2026年と過去の記録
東京の雪は年ごとの差が大きく、記録的な大雪に見舞われた年もありました。直近の降雪と過去の記録をまとめると次のとおりです。
● 2025年と2026年はそれぞれ2日ずつ積雪を観測し、最大は5cmであった
● 東京の積雪の最高記録は1883年2月8日の46cmで、近年も2014年に27cmを観測している
● 1年で最も深く積もる雪の平年値は6cmで、ふだんの冬は数cm程度が目安である
東京のふだんの冬の雪と、まれに起きる大雪の違いを解説します。
①2025年・2026年に東京で雪が降った日
気象庁の観測データによると、2025年と2026年に東京で雪が積もった日は4日です。降雪はその日に新しく積もった雪の深さを、最深積雪は地面に残った雪の深さの最大値を示します。天気のようすの欄では、雪に雨やみぞれが混じっていたかもわかります。
下の表は、4日分の観測結果をまとめたものです。
|
日付 |
降雪(cm) |
最深積雪(cm) |
天気のようす |
|
2025年3月4日 |
1cm |
1cm |
昼にみぞれ、夜は雪のち雨 |
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2025年3月19日 |
1cm |
1cm |
晴れ時々雨で一時雪、雷・ひょうを伴う |
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2026年1月2日 |
1cm |
1cm |
夜に雪とみぞれ(初雪) |
|
2026年2月8日 |
5cm |
5cm |
前夜から雪が降り続く |
4日とも積雪は5cm以下で、うち3日は雨やみぞれが混じっていました。このほか2026年1月29日の夜や2月7日にも、積もらない程度の雪が観測されています。東京では降っていた雪が雨に変わったり、雨が雪に変わったりしやすいのが特徴です。
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 2026年1月(日ごとの値)
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 2026年2月(日ごとの値)
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 2025年3月(日ごとの値)
②東京の積雪の最高記録は1883年の46cm
東京で観測された積雪の深さの最高記録は、1883年2月8日の46cmでした。積雪深の歴代上位7位に入る記録は、いずれも1970年より前に観測された値です。
しかし、近年も大雪は起きており、2014年2月15日には27cmの積雪を観測しています。1日に降った雪の量でも、2018年1月22日の23cmは歴代6位の記録です。
記録的な大雪は、今の東京でも起こる可能性があります。
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 観測史上1〜10位の値
③東京で雪は何センチ積もる?最大6cmほどが多い
東京で1年のうち最も深く積もる雪の平年値は6cmです。1月と2月の最深積雪の平年値はどちらも3cmで、ふだんの冬は数cm程度にとどまります。2026年2月に観測した最大5cmも、平年並みの範囲です。
ただし6cmは30年間の平均値であり、2014年や2018年のように20cmを超える年も含まれています。東京の積雪は数cmが目安ですが、大雪の年に備えて対策しておくと安心です。
参考:気象庁「過去の気象データ検索」東京 平年値(年・月ごとの値)
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3.東京の雪の様子を今すぐ調べる方法(現在・リアルタイム)
雪の日は数時間で状況が変わるため、最新の情報をこまめに確認するのがおすすめです。以下のような気象庁の無料サービスを使えば、スマートフォンから積雪状況や降雪予報を確認できます。
● 気象庁「今後の雪」では、現在の積雪・降雪量と6時間先までの予想を地図で見られる
● 雨雲レーダーで雪雲の動きをつかみ、大雪注意報・警報で災害の危険度を判断する
それぞれの情報の見方を解説します。
①気象庁「今後の雪」で積雪と降雪の予想を見る
気象庁の「今後の雪(降雪短時間予報)」は、積雪の深さと降雪量を地図上で確認できるサービスです。
現在の積雪・降雪の状況に加えて6時間先までの予想を1時間ごとに表示するため、いつ・どこで・どれだけ積もるかがひと目でわかります。
②雪の降り方は雨雲レーダーと注意報・警報で確認する
雨や雪を降らせる雲の動きを確認するには、気象庁の「雨雲の動き」が役立ちます。雨雲の動きは降水の強さを地図上に表示するサービスで、1時間先までの予想を5分ごとに確認可能です。ただし、雨と雪の区別はできないため、雪の予想は「今後の雪」もあわせて見るとより正確な情報が得られます。
あわせて大雪注意報・大雪警報も確認してください。注意報は災害が起こるおそれがあるとき、警報は重大な災害が起こるおそれがあるときに発表されます。お住まいの地域に大雪警報が出たら、不要不急の外出は控えましょう。
参考:気象庁「雨雲の動き」
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4.東京で雪が降ると何が起きる?交通・生活への影響

雪に慣れていない東京は、数cmの積雪でも都市の機能が乱れます。2014年2月の大雪などの事例から、起こりやすい影響をまとめました。
● 鉄道は運転見合わせや駅の入場規制が起き、道路ではスリップによる渋滞や立ち往生が発生する
● 2014年2月の大雪では東京電力管内で延べ約159万戸が停電し、都内の携帯電話基地局も一部で機能が停止した
● 雪のニュースが大きく報じられるのは、少しの雪でも通勤・通学する多くの人に影響が出るためである
大雪の影響を知っておけば、雪の日の行動を前もって決めておけます。具体的な対処法と合わせて解説します。
①電車の遅れや高速道路の通行止めが起きやすい
東京で雪が降ると、まず影響を受けるのが鉄道です。降雪時は運転休止やダイヤの乱れ・駅の入場規制などが起こりうるため、東京都防災ホームページでも注意を呼びかけています。また、道路では冬用タイヤを着けていない車がスリップし、渋滞や立ち往生の原因になりやすいです。
2024年2月5日の大雪では東京都心の積雪が8cmでしたが、2日後の7日昼の時点でも首都高速道路の8路線56区間が通行止めのままでした。雪の日は車での外出を控え、やむを得ず運転するならチェーンを早めに着けましょう。
参考:東京都防災ホームページ「降雪時の行動のポイント」
参考:東京都防災ホームページ「大雪への事前の備え」
参考:国土交通省「令和6年2月5日からの大雪への対応について(第4報)」
②停電や携帯電話のつながりにくさなど暮らしに影響が出る
大雪は電気や通信にも影響を及ぼします。内閣府の資料によると、2014年2月14日から16日にかけての大雪では東京電力管内で延べ約159万3千戸が停電しました。
東京都内でも携帯電話の基地局の一部が機能を停止し、電話やインターネットにつながりにくい地域が発生。奥多摩町などでは自衛隊が派遣され、除雪や物資の輸送が行われました。
冬に停電が発生するとエアコンなどの暖房器具が使えなくなり、寒さで体調を崩す可能性があります。大雪による停電に備え、電気を使わずに暖を取れる防寒用品などを用意しておくと安心です。
参考:内閣府 防災情報のページ「平成26年(2014年)豪雪について(18報)」
あわせて読みたい:大雪による停電に備えよう!絶対に用意すべき10の対策アイテムを紹介
③東京の雪のニュースが「うざい」と感じるのはなぜ?大騒ぎになる理由
数cmの雪で毎回大騒ぎしすぎだと感じる方もいますが、東京の雪の日は平年で年8.5日しかなく道路や鉄道は雪国ほど雪への備えが整っていません。
冬用タイヤや雪道用の靴を持っていない人も多く、少しの積雪で転倒や事故が増えてしまいます。さらに電車で通勤・通学する人が多いため、運転見合わせの影響は大きいです。
5.もしもの東京の大雪に備えてやっておきたいこと5選

東京の大雪は数年に1度ですが、備えをしておけば雪の日の過ごしやすさは変わります。大雪に備え、事前に取り組んでおきたい対策は次の5つです。
● 雪の予報が出たら早めに食料を買い、不要不急の外出を控える
● 雪道は小さな歩幅で靴裏全体を地面につけ、滑りやすい場所を避けて歩く
● 雪かきはヘルメットや滑りにくい靴を身につけ、必ず2人以上で取りかかる
● 停電で暖房が止まっても過ごせるよう、毛布やカイロなどを用意しておく
● 長引く停電に備え、電気毛布や照明を動かせるポータブル電源を準備する
どれも雪の予報が出る前に準備できるものばかりです。一つずつ解説します。
①雪の予報が出たら食料を蓄えて外出を控える
雪の予報が出たら、数日分の食料や飲み物が十分にあるか確認しましょう。東京都防災ホームページでも、雪に備えて早めに食料を備蓄し外出を控えられるよう準備することを呼びかけています。雪が降り始めると道路の渋滞や物流の遅れが発生し、買い物が難しくなるため注意が必要です。
食料はカップ麺やレトルト食品だけでなく、パンや缶詰など加熱せずに食べられるものも用意しておくと停電時にも役立ちます。普段から数日分の食料を備蓄し、雪の予報が出た段階で不足しているものを補充しておいてください。
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②雪道は小さな歩幅で靴裏全体をつけて歩く
雪の日にやむを得ず外出する場合は、滑りにくい靴を履き雪道に適した歩き方を心がけましょう。歩幅を小さくして、靴底全体を路面につけるように歩くことがポイントです。特に次の場所は、見た目以上に滑りやすいので注意してください。
● 横断歩道の白線の上
● 駐車場やガソリンスタンドなど車が出入りする歩道
● 人に踏み固められたバスやタクシーの乗り場
● 坂道(特に下り)
滑りやすい場所では歩くスピードを落とし、手すりがあればつかまって歩くのがおすすめです。転んだときに備えて帽子や手袋を身につけ、両手を空けておくとけがを防げます。
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③雪かきはヘルメットを着けて2人以上でする
積もった雪は夜の冷えこみで凍り、翌朝はさらに滑りやすい状態に変わります。雪かきは、雪がやわらかいうちに済ませるほうが簡単です。
雪かきをする際は滑りにくい靴や手袋を着用し、無理のない範囲で作業してください。屋根の雪下ろしなど高所での作業は特に危険です。ヘルメットをするなど安全対策を徹底し、1人での作業は避けてください。スコップは雪が降る前に買っておくのがおすすめです。
また、晴れた日は屋根の雪がゆるんで落ちやすいため、軒下には近づかないようにしましょう。
④停電しても暖をとれるグッズを用意しておく
冬の停電で困ることの一つは、エアコンなどの暖房が使えなくなることです。東京都も停電に備えて、暖をとれる準備をすすめています。用意しておきたいグッズは次のとおりです。
● 毛布・寝袋
● 使い捨てカイロ
● 厚手の靴下
● カセットコンロ(お湯を沸かして湯たんぽに使う)
どれもホームセンターや通販で手軽にそろえられます。ただしカセットガスストーブなど火を使う暖房器具は、一酸化炭素中毒を防ぐためにこまめな換気が必要です。
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⑤万が一の大雪・停電に備えてポータブル電源を準備する

停電が長引いたときにポータブル電源があると、寒い日も快適に過ごせます。ポータブル電源はコンセントや太陽光でためた電気で家電を動かせる、持ち運び可能な蓄電池です。大雪による停電中は、次のように使えます。
● 電気毛布を使い、寝るときの寒さをしのぐ
● LED照明をつけ、夜の室内を明るく保つ
● 電気ケトルでお湯を沸かし、温かい飲み物を用意する
● 冷蔵庫をつないでおき、停電中も食料を傷ませない
大雪による突然の停電に備えて、必要な家電を使えるポータブル電源を準備しましょう。
6.Jackery(ジャクリ)のポータブル電源で東京の大雪・停電対策をしよう

Jackery(ジャクリ)は7年連続で国内の年間販売台数・売上高No.1を達成しているポータブル電源メーカーです。Jackeryのポータブル電源は、東京の大雪・停電対策に次のような特徴があります。
● 小型から大容量まで幅広いモデルがそろっており、家族の人数や使いたい家電に合わせて選べる
● 約6,000回の充放電に対応する長寿命モデルもあり、万が一に備えた長期保管に向いている
● -20℃まで対応しているモデルもあり、気温が下がる冬場の停電対策に活用できる
さらに、ポータブル電源にソーラーパネルを組み合わせれば、停電が長引いても太陽光で繰り返し充電可能です。Jackeryのソーラーパネルは変換効率が最大25%と高いため、晴れの日が多い冬の東京なら効率よく電気をためられます。
大雪による停電に備え、Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルをセットで用意しておくと安心です。
まとめ
東京の初雪は平年1月3日ごろで、雪の日の約7割が1〜2月です。2026〜2027年の冬は暖冬傾向の予想ですが、南岸低気圧が通れば大雪になる可能性もあります。
東京では数cmの積雪でも交通が乱れ、大雪になれば停電のおそれも出てきます。食料や防寒グッズに加えて電源の備えも欠かせません。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源があれば、停電中も電気毛布や照明を使えるため寒い日も乗り切れます。本格的な冬が来る前に、今日から大雪への備えを始めましょう。